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系全体のポテンシャルエネルギとは
最小ポテンシャルエネルギの原理について学んでおりますが, "系全体のポテンシャルエネルギ"という言葉がわかりません. テキストには,天井から吊り下げられた,錘をつけたバネを例にとり,系全体のポテンシャルエネルギを次のように解説しています. 系全体のポテンシャルエネルギをΠとすると, Π=1/2ku^2-mgu (uはバネの伸び) となる. 系全体のポテンシャルエネルギとはなんのことなのでしょうか? 私には, Π=1/2ku^2 にしか思えないのです. よろしくお願い致します.
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系全体のエネルギーとはa.位置エネルギー、b.速度エネルギー、c.弾性エネルギー、d.熱エネルギーの合計です。他にも電気的エネルギーもありますが。 その中でポテンシャルエネルギーとは熱を無視すると「ある位置において蓄えられるエネルギー」なので、 位置エネルギー+弾性エネルギーとなります。 また、位置エネルギーは相対値ですので、どこにゼロ点を持ってくるかによって決まります。 <CASE1天井からバネの自由長の位置をゼロとした場合> (1)手で支えてゼロ点にあるときは位置エネルギーは0、弾性エネルギーも0となります。 (2)手を離すと錘はUだけ下がります。位置エネルギーは-mguと失われます。弾性エネルギーは1/2ku^2だけ蓄えられます。 図はないけれど感覚的には分かったでしょうか。 <CASE2地上から上記のゼロ点を基準とした場合> (1)位置エネルギーはmgH、弾性エネルギーは0. (2)手を離すと位置エネルギーはmgH-mgu、弾性エネルギーは1/2ku^2。 CASE1の(2)とCASE2の(2)は全く同じ事を言って入る事が分かったでしょうか。CASE2の様に基準を地表にとった場合、その高さ分だけがプラスさせることになります。 この質問は「物理学」カテゴリーの方がもっと専門的に答えてくれる人がいるかも知れません。
お礼
返事が送れて申し訳ないです. ご回答ありがとうございました.