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【国文法】~する の動詞はひとつの単語か?
勉強する は、「勉強」と「する」が一体となってできた「ひとつの単語」で、当然「する」に依存してサ行変格活用となります。(と 理解しています。) 同様に、出発するもひとつの動詞です。 これらは、私の国語辞典では、見出し語【勉強】【出発】のすぐあとに -する、と表記が出ているので、分かります。 早起きする は、出ていないのですが、どうやら、「早起き」「する」という「ふたつの単語」のようです。 これら「ひとつの単語」「ふたつの単語」を明瞭に分類する見分け方、まあ、定義とでも言うのでしょうか、がございましたら、教えてください。
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NO4です。図書館と書店へ行ってきましたがあまり収穫はありませんでした。 (最初にお断りしておきます。前回の回答に対する、質問者さんの補足はこの文章を書いてから拝見しました。「科学する」と「お茶する」がかぶったのはおもしろいと思います。書き直すべきかも知れませんがこのままにしておきます。) サ変動詞になるかどうかの表示については、あるもの・無いもの半々くらいでした。 また「する」の項目に「名詞などについて複合動詞を作る」というような説明の有り無しも、私の見た限り半々くらいでした。 厳密に言えるかどうかはわかりませんが、表示のある辞書の方に説明のないものが多いように思います。頷けることです。 説明のあるものでも、「動詞を作るものとは別に、その名詞の動作を表すが動詞としては「する」となるものがある」という説明のあるものはありませんでした。 むかし「科学する」という言葉が発表されたときに「科学は動作性の語ではないからおかしい」という議論があったそうです。サ変動詞になるかどうかは漢字語を見つめていてもなかなかわかりませんから、表示は必要だと思います。 たしかに言葉は変化します。50年前には「お茶する」という言葉はありませんでした。今の若い方たちにはそれは普通の言葉でしょうから意外に思われることかも知れませんが。ついでというわけでこの言葉が辞書に載っているかどうか調べてみましたが、「最新」とか「語数最大」をうたっているものを含めて調べた限りではどれにも載っていませんでした。けれどもこのことばは下品でも、汚くもない普通の言葉なので、早晩載るだろうと思っています。 それに比べて「早起きする」の方は少なくともこの50年の間に大きく変わったことはないと思います。「新明解」が変わったのは、言葉の変化ではなく、編纂者の「ミスを訂正する」という変化によるものではないでしょうか? 質問者さんの最初の問題は結局、出題者のカッコの付け方のミスと辞書編纂者の表示ミスが偶然にも重なったための誤解だったということではないでしょうか?
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- kwan1234
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NO2かつ3です。 補足の一部のみにお答えします。 >問い 次の( )の部分の活用形を答えなさい。 1.早起き(し)ました。 これは明らかに出題者のミス・誤りですね。 この場合は「早起きする」がひとつの動詞ですから。 「早起き」も「する」も「早起きする」もひとつの動詞なのだということはやっかいなことですがそういうことになっているのですから、しかたありません。 「早起き」のあとに実は「を」があった、ということになると状況はがらりと変わることになるわけですが。 補足のうちその他の点につきましては、図書館でいくつかの辞書を調べてから、ということにしたいと思います。ついでですから、何か調べておきたいことはございませんか?
