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氏族社会、言語

新石器時代、人類が定住を始める様になり、群れ(ホルド)から氏族社会に移行した訳ですが、そもそも、どうして人類は当初氏族社会ではなかったのですか?普通に考えると、家族と生活するのは当たり前のことだと思うのですが。何を契機にバラバラになったのでしょうか? また、その後、都市国家になり、氏族社会から部族社会になったということですが、ということは、今までの氏族集団は解散したのでしょうか?それとも、従来の氏族集団が他の氏族とも交わるようになった、ということでしょうか? 更に、当時は集団が違えば言葉も違ったわけですよね?ならば、都市国家はそれぞれ、バラバラの言葉を話していたのでしょうか?だとしたら、それを領域国家にする際には、支配国の言葉を強制的に話させていたのでしょうか? 以上長くなりましたが、ご回答宜しくお願い致します。

みんなの回答

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.1

群れ居るからと言って、家族単位とは限りません。現に類人猿でも家族を中心に群れを作る種族もいれば、ボス以外の男性は別に群れを作って行動する種族もいます。 家族で群れるにはそれなりに必要性があってのことです。 例えば家族で群れる必要性とは、原則的に経済性と安全性のことです。たとえば人類が道具を使うレベルであったなら、魚採りの道具を継承し使い方を子供に教えれば、自分が漁に出れなくなっても子供が養ってくれます。 このようなことが積み重なって、ある程度の集団が血縁関係でつながり氏族社会を作っていったのだと考えられます。このときの言語は共通のはずです。 氏族社会がうまくいって成長すると、ひとつの場所では人口を抱えきれなくなり、別の場所に移住する集団が生まれます。人口の発展と共にこのような集団が増え、地域社会を構成していったのだと思います。 ただここで、他の氏族と土地の争いが起こることがあります。 このような場合、話し合いで解決したこともあるでしょうし、戦争で相手の氏族を滅ぼして土地を乗っ取ることもあったでしょう。 若い男性集団だけが相手の土地に行って、結婚相手の女性たち以外はすべて殺すということも起こったはずです。 もちろん血縁関係でなければ、人ではありませんので、殺してもOKです。 このようなことが頻繁におき、別の言語が入り混じることにもつながって段々大きな地域で意思疎通が出来る言語が成立していったはずです。 この段階のどこかで、まったく違う地域、つまり越えられないと思っていた山の向こうから、全然別の種族が攻めてくるとか飢饉などの災害により、社会を高度に集積する必要が出てきます。そうしないとその地域社会の構成員の生活が成り立たなくなるからです。 このようにして都市国家が生まれます。都市国家は災害・戦争に備える能力を有しています。もちろん言葉もある程度の統一性があったはずです。そうでなければ都市国家を維持するために必要な経済・流通が成り立たなかったからです。 都市国家が成立することにより、人類の安全保障対策は一応のめどが立ったことになります。自給自足で永続的に発展できる環境が整ったからです。 この後、都市国家がさらに領域国家に発展するには、戦争と支配が必要であったでしょう。同盟とか中立した都市国家もあったはずです。 このレベルになると、もはや言葉の通じないところまで行って戦争するということもあったはずです。 支配されれば、当然支配者の言語を強制されたはずです。

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