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Aの極錐をplcn(A)と表記するとplcn(plcn(A))⊃Aの証明は?
KをR(:実数体)の一つの部分体とし,K上のn次元縦vectorの空間をK^n,n次元横vector の空間をK_nと表す事にする。 A⊂K_nに於いて plcn(A):=∩[u∈A]{x∈K^n;ux≦0}と定義し,Aの極錐と呼ぶ。 [命題]plcn(plcn(A))⊃Aが成り立つ。 がなかなか示せません。 どのようにして示せますでしょうか?
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その定義では,A ⊂ K_n の極錐は定義されていても B ⊂ K^n の極錐は 未定義です.まあ自然に,縦横入れ替えたものだと思います. この命題は plcn(A), plcn(plcn(A)) を書き下せば自明です. 任意の u ∈ A に対し u ∈ plcn(plcn(A)) を示します. まず,plcn(A), plcn(plcn(A)) を書き下すと plcn(A) = ∩[u∈A] { x ∈ K^n; u x ≦ 0 } plcn(plcn(A)) = ∩[x∈plcn(A)] { v ∈ K_n; v x ≦ 0 } となります.二つ目の式で ∩ されてる式の中に, u ∈ A が入っていることをチェックすれば十分です. 実際,任意の u ∈ A は,任意の x ∈ plcn(A) に対して u ∈ { v ∈ K_n; v x ≦ 0 } を満たします(x ∈ plcn(A) の定義).よって ∩[x∈plcn(A)] しても u ∈ ∩[x∈plcn(A)] { v ∈ K_n; v x ≦ 0 } となるので u ∈ plcn(plcn(A)) です.
お礼
どうも有り難うございます。 定義どおりやっていけば証明出来るのですね。 ちょっと気がつきませんでした。