• ベストアンサー

「お金がなさそう」の「そう」は動詞をつくる接尾辞 -u と助詞との合体?

「お金がなさそう」の「そう」は動詞をつくる接尾辞 -u と助詞との合体? 動詞を作るルールは、 行く、なら ik- の語幹に動詞を作る接尾辞 -u をつけます。 「お金のなさ」と体言化し、それを動詞化する操作をするために接尾辞 -u をくっつけたのではないですか? 「なさ」→「なさ-u」→「なさう」

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

 質問者の方だけでなく、口語文法を習っている中学生の皆さんもこの質問と回答をご覧になることと思いますので、学校文法の立場からの回答をしたいと思います。  普段なら、学校文法に詳しいあのお方が正確な説明をしてくださるのでしょうが、まだ回答なさっていらっしゃらないので、私がしゃしゃりでることにします。  まず、「お金がなさそう」は「お金/が/なさ/そう」と単語に分けられます。最後の「そう」は「そうだ」という助動詞の「だ」が省略されたものです。会話的なくだけた表現だといえます。  「そうだ」は学校文法の立場では、「様態」の助動詞と、「伝聞」の助動詞の、二つの助動詞として、別々の助動詞として扱うのが普通です。「お金がなさそうだ」の「そうだ」は「人から聞いたこと=伝聞」ではなく、「そういう様子である=様態」の方です。  yahoo!辞書に収録されている辞書「大辞林」でも別の項目として立ててあるのでご参照ください。 「様態」の「そうだ」  http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A0&dtype=0&stype=1&dname=0ss&ref=1&index=111337200000 「伝聞」の「そうだ」 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A0&dtype=0&stype=1&dname=0ss&ref=1&index=111337300000  気をつけてほしいのは、「そうだ」が活用形の中の何形に付くかです。  「大辞林」の「様態」の「そうだ」の説明には、   動詞・助動詞などの連用形、   形容詞・形容動詞などの語幹に付き、   語幹が1音節の形容詞には「さそうだ」、   また助動詞「たい」「ない」に付くときは   「たそうだ」「なそうだ」の形をとる。 とあります。  形容詞の「ない」・助動詞の「ない」に接尾語の「さ」が付くか付かないかという件に関しては、最近の他の質問にありましたね。  「語幹が1音節の形容詞」とは、具体的には、語尾の「い」以外が一音だけの「ない」「よい」がそうです。それ以外の形容詞、たとえば「長い=ながい」だと、語幹は「なが」と二音です。  上記の「大辞林」の説明にあるように、「そうだ」が動詞に付くときは、学校文法では「連用形」に付くとされるので、特に「未然形」と「連用形」がまったく同じ形である「上一段活用」「下一段活用」(「サ行変格活用」も「し」が未然・連用の二つに使われます)の場合が必要です。  「そろそろ起きそうだ」(「起きる」は上一段活用)の「起き」は「連用形」で、「未然形」と答えると、学校のテストでは「×」になるので注意してください。  ちなみに、人から聞いたことを表す「伝聞」の方の「そうだ」は   動詞・形容詞・形容動詞、および   「う・よう」「まい」「です」などを   除いた大部分の助動詞の   終止形に付く。(「大辞林」による) と、終止形接続です。  「様態」の「そうだ」と、「伝聞」の「そうだ」の区別は、入試や学校テストでけっこう出題されるので、きちんとマスターしておいてください。

その他の回答 (3)

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

こんにちは。7/13のご質問以来ですね。 ご質問1: <「お金がなさそう」の「そう」は動詞をつくる接尾辞 -u と助詞との合体?> いいえ、合体ではありません。 (1)「そう」は実は「相」という名詞が語源なのです。 (2)断定の助動詞の終止形「だ」、連体形「な」、連用形「に」といった助詞に接続して使われます。ご質問文は「だ」の省略された口語表現です。 例:「そうだ」「そうな」「そうに」 (3)「そう」は動詞、形容詞、形容動詞などの語幹に接続し、上記の助詞を伴って述語、連体修飾語、連用修飾語の働きをします。 (4)「そう」には次の3つの意味があります。 1)「外に現れた状況から判断して~だ」(推量) 活用語の未然形に接続します。 2)「もうじき~すると見受けられる」(未来推量) 活用語の未然形に接続します。 3)「~と聞き及んでいる」(伝聞) 活用語の終止形に接続します。 ご質問文は「ない」の未然形に接続していますから「推量」になります。 ご質問2: <「お金のなさ」と体言化し、それを動詞化する操作をするために接尾辞 -u をくっつけたのではないですか?> 違います。 (1)「ない」は形容詞です。 (2)推量の「そう」は上記でご説明した通り、活用語の未然形に接続します。 (3)「ない」の未然形は「な」です。しかし形容詞・助動詞の「ない」は「そう」に接続する時は、「さ」を補って「なさそう」となります。 これは「よい」などの形容詞にも当てはまります。「よさそう」 (4)「ない」と「よい」だけが「さ」を補う理由は、「なそう」「よそう」では「そう」の意味を汲みにくいということで、発音・理解の便宜上そうなっているようです。特に根拠はありません。 以上ご参考までに。

  • pgrrs893
  • ベストアンサー率23% (4/17)
回答No.2

すみません。ANo.1のpgrrs893です。誤字をしたまま投稿したのでもう一度書き直します。 「なさそうは」実は動詞ではありません。 まず「なさそう」は「ない+そうだ」になります。 そして「ない」は形容詞、そして「そうだ」は助動詞です。 つまり 「な(ないの形容詞語幹)」 + 「そうだ」(様態) →「なそうだ」 になるのです。 発音については実は形容詞「ない」+「そうだ」のばあいは「さ」が必要とされています。ということで最終的に「なさそうだ」になるのです。 そして余談ですが 最近では助動詞「ない」+「そうだ」でも本来必要ではない「さ」をいれることが一般化しています。 例えば「食べなさそうだ」 なので混乱するのかもしれないですね。

  • pgrrs893
  • ベストアンサー率23% (4/17)
回答No.1

「なさそうは」実は動詞ではありません。 まず「なさそう」は「ない+そうだ」になります。 そして「ない」は形容詞、そして「そうだ」は助動詞です。 つまり 「な(ないの形容詞語幹)」 + 「そうだ」(様態) →「なそうだ」 になるのです。 そして余談ですが 発音については実は形容詞「ない」+「そうだ」のばあいは「さ」が必要とされています。 しかし最近では助動詞「ない」+「そうだ」でも本来必要ではない「さ」をいれることが一般化しています。 例えば「食べなそうだ」 なので混乱するのかもしれないですね。

関連するQ&A