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米国が沖縄以外で民家人がいる地上戦をしなかった理由は?
統治後の為、相手国の憎しみが少ないようにする戦略は当然と聞きました。アメリカは日本にどうやったのでしょう? これは自分で考えた推定です。戦争体験者がアメリカ兵が怖かった というのを聞いた事がなかったので、、、 1、民間人がいる地上戦をやるなら、その地域は全員殺す。見たもの逃 れたものは憎しみが大きい。地上戦は人が直接殺すのでえぐすぎ る。(沖縄) 2、空爆を行う。ほぼその地域は全員死ぬ。死なない者はいない。 なろべく夜間に行う。憎むべき存在をはっきりできない。 朝になれば死体を見るが、ほぼバラバラで身元もわからない。 肉親や知り合いかどうかわからないのがほとんど。 東京大空襲など つまり、戦後の日本人の多くはアメリカの空爆が怖かったという。 アメリカ兵ではない。またボロボロの肉親や知人の死を直接確認で きなかった。
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大東亜戦争における米軍は、戦争が終わった後は歴史に例がないほど寛大な勝者として振舞いました。何しろ、占領地に自分たちの使う物資を一切合財持ち込み、略奪も強姦もせず(一部に不心得者はいましたが、ごく一部です)、飢えている日本人に食料を供与までしました。満州や北朝鮮を占領したソ連軍の「人類史上最悪の略奪強姦虐殺を何のためらいもなく行い、降伏した日本軍将兵とその辺で捕まえた日本人男性をシベリアに拉致して奴隷使役、多数が餓死・凍死・過労死」とは天地の差でした。 一方、米軍は戦いが続いている間は「統治後の為、相手国の憎しみが少ないようにする戦略は当然と聞きました。アメリカは日本にどうやったのでしょう?」などということは特にやっておりません。 全国各都市への無差別焼夷弾爆撃は、少なくとも戦争中の日本民間人に「何でアメリカはこんな残虐なことを平気でできるのか」という怒りを覚えさせました。実際、アメリカの「都市への無差別焼夷弾爆撃」は当時の戦時国際法であるハーグ陸戦協定 「25. 防衛設備のない現住している町、集落、建造物への砲撃または攻撃は禁止される」 に違反しております。 http://ww1.m78.com/topix-2/hague.html これらの爆撃に参加したB29が撃墜されて米軍の搭乗員がパラシュート降下して日本側に捕らえられた場合、「非戦闘員虐殺」の罪で処刑された例が多くあります。これは、戦時国際法に違反するわけではないですが、日本の敗戦後には「捕虜虐殺」として戦争犯罪として責任者が裁かれてしまいました。これは日本が戦争に負けたからであり、法理論としてはおかしなことです。日本側に処刑された米軍搭乗員が非戦闘員大量虐殺を行っていたのは確かだったのですから。 さらに、日本が制空権を失い、硫黄島や敵空母から飛来する戦闘機が日本上空を飛び回るようになってからは、一般市民への機銃掃射が全く制限なく行われました。女性や子供など、どう見ても非戦闘員である人にも容赦なく行われました。当時15歳くらいだった佐々淳行氏(元警察官僚、危機管理評論家として著名) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%B7%B3%E8%A1%8C は、米軍戦闘機の機銃掃射に襲われ、危ない所を助かったことを回想しています。こういった機銃掃射は、「動物を狩る」のと同じ感覚で行われたようです。沖縄戦でも、逃げ惑う民間人への直接照準の艦砲射撃、砲撃や銃撃、機銃掃射が多く記録されています。 結論としては、質問者様の質問 「統治後の為、相手国の憎しみが少ないようにする戦略は当然と聞きました。アメリカは日本にどうやったのでしょう?」 は 「アメリカはそんな配慮はしていません。戦争中は日本の都市を無差別空襲で焼き尽くし、面白半分で非戦闘員を機銃掃射していました」 と回答することになります。 ただ、アメリカ軍は沖縄やサイパン等で「降伏した非戦闘員」はきちんと保護しています。これは評価すべきと思います。
