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体言止について (日本語文法)
体言止について教えてください。 「ファイルの削除。」は体言止で、「ファイルを削除。」は体言止ではないのでしょうか。 また、コンピュータのマニュアルとかで箇条書きされている場合の「ファイルを削除する。」も体言ではないのでしょうか。 国語辞典では体言を「主語になりうるもの」と記述しているので「ファイルを削除。」や「ファイルを削除する。」は体言止ではないのかな。 でも、「形容動詞の語幹などを含める説もある」ともあるけど「削除する」は動詞だからやっぱりダメかな。
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単に、体言で止めるという意味でいいと思います。 >「ファイルの削除。」は体言止で、「ファイルを削除。」は体言止ではないのでしょうか。 「削除」は体言ですから、両方とも体言止です。 >また、コンピュータのマニュアルとかで箇条書きされている場合の「ファイルを削除する。」も体言ではないのでしょうか。 「削除する」は用言ですから、体言止ではありません。 >国語辞典では体言を「主語になりうるもの」と記述しているので 「削除」は主語になりえます。 例文:ファイルの削除が行われる。 例えば、「卒業式が行われる。」という文では、「卒業式」が主語です。 そして、「卒業式」は体言です。 (細かいことを言いますと、 「卒業式が」というように「が」も含めて主語というのではないか、 という考えもありますが、ここではこだわらないことにします。) 「削除」は名詞(体言)で、「削除する」は動詞(用言)です。 「ファイルを削除が行われる。」とは言いませんが、「削除」が用言なのか体言なのかを考えるときは「削除」という言葉だけ考えればいいのです。 もっとも、「体言止」という言葉がどういう文脈で使われたか、で この言葉の意味は変わるおそれがありますが、単に「体言止」という質問なので、上記のように答えました。
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- momo016
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「体言」とは、名詞、代名詞をさします。 物の名前や、「彼」「それ」の類ですね。 名詞・代名詞で終わっている文が、「体言止め」の文です。 「削除」は名詞なので、「体言止め」。 「削除する」は動詞(用言)なので「体言止め」とはいえません。
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ご回答ありがとうございます。 簡潔明快でわかりやすいご回答で、感謝します。
「体言止め」は、文法用語というよりも和歌の表現技法の一種で、歌の末尾を体言で中止する技法のことです。 文はふつう述語で完結するわけですが、そこまで言わずに中止して、言葉に表さない余韻を感じさせる技法です。 というわけで、「ファイルを削除。」等については体言止めというのとは別の問題ですね。 とりあえず、 <ファイルの削除> は、体言です。 「ファイルの削除。」は、述語がない文・名詞の文 です。 「ファイルを削除。」は、動詞【削除スル】の省略(かな)。 「ファイルを削除する。」は、文です。 <削除する> は、用言です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 国語辞典や広辞苑などでは、おっしゃられているように和歌が始まりだったようですね。 「。」のある/なしでも解釈が変わってくるのかな。 参考になりました。
- ha-ya
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あんまり自信はないのですが、 ファイルの削除。は体言止ではないのでは? ファイル/の/削除 という風に分けることができて、 削除という言葉は体言じゃないから違うと思います。 それに、ファイルの削除というのは文なので、 主部にはなりますが、主語にはなれません。 ほかも最後が体言じゃないから違うと思います。
お礼
ご回答、感謝します。 いろいろな解釈ができるのですね。 参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
はるか昔に国語で習った記憶なので、不確かですが。 例えば、「人が歩いている」という所を「歩いている人」 と言うのが体言止めだったような気がします。 この場合、人が主語ですよね。 「ファイルを削除する」には主語がないんじゃないかと。 「彼はファイルを削除する」を「ファイルを削除する彼」 というのが体言止めかな? 形容動詞は「静かだ」とかですよね。 だから、「静かな山」といわずに「山は静か」っていうのが 体言止めかな~?自信ないけど。 間違ってたらごめんなさいね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 どうも、「歩いている人」とか「ファイルを削除する彼」は倒置とかいう分類のようです。 でも、「山は静か」は体言止とする説と、しない説とがあるみたいです。 回答して頂いて感謝しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 国語の先生に教わっているみたいによくわかりました。 マニュアルを書くときに「ここは体言止にしてね。たとえば、「削除する」のように。」とか言われていたのですが、「削除する」は用言なので、相手も間違った認識だったようです。 最後に「もっとも、・・・」と書かれてらっしゃるので、もっと解釈は複雑なのでしょうけど。 形容動詞を体言止と解釈できるかどうかも、学説によって異なるみたいですし。 奥の深さを感じました。