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時間 (哲学上の問題)
哲学では時間を出来事から構成する立場がありますが、その場合、どのようにして複数の出来事群の間に~より前。~より後、~と同時、の三つの関係を成り立たせることができるでのしょうか?
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個別の事象は個別の因果律がありこれは個別に独立ですから、それぞれの個別の間に因果律は存在しません。だからそれぞれが特別な因果律を作らない限り複数間の因果律は存在しません。 複数間の因果律を知るためには個々がネットワーク的な因果律を構成し結果としてマトリックスの因果律を求めることにより、先か後か同時かを決めるしかないですね。 簡単に言えば個別の間に必ず通信手段という因果律が介在しないと複数間の因果律は決められないということですね。 これは時間を導入しても同じことですよ。よその町であるいは国で起きたこと、個人に起きたことは独立事象ですから通信手段という因果律がない限り前、後、同時など知りようもないことですね。時間はその後の単なる一整理手段でしょう。
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- cyototu
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貴方の質問そのものを哲学的に分析する必要があります。 以前私が http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3279838.html の#4で書いて置いたように、時間の前後というものをカントの言う「分析的」(すなわち数学的)な概念として論じようとしているのか、あるいは、「総合的」(すなわち自然科学的)な概念として論じようとしているのかという哲学的な立場をはっきりさせる必要があります。 もし、分析的に論じようとしているなら、貴方の「時間」は貴方が感じているこの宇宙の時間とは関係がありません。 もし、総合的な概念として論じているならば、その答えは「熱力学の第2法則」すなわち「エントロピー増大の法則」によって時間の前後が決まります。 この法則は、古い物理学の立場では、物理系は時間と共に無秩序な方向に向かうという側面が強調されています。 しかし近代非平衡熱力学によって明らかにされたこの法則のもっと深い意味は、 「物理学の法則に従って部分系の中に自発的に構造が生まれるためには、系全体として無秩序が増大する方向に時間が流れていなくてはならない」 ということです。すなわち、全体系の無秩序への時間の流れが、部分系の秩序ないし構造の存在を保証しているということです。 このように時間の前後とは、この宇宙に現れる「構造」の根拠を論じる場合にのみ本質的な意味がある概念です。 アインシュタインの特殊相対論では、そのような「構造」に関する「複雑系」の概念や近代物理学におけるカオス等の「非線形力学」で論じる物理系については一切考察されていません。彼は相互作用の無い場合の極端に簡単な系での時間の前後とは何かという問題だけを論じています。ですから、アインシュタインの相対論の議論の中には、エントロピーなり構造なりについての「時間の前後」に対する最も本質的な視点が欠落しています。 したがって、相対論の知識のみではこの宇宙の時間の前後は語れないということです。 もし貴方が本気で、カントの言う分析的な意味ではなく、彼の言う総合的な意味での時間の前後について理解したかったら、その前提として物理学の基本法則と熱力学の第2法則の関係を理解するべきです。
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ご回答いただきありがとうございました。
答えではないですし哲学と物理学の区別も分からないのですが、複数の出来事というのが決められるならばそれらの間の因果関係から前後が決まるのではないですか。つまり因となることが先で果が後ということにすればそこに時間が成立すると思います。しかしこのような時間というのは独立した物体性はないというか精々説明だと思います。時間と空間という対空間のほうは素人の私は一応物体性があるように思います。やはり相対性理論などからの理解が望ましいのではないかと思います。通俗書による知識ですが因果関係についても時間と空間の対等性についても理論体系になっているようですから。
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ご回答いただきありがとうございました。
- sakusya
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(~より前) とある出来事を主体にした場合、その主体となった出来事と繋げて構成できるもの。あるいは、その主体になる出来事を生じさせる原因と考えられるもの。 (~より後) とある出来事を主体にした場合、その主体となった出来事と繋げて構成できるもの。あるいは、その主体になる出来事の原因と考えられるもの。 (~と同時) とある出来事を主体にした場合、その出来事と何の因果関係もないもの。あるいはその逆。 ところどころに矛盾がありますが、できることならスルーで。
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ご回答いただきありがとうございました。
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