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「きっと」、「おそらく」、「たぶん」

 日本語を勉強中の中国人です。  「きっと」、「おそらく」、「たぶん」の違いは何でしょうか。あるいは質問の聞き方をちょっと変えさせていただいて、推量することに対して、話者はそれぞれどれぐらいの自信度を持っているのでしょうか。また、この三つの言葉の後ろは普通「だろう」と呼応する必要があるのでしょうか。  質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ有難いです。よろしくお願いいたします。

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  • Parismadam
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回答No.1

はじめまして。 ご質問1: <推量することに対して、話者はそれぞれどれぐらいの自信度を持っているのでしょうか。> 1.自身度・実現可能性度、の高さは 「きっと」→「おそらく」→「たぶん」 の順に高くなります。 2.例文 (1)「彼は、きっと、試験に合格するだろう」 合格する確率は90~100% (2)「彼は、おそらく、試験に合格するだろう」 合格する確率は60~90% (3)「彼は、たぶん、試験に合格するだろう」 合格する確率は50~70% となります。 3.いずれも話し手の主観(subjective opinion)によります。 ご質問2: <この三つの言葉の後ろは普通「だろう」と呼応する必要があるのでしょうか。> 必ずしも、ではありません。 1.推量の助動詞「う」が使われないこともあります。 2.その場合は、確信度が強まります。 例: 「彼はきっと試験に合格する」 確信度99~100% 「彼はきっと試験に合格するだろう」 確信度90~100% 3.また、推量の助動詞を使わないで、断定で言い切る用法は、話し手の「強い願望」が込められる場合があります。つまり、可能性はそれほどなくても、「そうであってhしい」「そうでなければならない」という強い願望が込められる場合です。 例: 「彼はきっと試験に合格する」 と言った場合、たとえ合格率は本当は少なくても(可能性がなくても)、合格して欲しい、という願望が強ければ、そのような言い方をすることはあります。 また、そう言い聞かせることも、心理的にやる気をアップさせ、可能性がなかったのに合格する、ということもあり得ます。一種のモチベーション作戦です。 4.他の「おそらく」「たぶん」も同様で、「だろう」を呼応させないで断定の「だ」だけで呼応させることも可能です。その場合、確信度・可能性が高まります。 5.「きっと」などの場合は、願いを強調するために、「~と信じている」「~するものと信じている」といった表現も使われます。 例: 「彼はきっと試験に合格すると信じている」 ご質問3: 確信度99~100% 「彼はきっと試験に合格するだろう」 ご質問2: <質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ有難いです。> まったくありません。日本人かと思われるほど完璧な日本語です。 しいて言えば、「自信度」は「確信度」の方が適切ですが、間違いというわけでもありません。 awayuki_chさんはいつか「きっと」、完璧な日本語を話されます。(100%の断定(笑)) 以上ご参考までに。

awayuki_ch
質問者

お礼

 はじめまして。とても分かりやすく三つの表現の違いを説明していただいてありがとうございます。これまで勝手に使っていました。「きっと~だろう」の「だろう」はあってはならないと教わりましたが、そうとは限りませんね。「確信度」のほうが「自信度」よりもっと自然ですね。私も「自信度」のところちょっと不自然かなと思いましたが、思いつける表現がなくて困っていました。応援の文は分かりやすい例文になっています。必ずがんばります! 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • suunan
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回答No.2

厳密な補足をしますと、 「だろう」は推量の意味を加えるのだから 元々推量の意味を含む文に加わると 全体の不確かさが増します。これが正しい。 ただし、「推量を表現するから〔だろう〕をつけるもんだ」と ぼんやりした考えでつけてしまう日本人も多い。 「~一見○○だ」が正しいのに「一見○○に見える」と 誤用するのと同類ですが、「一見」のケースは誤用と はっきりわかるが本件の「だろう」ではわからないという 違いがあります。 いずれのケースも実用的に話が混乱することはありませんが、 構造は以上のとおりです。

awayuki_ch
質問者

お礼

 補足を入れていただいてありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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