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日本語の先生いませんか?

1 「友達に会う」と「友達と会う」の「に」と「と」の違い 2 「東京に行く」と「東京へ行く」の「に」と「へ」の違い  上の二点の違いについて、説明できる方いらっしゃいませんか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

1、「に」と「と」 格助詞「に」は、動詞の目的・対象・時点(つまり動詞が実現する場)を示します。 例 目的地である東京【に】着く。八時【に】起きる。あなた【に】真心をささげます。 格助詞「と」は、共同の相手(動詞を一緒に行う相手)を示します。「共に~する」の意味が込められています。 例 彼女【と】けんかする。弟【と】相撲を取る。アメリカ【と】戦争する。 「目的地である東京【と】着く。」とは言いません。「東京」は「着く」目的地ではあっても、一緒に「着く」共同の相手ではないからです。 「彼女【に】けんかする。」とも言いません。「彼女」は「けんかする」相手ではあっても、目的・対象と見なすのは不自然だからです。別な視点から言うと、「けんか」は常に相手を必要とするので、「に」は使わず「と」を使います。 「友達に会った。」「友達と会った。」の両方が可能なのは、「会った(会う)」という動詞(述語)が、たまたま、「友達と」という一緒に行う相手を表す修飾語の場合にも、「友達に」という対象・目的の人物を表す修飾語の場合にも、その被修飾語として用いることができるからです。 また、上記から必然的に、 「に」は、一人で行う動作・行為を表す動詞の場合にも用いられるが、 「と」は、二人以上で行う動作・行為を表す動詞としか用いられない、 ということがいえます。 さらに当然のことですが、一文の中で「に」と「と」を使うことがあります。 例「友人【と】図書館【に】行く。」 言うまでもなく、「友人」は一緒に行く相手であり、「図書館」は行く【目的地」です。この場合、互換性はありません。 2、「に」と「へ」 一般に次のように言われています。 に・・・動作・作用の帰着点(目的・対象・時点など動詞が実現する場)を表す。 へ・・・動作・作用の向けられる方向を表す。 よって、「東京【に】行く。」という場合は、「東京」という目的地があって、そこに「行く」という意味を表すのに対し、「東京【へ】行く。」という場合は、「東京」のある方向へ「行く」という意味になります。 また、仮にA「東【に】行く。」とB「東【へ】行く。」とを比べた場合、Aの最終目的地はあくまでも「東」という場所・地点ですが、Bの場合は、現在地から見て「東」の方角にあるどこかということであって、特定の地点は不定です。 しかし現代では、「に」と「へ」は、ほとんど使い分けがなされておらず、ご質問の「東京【 】行く。」や「東【 】行く。」などの文の場合、どちらもほぼ同じ意味で使われているいえます。 ただ、「今日ははどちら【へ】。」「大学再建【へ】の抱負を語る。」 のように、動詞が省略された形に限っては専ら「へ」が用いられます。これらの場合は、方向を表すという「に」にはない「へ」特有の意味が残されている、といえるでしょう。 また、「国民の声を国会【 】届ける。」という文を考えてみましょう。 本来の意味・用法を考えると、「届ける」は帰着点を表す動詞なので、「に」を使うべきだが、現代では「へ」を使ってもおかしくはありません。ただ、「国民の声を国会【へ】。」の場合は「へ」が普通で、「に」はあまり用いないようです。それは、この文は「国会【へ】届けよう。」という意思を表しているので、この場合「国会」は帰着点ではなく、目的となる方向であるからだと考えられます。 またその違いは、自動詞「届く」を用いたときに、「国民の声が国会【に】届く。」と言う方が「国民の声が国会【へ】届く。」とするよりも自然であるという点に、うかがうことができます。 いくつかの例文及びその説明は「日本文法大辞典」(明治書院)を参考にしました。

frenchiura
質問者

お礼

すごく分かりやすく、参考になりました。 帰着点とは思いつきませんでした。読んでものすごく納得しました。 改めて考えると日本語って難しいですね。 ありがとうございました!!

その他の回答 (4)

回答No.5

いろいろ回答が出ているようですが 満足されていないのでしょうか? 次のようなアプローチを考えてみました。 1 A 友達に会いに行く。 B 友達と会いに行く。 A 「に」は目的の意味がありますので、「行く」のは「友達に会うため」という感じがします。 B 「と」には目的の意味がないので、「友達と一緒に誰かに会いに行く」という意味の省略という可能性が否定できません。もちろん「友達に会いに行った」のかもしれませんが。 別の言い方をすれば、Aは意図的に「会う」、Bは偶然または意図的に「会う」という違いがあるような気がします。 2 一般に「に」は帰着点に重点があり、「へ」は方向に重点があると言われます。 つまり「東京に着く」よりも「東京へ着く」は言いにくいし、 「東京に現れる」は普通の表現ですが「東京へ現れる」はまず使えないという気がします。 ただし、「行く」の場合はほとんど区別できない感じがします。方向と目的地(帰着点)の区別にほとんど意味がないからです。

frenchiura
質問者

お礼

忙しすぎて、お礼を書けていませんでした。 申し訳ありません。回答ありがとうございます! 助かりました。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.4

ふつうの日本人は、どちらも同等に使えると感じており、あまり区別していないようです。 私個人の感覚では、「東京へ」は、どんなときにも使えますが、「東京に」は、単なる旅行ではなくて、移住などのように「行ってしまう(しばらく帰って来ない)」感じがします。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

1 「友達に会う」=「友達と会う」 (に=と) 2 「東京に行く」=「東京へ行く」 (に=へ) と思いましたが、念のため辞書で確認しました。 結果、やはり同じでした。 辞書から抜粋。 1 「会う」という語の説明に「誰かに」「誰かと」が併記。 2 「へ」という語の説明に「“に”と同じ」とあり。

frenchiura
質問者

お礼

ありがとうございます。 ふだん、意識して使っていないことが分かりました。 もっと、母国語を大切にしないといけないですね。

  • toyosato
  • ベストアンサー率33% (7/21)
回答No.1

どちらの国の方でしょうか? 日本でどれくらいお過ごしで日本語の理解度はどのくらいでしょうか

frenchiura
質問者

お礼

すみません日本人なんです・・・。外国語の授業で、宿題になっていたものですから、お伺いしたんです。 質問の仕方が悪かったですね。申し訳ありませんせした。

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