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ベクトル空間の命題の証明

1.c(u-v)=cu-cv 2.任意の実数cに対してc0=0 3.(-c)v=-cv,c(-v)=-cv 上の命題について証明してみたのですが,あまり自信がないので,添削して下さい。よろしくお願いします。 以下証明 1.cv+c(u-v)=c{v+(u-v)}=cv  よってc(u-v)=cu-cv 2.c0=c(0v)=(c0)v=0v=0 3.(-c)v=(-c1)v=-c(1v)=-cv  c(-v)={c(-1)}v=(-c)v=-cv  

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回答No.1

ladyamatoさん、こんにちは。 Vをベクトル空間として、u,v∈V、0はゼロベクトルの意味で、0∈Vなのですよね。 まず、u-vの定義は、(u-v)+v=u となるようなものとして、1の証明はあっていると思います。 > 2.c0=c(0v)=(c0)v=0v=0 一番左の0がゼロベクトルで、0vの0が実数の0と解釈すれば正しいと思いますが、0=0v を示さなければ十分ではありません。 公理によれば、0はどんな x∈V に加えても、  x+0 = 0+x = x … (1) となるものなので、これにのっとって示さなければなりません。 別の公理より、(1)の各辺にcをかけ、c(x+0) = cx + c0、c(0+x) = c0 + cx が成立つことから、  cx + c0 = c0 + cx = cx が得られ、xが任意なので、cxはVのすべての元をとることができるから、0元の公理から、c0は0元になる。従って、c0=0 が成立つ。 ・・・というふうに考えます。 > 3.(-c)v=(-c1)v=-c(1v)=-cv -c(1v)=-cv は、きちんとかくと、(-c)(1v)=-(cv)を主張していることになり、そもそもそれを証明しなければならない問題です。 -cvとは何かというと、公理より cv + (-cv) = 0 になるものです。  0v = (c+(-c))v = cv + (-c)v ですが、任意の v∈V について、v = (1+0)v = 1v + 0v = v + 0v なので、0元の公理より、0v = 0 (零元)になります。 故に、(-c)v は 0 = cv + (-c)v になるものであり、-(cv) の定義により、(-c)v = - (cv) が成立ちます。 > c(-v)={c(-1)}v=(-c)v=-cv    最初の等号は、-v = (-1)v を使い、c(-v) = c((-1)v) = (c(-1))v より成立ちます。((cd)v = c(dv) という公理を使いました。) 最後の等号は上で示したものです。 従って、(-c)v=-cvが示せていれば、この行は良いと思います。

noname#129061
質問者

お礼

回答ありがとうございます。参考になりました。 -v=(-1)vは証明なしにつかってもいいのですか。

その他の回答 (3)

回答No.4

ANo.1です。 > -v=(-1)vは証明なしにつかってもいいのですか。 とのことですが、これは公理ではありませんが、そのすぐ上で、 > 故に、(-c)v は 0 = cv + (-c)v になるものであり、-(cv) の定義により、(-c)v = - (cv) が成立ちます。 と示していますので、それでc=1とおくと、 (-1)v = - (1v) = -v になるので、それを用いました。 一応、線形代数学の教科書をひっぱりだして、「ベクトル空間」の公理に基づいて説明してみました。

回答No.3

1は、1行目の右辺がcuの書き間違いですね。 Oはベクトル、0はスカラー v=(1)v=(1+0)v=1v+0v=v+0v ∴0v=O ←2の解答に必要 cv=c(v+O)=cv+cO ∴cO=O ←2 だから、 cv+(-c)v=(c-c)v=0v=O ∴(-c)v=-(cv) :3の前半 v+v'=Oなるv'=-vを使うと c(-v)+cv=cv'+cv=c(v'+v)=cO=O ∴c(-v)=-(cv) :3の後半 c(u-v)=c(u+v')=cu+cv'=cu+c(-v)=cu-(cv)=cu-cv :1 1u=u は使えるけど、-u=(-1)u などは、証明して使うようです。 スカラーの-1と、ベクトルの方向の-の意味を区別しておけば、 あまり気にする必要はないといえるのですが。

  • tarame
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回答No.2

証明のために既知としてよい事柄は、どのようなものですか? v+u=w⇔v=w-u 0v=o m(nv)=(mn)v (-1)v=-v  などはOKですか?

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