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日本陸軍将校専用車の車種について
戦時下の日本陸軍将校専用車の車種を知っている方が居れば、教えて下さい。
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戦前戦中の陸軍将校が使った乗用車は、一般の大型乗用車で当時の大型乗用車といえば外車、つまりフォード、ダッジ、ルノーなどの自動車を指します。たとえばルノーの六輪乗用車は座席が三列あり簡単にオープンカーとなる高級車で民間で所有していたものを徴用と称して買い上げていたものです。三十~四十年代のクラシックカーに詳しい方なら当時の写真を見れば詳しい車種が判ると思います。陸軍制式車輌としては九三式四輪や九三式六輪乗用車がありました。六輪は高級将校用の乗用車。野戦で使用するために4WDの自動車が求められ「くろがね」と呼ばれた小型車や九八式四輪起動車が開発されましたが、この部門の大量生産の余裕などなく、フィリピン占領時に大量に鹵獲したフォード乗用車が使い勝手が良かったということです。なんといっても当時の国産車は信頼性が低く、トラックも日産80型四輪自動貨車などはつねに故障に悩まされたのでシボレーの中古トラックのほうがはるかに歓迎されました。燃費、トルク、車体重量など全ての点で外車が勝っていたからでした。 ところで、既回答の質問「陸軍暗号将校」について、回答に誤りがあるので書かせていただきます。暗号係将校というのは通信係将校(通信掛)とはまったく別のものです。いわゆる「暗号掛将校」は、主に暗号電報を暗号文書をもとに解読するほか保管管理するのが職務で、軍司令部の場合、参謀部電報班に所属しました。歩兵連隊の場合、軍旗旗手が兼ねる事もあり連隊本部において厳重管理しました。したがって暗号掛将校は軍機密保持の重要な任務に就いた人で当然人柄が重要視されました。 史料=野元巳郎『大陸通信戦記』図書出版社85年 同書の70頁に「陸軍では通信兵と暗号兵は別である。人が違うばかりでなく、組織が違う」とあります。
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こんなページがありましたのでご紹介しておきます
お礼
有難うございます。
お礼
ありがとうございます。