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良い記憶やなつかしい面影に haunt は?

「この胸に沁みついている、あのなつかしい面影は・・」というようなときに haunt は使えますか。 使えたとして、それは修辞的な表現ということになりますか。 あるいは修辞表現としても成立し得ないほど違和感を覚える表現となりますか。 (修辞表現とはいっても程度は様々ですから、はなはだしい誇張表現はここでは埒の外に置いてください) ※英訳やこういった場面での適切な単語を伺っているわけではありませんので、念のため。

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  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

こんにちは。6/22のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <「この胸に沁みついている、あのなつかしい面影は・・」というようなときに haunt は使えますか。> 使えます。 1.過去分詞haunted: No.2で回答されているhaunted heartのように「心」にかかる場合は過去分詞で修飾されます。何故なら、「心は(思い出に)つきまとわれる」という受身の関係になるからです。 例: a man's heart haunted by a nostalgic scene 「あるなつかしい場面が心にしみついている男」 hauntは「~に絶えず付きまとう」という他動詞で、過去分詞になると受身の意味になります。この例ではhaunted heart=heart (is) haunted (by memories)「心が(思い出)に付きまとわれている」という受身になっています。 2.現在分詞haunting: 一方、現在分詞hauntingで修飾される場合もあります。この場合は、修飾される名詞は、「人(心)につきまとっている対象=景色や思い出など」でなくてはなりません。 例: a haunting scene 「しばしば心に浮かぶ場面」 現在分詞になると能動のニュアンスになります。この例ではscene haunt (my heart) 「場面が(心に)付きまとう」という能動関係になっています。 ご質問2: <使えたとして、それは修辞的な表現ということになりますか。> なります。上記の過去分詞、現在分詞とも形容詞のような働きを持ち、修辞的な表現と言えます。 過去分詞の方は受身的なニュアンス「~につきまとわれる」 現在分詞の方は能動的なニュアンス「~につきまとう」 をそれぞれ含んでいます。 以上ご参考までに。

noname#49008
質問者

お礼

今回も丁寧な回答ありがとうございます。 修辞表現で多分に文学的ではありますが、めずらしくもないようですね。 私は谷崎潤一郎の小説の英訳で一度みたきりなのですが、(原文がまず頭にあったせいか)その用法が妙に頭に残ってしまい、まさに「つきまとわれた」感あったのですが、落とすことができたようです。 ちなみに谷崎のは Howard Hibbett という人の訳でこんなのでした ・・・the image of your beautiful face―that lovely image that has haunted me for the past thirty years.(原文)三十年来眼の底に沁みついたあのなつかしいお顔

その他の回答 (4)

回答No.5

アメリカに38年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 どんな単語でも形容詞的に使えば名詞と考えられる単語と結びついて修辞表現として「使えます」。  つまり、社会文法的におかしくても学校文法的に正しい表現が「使える」のです。 しかし、それが一般的に「いいたいことを理解してくれるか」と言うと社会文法的におかしいわけですから、普通では使われない、と言うことであり違和感を感じると言うことになります。 (東大を卒業し学校文法の権威者と初心者に言われても、その文章は「会話」には使われないどころかみっともない英文を書いたと英語を使う人たちから言われても仕方ない、と言うことなのです。 そして、その人たちは自分ではおかしいとは感じてはいないでしょう。) つまり、このhaunted heartが使える状況では立派に使えるのです。 four letter wordsだってそれらが使える状況では使えると言うこととまったく同じなのです。 使えない状況では使えないと言うことなのですね。 丁寧な表現でも、敬語でも、使ったら違和感を感じ、おかしいと感じる状況があると言うこととまったく同じと言うことです。 そして、この表現が使える状況とはかなり限られているか、かなりの表現力を持った人がそれを使える状況を作る段取りをしているはずなのです。 フィーリングを最大限に活用できる人、つまり、作家、作詞家、詩人、そして#1さんがおっしゃっている文筆家などが今回の表現を使いたいときには違和感を感じさせないような「状況を作る」と言うことで使える表現とされることになり、学校文法しかとりえのない人や、また、ビジネス表現ではスーパーマンの人でも情緒的表現に疎い人ではこの表現を「使いきれない」と言う事なのです。 染み付いている、取り除くことができない、付きまとう、と言うフィーリングをこのhauntedと言う単語は持っているわけですが、だからと言ってそのフィーリングだけを元にすべての状況で使えると言うことではないのです。 なぜなら、#4さんがおっしゃっている「基本的にhauntは嫌なこと、悲しいことなど忘れたいことが記憶にこびりついて(取り憑かれる)離れないというような」フィーリングがどうしても表面に出てきてしまうからなのであり、このフィーリングを無視して一部のフィーリングだけの理解に基づいて使おうとしても無理なのです。 結局違和感のある、おかしな表現とされ、さらにはそれを表現した人自身をおかしい人だ判断されてしまう可能性を多く持つことになるのですね。 胸とも表現される「おっぱい」と言う知識で、胸がいたい、と言う表現の変わりに「おっぱいが痛い」と言う表現を使ったらどうなるかお分かりですね。 中途半端な理解ではこのような英文を作ってしまうことになるわけです。 表現力とは一生伸ばせる能力だと私はいつもこのカテで言っています。 しかし使える表現として自分では使えないのであれば結局使わないほうがいいと言うことになりスラングと同じように今のところは使わないほうがいいと言うことになるのです。 しかしいつか使えるようになりたいと重い自分の英語力を高める志は大変いいことだと思います。 と言うことで、使えない、とはいえない表現であり、使える表現力は使えるような状況を作り出せる能力も含んでいる、と言うことです、つまり使える人は「有無を言わせぬ実力」を持っていると言うである、を私からの回答とさせていただきます。 これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

