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素数の集合
初質問です。失礼致します。 検索はかけたのですが見つからなかったのでよろしければ回答お願い致します。 Q.素数の集合があり、集合に含まれる素数の数は5個以上で、また同じ素数が2個以上含まれているかもしれない。 集合に含まれる素数の総和はxになり、すべてをかけると87.5×xになる。 この時xはいくつか? 友人から聞いたのですが灘中の入試で出たらしいですね。 文系ですが当方大学生…小学生でこういうのできちゃう人がいるんですね…
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2×(5つ以上の素数積)=175x=5×5×7×xより、 5つ以上の素数について、5、5、7の素数が含まれなければならない といえる。 この時点で、5つ以上の素数のうちの3つは5、5、7である事が分かる。 これにより、 2×(2つ以上の素数積)= x (2つ以上の素数和)+17= x となる事から、 2×(2つ以上の素数積)=(2つ以上の素数和)+17---(1) となる。 ここで、(2つ以上の素数積)≧(2つ以上の素数和)である事を 示す。まず注意したいのは、2つ以上の素数積において、掛けた数はいずれも2以上であるという事です。(なぜなら1は素数でないからである。) この事を踏まえ、まず、 A、B(A≧B≧2)とおくと、 A×B=A+…A(AをB回(B≧2)足す)≧A+A(Aを2回足す)≧A+B(A≧Bより、AとAを足した値よりも超えることはない) である事から、A×B≧A+Bである。 次に、A、B、C(A≧B≧C≧2)についても、上記を利用すれば、 A×(B×C)≧ A+(B×C)≧ A+(B+C)となるので、 A×B×C≧A+B+Cである。 4つ以上の積和(ただし、2以上の整数)の場合も以上の繰り返しとなるので、積≧和である事がいえる。 そして、(1)式については、 (2つ以上の素数積)+(2つ以上の素数積)=(2つ以上の素数和)+17と書き改めることが出来る。 ここで、さらに分かりやすくするために、 A:(2つ以上の素数積) B:(2つ以上の素数積) C:(2つ以上の素数和) とおくと、 A+B=C+17となる。 先の証明により、A≧Cである事から、B≦17でなければ等号が成立しないといえる。このことから、(2つ以上の素数積)≦17でなければならない。 また、(2つ以上の素数積)≠素数である事から、 2つ以上の素数積=4 or 6 or 8 or 9 or 10 or 12 or 14 or 15 or 16 のうちのいずれかである。 この中で条件を満たすものは、12のみである。 これにより、2つ以上の素数=2,2,3である。 ゆえに、集合に含まれる素数の数は、2,2,3,5,5,7である事から、xは これらの和であるので、x=24である。
- slimebess
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念のために、確認。 2以上の整数は掛け算した方が足し算したものより必ず大きくなる すなわち xy≧x+y(x,y≧2) Proof) xy-(x+y) =x(y-1)-y =x(y-1)-(y-1)-1 =(x-1)(y-1)-1 ≧1-1 [∵ x-1≧1, y-1≧1 ⇒(x-1)(y-1)≧1 ] ≧0 これを繰り返すことにより Πa(i)≧Σa(i)
- ringohatimitu
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No1さんやNo2さんの回答が模範ですね。ただ中学入試であること、さらに問題においてはただ一通りの解を要求してるわけではない(すなわち問題の意に当てはまる和を一つ与えなさいというように捉える)ことを踏まえると小学生は多分次のように偶発的実験をしていくのではないでしょうか(自分は以下のようにやって見つけました): (1)87.5が掛け算にあるから和は偶数で結局すべてを掛けたとき素数5,5,7(5×5×7=175)が集合にある (2)とりあえず足して17 (3){{17+(他の素数の和)}/2}×175=5×5×7×(他の素数の積)、すなわち 17+(他の素数の和)=2×(他の素数の積) (4)他の素数に2があるとすると 19+(他の素数の和)=4×(他の素数の積) (5)ここで他の素数は1個だけだとすると19は3で割り切れないので計算が合わない (6)再び2があるとすると 21+(他の素数の和)=8×(他の素数の積) ここで他の素数が一つだけだとすると計算が幸いにも合う。すなわち 21=7×(他の素数)で最後の素数は3 以上から{2,2,3,5,5,7}が丁度題意を満たす集合であることが分かる。 まあ偶然解答のようなものなので参考程度に。。