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日本人がアメリカ人に対して憎しみが少ないのは、何か民族性みたいなのもあるのかもしれませんが、鬼畜米英と言っていたのは戦時中だけで、戦前は別に嫌ってなかったからという説があります。 日米開戦前、良家の子女やエリートの人々は英米にも留学したりしていましたし、画家たちはフランスに勉強に行ってましたし、日本の都会ではジャズを演奏したりダンスホールがあったりもしたわけです。。。 少年少女や若年層は別として、大人はある程度それ以前の世界を知っていたので、「骨の髄まで」というのはなかったんじゃないでしょうか。 もちろん人によるとは思いますが。 とはいえ。 >戦争体験者がアメリカ兵が怖かった >というのを聞いた事がなかったので、、、 「アメリカ兵が来たら男も女もエライ目に遭う」と散々聞かされていたようなので(だから沖縄でもサイパンでも自決者多数だったのでしょう・・・・)、実際に占領されてみたら予想ほどでなかったというギャップもあったのかもしれません。 でも機銃掃射とかね、ああいうのは十分怖かったみたいですよ。 米軍機が、操縦士の顔が見えるほど低く飛んできたという話もちらほら読みます。 B29=アメリカ軍なんだから、憎むべき存在ははっきりしてます。 米軍が沖縄以外で地上戦をしなかったというのは、他の方もおっしゃるように一番最初に上陸したのが沖縄だったからでしょう。 グアム、サイパンなど日本に近いところに拠点が出来れば、そこからまず攻略しやすいところを目指すでしょうから。 >地上戦は人が直接殺すのでえぐすぎる。 日本本土には上陸しないまま戦争が終わったにせよ、他の場所ではあちこち上陸してます。 南洋の島々とか、ノルマンディとか。 えぐいなんて何を今更でしょう。 航空機による爆撃や遠隔の攻撃なんていうのは近代~現代の戦争で、昔からあるのが地上戦です。 古代の地上戦は槍とか投石器であって大量の爆薬なんかはなかったでしょうから、近代戦ほどえぐくはなかったかもしれないですけど。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6#.E8.BB.8D.E4.BA.8B.E7.9A.84.E5.81.B4.E9.9D.A2
お礼
ありがとうござます。 ただ、家族をなくした人がうーーん。 全体的には、あの戦争は防衛戦争と侵略戦争の両面があると 思うんですけど、一般の方にとっては、世界情勢を知らないので 大東亜、鬼畜米兵と言われても、 実際はアジアを侵略した。アメリカはやさしくかったでは 戦争した理由がなくなって、日本がした戦争を恨むしかなかったんでしょうかね。 また、欧米諸国からの防衛の面を知っていても、実際の統治が米軍を おいて、アジアの覇権を狙う形になりましたからね。 結果論ですが憎しみにくいんでしょうかね、、
- chokmah
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No.2です 「アメリカがやめさせてくれたように」 というのは違います。 昭和史を勉強していけばアメリカがどれだけひどいかわかります。 民主主義は大戦前から日本に存在していました。 他の方の意見も見ていて、No.5さんが詳しいようなので説明していただければうれしいです(投げていいのか・・・)
お礼
わかりました。 ありがとうございます
- komes
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戦争中のアメリカは日本に対し「憎しみを少なくする」というような配慮は全く持っていませんでした。 戦争体験者が「アメリカ兵が怖かったというのを聴いたことがない」というのは恐らく60歳以下の方か全く戦争を体験していない人だと思います。 総力戦というのは前線も銃後もない戦争です。 内地にあっても空襲で逃げ回り、艦載機の機銃掃射で死亡した人は地上戦と同様です。 確かにアメリカ兵を身近に見ることはなかったかも知れませんがB29や艦載機を操縦していたのはアメリカ兵です。 アメリカは兵士の損害を最小限度に抑える戦略だったから肉薄戦闘を極力避けただけです。 確かにアメリカの戦後の宣撫工作は巧妙で日本人は戦後の認識のギャップに戸惑いましたが・・・
お礼
