PCR反応における、形質転換について
PCR反応における、形質転換効率と、組換えDNA作成による形質転換効率の度合いについての質問です。
今回の実験では、PCR反応をしていく上で、ベクターにDNA断片を挿入すると、ベクター上のβーガラクトシダーゼ遺伝子が破壊されるため、本来なら、この遺伝子の働きによってX-galという成分が破壊されてできるはずの青色の色素が合成されずに白色になる…とあるのですが、コロニーの色素がほぼ白色になっていました。
中にはコロニーの中心点にわずかながらですが青色がところどころのコロニーに点在し、どのような反応が起こったことでこのような反応になったのかがわかりません。
あるサイトでは以下のように記載されていたのですが、なんとなく理解できないので、詳しく解説してもらえたら助かります。
よろしくお願いします。
全部白(すべてに外来DNAが挿入され、形質転換もされている)
↑これは納得できます。
白と青(挿入されないものもあるがほとんどに外来DNAが挿入され、形質転換もされている)
↑形質転換されるときにベクターの反応が何らかの理由により形質転換されておきるものだと思います。
全部青(外来DNAは挿入されなかったが形質転換はされている)
↑これが一番のなぞです。うちの実験の解説では、X-gal(元は無色)をβーガラクトシダーゼが酵素活性することで加水分解しコロニーが青色に沈着するはずですが、いったいどういうことなのでしょうか?
そもそも、この実験では、ベクターを挿入することで白色のコロニー(組換え体)を生成することに焦点を置いているはずで、青色のコロニーを生成することに焦点を置いていません。ですから、外来DNAが挿入されていないから白色コロニーを生成できなかった、だから形質転換できていないはずなのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございました!!