- ベストアンサー
三十三が無限を意味する由来とは?
仏教の世界では三十三観音や京都の三十三間堂など三十三という数字は無限を意味するそうですが、その由来はなんですか?文献などがあれば、いちばん良いのですが・・・33=∞の根拠となるものがあれば教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 三十三観音・三十三間堂共に法華経の普門品(観音経)に説かれる観音菩薩の「三十三応現身」に由来しています。 観音菩薩が三十三の姿に変化してあらゆる衆生を救ってくれるというもので、日本ではそれを発展させて独自に三十三観音を生み出すなどとても人気がありました。 では何故三十三に変化すればすべての衆生を救うことが出来ると考えられたかと言うと、一説にはヒンドゥーの世界観などを見てもわかるように、古代インド人にとって「三」は神聖な数字であると共に「多数」を意味するものでもあったということがあります。 ちょうど日本では「八」を用いた数字で「多数」をあらわすような感じだと言えばわかり易いでしょうか。 一つで「多数」を意味する「三」を重ねた「三十三」は数え切れぬほど多い、つまり無限をあらわすことになると言われます。
その他の回答 (1)
- ganesha_me
- ベストアンサー率24% (27/109)
下の方が書かれた補足になりますが、 バラモン中心のインドでは、 当時の世界観が「須弥山世界」として語られています。 世界の中心には四角い柱が通っていて、 その上に神の世界が層を連ねて存在する。 それが三十三層になっている。 トウ利天(Tra-yastrimsa)と云われています。 この辺りは「今昔物語」や「三国伝記」にも書かれています。 三千世界とか、古来インドの価値観は 「三」を吉とする起源が多かったのかも知れません。
お礼
仏教ってインドから渡ってきたものなんですね。 それで3を大切にするものが多いのですね。 なかなか奥が深いです。 ありがとうございます。
お礼
おお! すばらしい回答ありがとうございます。 3という数字に奥深さを感じました。 他にも諸説があるかもしれませんが、すっきりしました。 ありがとうございます。