ありがとうございます。 確かに鬼畜米兵ですからギャップを感じますよね。 アメリカの雑誌は日本兵のガイコツを少女が見ながら、 アメリカ兵に手紙を書いていたりしているのに、 現実はやさしいですからね。 統治後は戦略ですね。 悪い人というわけではないですけど、彼らは仲間を殺されていますからね。気持ちの切り替えはすぐできないでしょう。
- Tacosan
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沖縄での戦闘が終わったあとでは, おそらく互いに地上戦を避けたかったんだと思います. アメリカ側としてみれば, その気になれば日本全土を焦土にできたわけなので「自分たちの被害を最小限に抑えたい」という気持ちがあったんでしょう. 「日本側の被害」についてはさほど考えていなかったという気もしますが (というか, 「日本側の被害」まで本当に考えていたら原爆を落とすのはちょっと変). 日本側では, 「国体の護持」という観点からアメリカ軍の上陸を嫌っていました. 実際, 本州を含めた全土での地上戦に持ち込むという案もあったらしいんですが, 昭和天皇が拒否しています. 特に, 伊勢湾に侵入されるのを恐れていた節があります. というのも, 伊勢湾に入れば伊勢・熱田の両神宮は目と鼻の先であり, そのいずれにも三種の神器が納められています. つまり, 「伊勢湾に入ったアメリカ軍が三種の神器の 2つまでを抑える」ことを恐れたわけです.
お礼
なるほど、 ありがとうございます。
- chokmah
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「米国が沖縄以外で地上戦をしなかった」のではなく着上陸したはじめの土地が沖縄であった、のではありませんか? 日本は海に囲まれています。 そして航空機というのは航続距離が限られています。 よって、高速道路の途中途中にあるガソリンスタンドのように中継地点が無ければ目的地にたどり着けません。 空母があれば飛距離を伸ばすことができますが、その空母も補給のためにやはり中継のためのポイントが必要になります。 そのためにターゲットとされたのが沖縄です。 東京大空襲は、サイパン島が陥落していたので、米軍はそこを足がかりに空爆しました。 日本に着上陸するというのは戦争の最終段階です。 今の日本がアメリカに追従姿勢で何ら憎しみが感じないように見えるのは、戦後GHQによるひどい言論統制をしかれ、いつの間にか真実を日本人自体が忘れてしまったからです。 なのでアメリカは日本に対し、「憎しみが少ないようにする戦略」などというものは戦時中とっておりません。
お礼
アジアへの侵略行為ですね。日本が悪い事したけど、 アメリカがやめさせてくれたように、したようですね。 そして民主主義などのエサ。 原爆受けて、アメリカより日本をせめるのはおかしいですよね。 理屈より、殺されたことへの怒りの方が強いのはずなのに、、、、
- AYSM
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後半の内容については何を答えれば良いかよくわからないので、前半に回答します。 米国が沖縄以外で民家人がいる地上戦をしなかった理由は、日本軍の「沖縄では軍人兵士が民間人の格好をして、民間人になりすまして不意打ちで戦え」という命令がアメリカに伝わってしまったからです。 アメリカ軍が上陸する確率が一番高かったのが沖縄だったので、本土などの他の場所にはそのような命令は出なかったのだと思います。なので1の考えはちょっと違う感じです。まず、アメリカはこれ以上敵にも味方にも犠牲を増やしたくないと考えていたようです。
お礼
なるほどありがとうございます。 それにしても、なぜ日本人はアメリカ人に憎悪が少ないんですかね。 私もあまりもってないんですけど。 戦争に対してはありますけど。 空爆だと人に対しての憎悪がないんですかね。 アメリカに攻撃を始めたのは日本ですけど、それに非があると考えても 人が死ねば、アメリカ人に憎しみがあるとおもうんですけど。
お礼
参考になりました。 ありがとうございます。 アメリカの統治は肯定できるところは多々ありますけど、 米軍置かれて、多くの人が日本人の為にアメリカが守ってくれると思っていますからね。アメリカの利益の為に日本を守る事はあっても、 日本人の為に日本を守ることはしないですよね。