小学生らしく(?)、実験(挙動調査)主体でじみ~に解いてみました。 書き方は小学生らしくないですが。 ア)まず、【積】=87.5×【和】について、 【積】【和】はいずれも整数 ⇒ 87.5×【和】も整数 ⇒ 【和】は偶数 ⇒ 87.5×【和】=87.5×2×整数 ⇒ 【積】=5×5×7×整数 ∴集合は5,5,7を含む。 イ)素数の個数が5であるとき 【和】が偶数、すなわち、奇数が偶数個であることに注意すると、 可能な組み合わせは、【和】が小さい順に、 {5,5,7,3,2} このとき、87.5×【和】=1925,【積】=1050 {5,5,7,5,2} このとき、87.5×【和】=2100,【積】=1750 {5,5,7,7,2} このとき、87.5×【和】=2275,【積】=2450 以下、87.5×【和】が175ずつ増えるのに対して、【積】は700ずつ増えるので、 87.5×【和】と【積】が一致する組み合わせはない。 ウ)素数の個数が6以上であるとき 【和】が偶数、すなわち、奇数が偶数個であることに注意すると、 【和】が最小となる組み合わせは、 {5,5,7,3,2,2} このとき、87.5×【和】=2100,【積】=2100 適 {5,5,7,3,2,2}について3,2,2のうちいくつかをより大きな素数に置き換え、あるいは新たな素数を加えたとき、 【和】の増分1に対し、 87.5×【和】は87.5しか増えないのに対し、【積】は少なくとも5×5×7×2×2=700は増える。 よって、他に一致する組み合わせはない。 よって、条件を満たす集合は{5,5,7,3,2,2}のみ(Ans. なんか穴がありそうですね。 ウの後半なんか、大学入試だったら「自明じゃない!」とバツつけられそうな気がします。
- adinat
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灘のことだからどうだか、という気もしますが、方程式使わないで解くのは難解ですねえ。とりあえず、答えです; 5,5,7,2,2,3 合計すると、x=24、積を取ると、2100=24×87.5です。5個以上という条件をつけるとこれしか解はありませんが、4個でもよいなら、 5,5,7,17 という解もあります。このときは、x=34、積は2975=34×87.5です。 解法はいろいろあると思います。一例ですが、参考にしてみてください。 x=a_1+…+a_n とおく。xは偶数だから、x=2yとできる。yは整数。 a_1×…×a_n=87.5×2y=175y=5×5×7×y よって、素数の3つは5,5,7でなくてはならない。a_1=5、a_2=5、a_3=7としておくと、 17+a_4+…+a_n=x 175×a_4×…×a_n=87.5x で、書き直すと、 a_4+…+a_n=x-17 a_4×…×a_n=x/2=y 2以上の整数は掛け算した方が足し算したものより必ず大きくなるから、 x/2≧x-17より、x≦34。一方、x-17は二つ以上の素数の和だから、4以上、つまりx≧21。これとxが偶数であることを考慮して、x=22,24,26,28,30,32,34のどれかです。 x/2=yは2つ以上の素数の積なので、x=22,26,34はまずいですから、x=24,28,30,32のどれかです。 x=24のとき、y=12=2×2×3、2+2+3=24-17でOk. x=28のとき、y=14=2×7、2+7≠28-17でアウト。 x=30のとき、y=15=3×5、3+5≠30-17でアウト。 x=32のとき、y=16=2×2×2×2、2+2+2+2≠32-17でアウト。 以上より、x=24に決定します。