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ホモロジー群
ホモロジー、ホモロジー群それぞれの意味って何ですか?(定義でなく) たとえばホモトピーだったら二つの曲線があって、一方を連続的に変形して他方に移せることをホモトープと言ったと思います。 そういう、定義的ではなく、直感的でわかりやすい解釈の仕方をご教授願います。
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大学で学んだ幾何学を元に回答してみます。 ホモロジーとは、その物体の「特徴」を表すものです。 よく出される例ですが、 ドーナツとビーチボールは、穴が開いているものと開いていないものなので、「位相的に」違います。 ビーチボールと卵は、中身が詰まっていないのと詰まっている違いがあり、「位相的」に違います。 世の中には無数の形があり、どの形と形を同じと考えていいか、 それを考える手段がホモロジーです。 具体的に書きますと、 ビーチボール(s^2)はホモロジーが(Z、0、Z)です 卵(B^2)はホモロジーが(Z、0、0)です。 違いますね。 このように、「違う」ということを数学的に明らかにできる考え方です。 【ホモロジー群の説明】 ホモロジーは、ひとつの形をどの次元で見るかで数字が違います。 上のビーチボールの例は 0次元ホモロジー群がZ 1次元ホモロジー群が0 2次元ホモロジー群がZ ということをあらわしています (これ以降はずっと0です) 少しかじっただけの学生ですが、参考になればうれしいです。
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- kabaokaba
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>ホモロジー、ホモロジー群それぞれの意味って何ですか?(定義でなく) あなたがホモロジー群をどのように習ったか, どのように理解しているかが結構だいじですが・・ ホモロジー群ってのは,対象となる空間を 「多面体に似たもの」に手当たり次第分割してしまって, それを,次元ごとにばらばらにして考えるようなものです. ただ分解しても無意味なので, ・「多面体に似たもの」から「その境界」を引っ張りだす操作 ・「多面体に似たもの」の向き を考えて, 境界どうしが「同じ」ものを「同じもの」とみなすことで 「多面体に似たもの」どうしの「つながり」を考える感じです. #向きを入れることで群とできることがトリック #本当は「多面体に似たもの」では多すぎるので #境界が「閉じている」ものに限定なんだけども詳細はパス 基本群は直接「閉曲線」が「縮む」かどうかを 考えるので,ある意味理解しやすいのですが,計算が一般には めんどくさいのに対して, ホモロジー群は「いいものに分割」して, それらのつながりを考えるという感じのもので, 定義が直感的ではない反面,計算しやすいことが多いのです. 他にも「コホモロジー群」「ホモトピー群」なんてのが有名です. #個人的には「コホモロジー群」が一番あちこちで顔を出す気がする
お礼
回答ありがとうございます。 慣れない身にとっては基本群の方が何倍も簡単に感じますが、計算はホモロジー群の方がしやすいんですね。 まあイメージは境界と向きと次元について考えればいいんですよね?
お礼
回答ありがとうございます。 ホモロジーおよびホモロジー群について直感的になんとなくですが理解できました。