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特別償却の付表(二)の記載の仕方
8の償却方式と準備金方式の違いを教えてください。また、1000万円の機械で300万円計上しようと思っていますが、どちらの方法がよいのでしょうか?詳しく教えてください。この場合今期の損金が200万円ぐらいになります。
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償却方式=通常の減価償却に加えて特別償却をして取得期により多く減価償却費を計上する方式です。 準備金方式=通常の減価償却は行いますが、特別償却分は決算書上では減価償却を行わず特別償却分を特別償却準備金として純資産の部に計上します。特別償却分は別表四で減算されますが、次年度以降5年ないし7年で均等加算していくことになります。 特別償却制度はあくまで税務の世界だけの話ですので、企業会計上は特別償却の数字が入ると大きく配当可能利益を削ることになり、期間損益計算においてもアンバランスになることから大手では準備金方式をとっています。でもそんなことは関係ないよ、という零細企業ではとりあえず当期の税金が安くなればいいとか、来期以降利益があまり期待できないから当期の利益さえ圧縮できればいい、というような場合には償却方式のほうがいいかもしれません。(当期に多くの償却ができるということは、次期以降の減価償却費は少なくなるので利益の出ないときは赤字が減る) 特別償却をすると赤字になるということでしたら、準備金方式をとり、決算書上では黒字にしておき、税務申告書上では税金を出さないようにしてはどうでしょうか。
お礼
よく解かりました。ありがとうございます。