noname#49008
質問者

お礼

根本から話を説いてくださりありがとうございます。 >この表現が使える状況とはかなり限られているか、かなりの表現力を持った人がそれを使える状況を作る段取りをしているはずなのです 私がみた例もまさにおっしゃる通りでした。 私は「志」は高くはないのですが、こういった「生粋」の日本語はどう訳すのだろう、あるいは、この英文はどういう日本語が最も自然だろう、ということに関心がありまして、そういった質問でまた出でくるかもしれませんので、そのときはよろしくおねがいします。

回答No.4

参考までに hauntの持つニュアンスは「この胸に沁みついている、あのなつかしい面影は・・」には適さないと思いますが、文脈次第かもしれません。基本的にhauntは嫌なこと、悲しいことなど忘れたいことが記憶にこびりついて(取り憑かれる)離れないというようなニュアンスだと思います。それと a haunted house て言ったらお化け屋敷と言う意味になりますが、これはhauntの持つニュアンスがよく出ていると思います。とにかく”面影は・・”の・・の後に来る文次第です。 参考まででした。

noname#49008
質問者

お礼

自分で使うために、用法を確認した質問ではないのでご安心ください。 お化け屋敷が「取り憑かれた家」なら、『嵐が丘』みたいに取り憑かれた人を扱った文章に、その用例があるかもしれませんね。どうもありがとうございました。

  • komimasaH
  • ベストアンサー率16% (179/1067)
回答No.2

使えるでしょう。 フランク・シナトラ以来、洋楽ではhaunted heartという題の曲は たくさん作られています。ビル・エバンストリオもマイルス・デービス 作曲のMy Haunted Heartという美しい曲を演奏しています。日本語 では魅せられし心と訳してますが、いい訳だと思います。 シナトラの場合の歌詞は下記。あきらかに修辞的に 使っていると思いますが。 Frank Sinatra - Haunted Heart Lyrics In the night, though we're apart There's a ghost of you within my haunted heart. Ghost of you, my lost romance, Lips that laugh, eyes that dance. Haunted heart won't let me be, Dreams repeat a sweet but lonely song to me. Dreams are dust; it's you who must belong to me And thrill my haunted heart, Be still, my haunted heart.

noname#49008
質問者

お礼

うたは全く考えていませんでした。 なるほど、うたなら恋に憑かれてしまった人がよく出てきますから、この言葉の落ち着きもいいでしょいうね。どうもありがとうございました。

  • mabomk
  • ベストアンサー率40% (1414/3521)
回答No.1

使えません、使ったら駄目だというのではなく、使う限りは、その文脈で、読んだ瞬間一瞬は誤解した一般読者の誤解が一瞬で氷解する様な(成る程ナー、あそこでアー云ったのはこれが云いたいからなのか、みたいな)とても上手な伏線の張り方や、その後のうまい文脈を絡めない限りは。 そんな手法をある種の「文筆家」は出来るかも知れないけど、一般人がしたとしても「売り物」になるわけでもなく、「労多くして」に終わるのではないかと愚考します、です。回答にもならん個人的意見としてご笑納を。

noname#49008
質問者

お礼

あれ、今回は下劣のトーンが低いじゃないですか、まぁ、いいか。 もちろん、手ごろな辞書に用例が載ってないような表現を使ってやろうなんて野心はありませんが、一般の日常状況を想定するなら、「文脈」の話はもっともですね。辞書ではわからないお話ありがとうございます。 一度小説で使用例をみたことがあって、語り手の言葉や登場人物が胸の中を独白する部分で使われていたのなら、ここで質問することはなかったと思いますが、会話部分で使われたものですから、その特殊性を聞いてみたくなったというわけです。 原文は昔の日本の小説で、訳文は逐語的というか原文に忠実なほうで、したがってその訳文に限って言えば、とても「’文筆家’」の文章とは言えないでしょうが、ストーリーの展開がおっしゃるところの「文脈」にあてはまるでしょうから、haunt の使用は納得できるものなのかもしれません。

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