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最前線でのドイツ陸軍将校の帽子姿
ドラマのコンバットなどを見ておりますと最前線でもドイツ軍将校は帽子姿で将校とはっきりわかる格好でピストルを撃ってるのですが、実際もそうだったのでしょうか?見た目将校姿ですと狙撃の的にされてしまうようにも思うのですが、ご教示ください。
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実際、ドイツ軍将校でも戦場では基本ヘルメットです。 ただし、師団長クラスまでで大将や上級大将、元帥(軍団・軍・軍集団 等の司令官)はあまりヘルメットはかぶりません。 なぜなら、砲弾や銃弾が飛び交う戦場に彼らが長時間いることは まれだったからです。そのような状況になったら彼らは真っ先に後方へ 移動します。 戦場で将校たちがヘルメットをかぶる理由は、砲弾や銃弾・爆風からの 頭部保護と、ご指摘の通り狙撃兵に狙われないようにするためです。 映画「戦争のはらわた」は、割合史実に忠実と言われてますが 大隊長が戦場に出撃するときに、帽子からヘルメットにかぶり換えて いるシーンがありました。実際そうだったでしょうね。 コンバットでの戦闘シーンのほとんどは、サンダース軍曹の分隊だけ がほんの数人のドイツ軍相手に戦っているところばかりですが 現実は数キロ四方にわたって数千人から数万人が一斉に戦闘を行うのが 戦場です。 映画「プライベートライアン」がそうですね。 そんなところで射程の短いピストルでは、あんまり役にたちません。 だいたいがピストルは護身用か非常用です。 1972年ベトナムでアメリカ軍が負けるまで、アメリカ映画での 戦争シーンのほとんどは、「嘘」「演出の都合」「勧善懲悪」 「いい加減な時代考証」です。 70年代終わりの「地獄の黙示録」ごろからようやくリアリティのある 戦争映画が作られるようになりました。 ですから、昔のドラマや映画には所々注意が必要です。 特にアメリカ製のものには。 でも、今の映画にも注意が必要ですが・・・。
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- komes
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戦線により相違があったようです。 西部戦線では人により軍帽を着用するケースもあったようです。 捕虜となった将校が軍帽をかぶっている写真をみた事もあります。 西部戦線では狙撃兵の活躍が少なかった影響かもしれません。 東部戦線では肩の肩章など将校を示すものは覆いをかけるなど注意する事は常識でした。武器も兵士と同様なものを携行するなど細心の注意を払いました。 アフリカ戦線ではヘルメットは重く、暑さで頭部が蒸れるため布製の戦闘帽を多用したようです。 狙撃兵の存在はありましたがそれ以上に環境の影響が利いたのだと思われます。 ピストルについては他のご回答のとうりです。
お礼
アフリカ戦線のロンメル将軍の帽子姿は印象に残ります。 そうですか、戦線によるのですね。さらには戦争初期か末期かにもよるかもしれませんね。逆に戦闘帽の独軍はコンバットではあまりお目にかかれなかったような気もします。 回答ありがとうございました。
- buchi-dog
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ドラマ「コンバット」などは見ていませんが、恐らく質問者様の言うようなことは現実にはなかったと思われます。また、「コンバット」は時代考証や兵器の設定がいい加減で、戦場帰りの人が見ると突っ込み所ばかりだったと聞いています。 1. 拳銃はあくまで護身用の武器で、歩兵のライフルには全く対抗できません。通常の戦闘で、将校が拳銃を撃つことなどありません。大日本帝国陸軍では、将校の拳銃は各人が私費で購入するもので「自決用」が主用途でした。過去に私が質問していますので参照してください。 日本陸軍将校の拳銃 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3168998.html 将校が拳銃で応戦するような状況になれば、既に陣地を破られて敵の包囲に陥り、捕虜になるか自決するかの二者択一という「最後の場面」です。東部戦線では、ソ連軍の捕虜になるよりも自決を選ぶドイツ軍将兵が多かったと聞いています。 2. 最前線では将校も兵士と同様にヘルメットを被っているでしょう。また、ソ連軍は多数の狙撃兵を養成して指揮官を狙い撃ちしていました。最前線に出る尉官クラスの前線指揮官は、兵士となるべく似た服装をして狙撃の的になるのを防いでいた筈です。狙撃で殺されるのは「犬死に」以外の何ものでもありませんから。
お礼
将校の拳銃の使用目的がとても参考になりました。 そういえば、独軍の将校帽もオーダーメードが多かったと何かで読んだ記憶もあります。 回答ありがとうございました。
お礼
確かに「戦争のはらわた」ではシュトランスキー大尉もブラント大佐も将校帽からヘルメットに換えてましたね。 回答ありがとうございました。