お礼
前回 補足の記述に無礼な記述が有ったことを、こうしてご丁寧に回答を頂くにあたり、恥じ入っております。申し訳ございませんでした。 また、明快なご回答を頂いたこと、ありがとうございます。 私も、今では、出題ミス、ということで理解しております。
補足
(お礼の続き) 早起き(し)ました。の(し)の活用形を問う・・・・ これは、出題ミスで 解決しておりますが、このミスの奇妙な符丁に少しだけ戸惑いを感じております。 ●●する という表現において ●● と する が2単語であるような例はないのでしょうか。 ミスをした出題者が、出題前に 「早起きする は、本当に1単語なのだろうか、」 と思って確認したとします。そのとき、私の所有する新明解と同じもので確認したら、早起きには、するを伴ってサ変動詞となるに当らない、ということが明示されているので、それを参照して、あえて、上記の形にした、とも考えられないことはないなと思っています。 一般的に、そのような用法や語が有る、無い、認知されている、認知されていない=>国語辞典での表現がまちまち=>に関わらず、 『●●する』は、つねに一単語である、というのがルールなら、すっきりしますけれどね。 「科学する態度・・・」などという表現を見てから久しいですが、当然昔は科学に「する」なんてつけませんよね。それは一般化しているか、どうか、の話であり、誰かがそのように使った瞬間に、「科学する」は一単語、というルールとは無関係なのだ、となれば、判りやすいです。お茶する、などは、すでに国語辞典でも認められているのかなあ。
- kwan1234
- ベストアンサー率18% (111/603)
NO2です。 補足に回答します。 >一方は、全体、 一方は、する だけ を対象として、活用形を問う形になっていたからです。 これだけでは回答のしようがありません。 >私の新明解国語辞典では、早起きの見出しに、-する、はついていません。つまり、するをつけた形がサ変動詞扱いとなっていないです。 ということは新明解国語辞典では、例えば「勉強」のほかに「勉強する」という見出し語があるということでしょうか?そしてその「勉強する」にも解釈がついているのでしょうか?だとするとずいぶん資源の無駄遣いをしているように思います。「する」は活用しない体言についてサ変動詞にするのですから、ある名詞がサ変動詞になりうるかどうかさえ判れば問題はないわけです。見出し語にするまでもないことだと思います。私の今手元にある辞書(「新潮国語辞典」第二版)では、その表示すらありませんが、これは初心者・外国人には不親切だと思います(今の問題には関係ありませんが)。 >今の新明解では、同じ扱いになっているそうですから、版を重ねるにあたって=時代の変化により=ひとつの単語扱いと変更された、と、理解しています。 新明解が「早起きする」を見出し語に取り上げることになった経緯は存知するところではありませんが、ひとつ言えることがあります。限られた辞書のスペースの中で何を掲載し何を割愛するかということは編纂者の苦労するところだろうと思います。利用する側から見ると、「この辞書に載っているのだから、この言葉は存在する」「この辞書にこう説明されている」という形の立言はよいと思うのですが、「辞書に載ってないから・・・」というのはよほど注意しないと誤った結論に導きかねないと思います。 ところで新明解では「する」をそもそもどう解釈しているのか?お聞きしたい気がします。
補足
A 例えば・・ 次のような問題が出ていたとしてください。正確に表現するわけには行かないので。(そのあたり分かります?分からなければスルーしてくださいね。) 問い 次の( )の部分の活用形を答えなさい。 1.早起き(し)ました。 2.(勉強する)ときには、部屋へ行く。 このくらい具体的に書けば OKですか? 貴方からは無理に回答いただかなくても結構ですが。 B 新明解国語辞典は、たいていの本屋にあると思いますので、見てもらったほうが早いかな。 サ変動詞として使える名詞には、 勉強(べんきょう) -する と、「-する」がついて、それを示してくれています。決して「勉強する」という見出し語があるわけではないですよ。 それで、わたしの版では、 早起き には -する が付記されていなくて、回答者様の版では、 -する が付記されている、ということのようなのです。 大事なことは、版を重ねるにあたり、-する を付記するように改訂した、ということですよね。 以前は、サ変動詞化しない、と判断されていた「早起き」が、今ではそうではない、と、解釈されている、ということです。新明解では。 別にこの辞典に載っているから、どうこう、ということではないですよ。単純に、上記設問と、わたしの版の新明解で早起きについての解釈が一致していたように思われるので、何か、ボーダーラインがあるのかなあ、と思ってこちらに来たのです。
- kwan1234
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>どうやら、「早起き」「する」という「ふたつの単語」のようです。 そういうことはないと思います。そしてそれは最近になって変わったわけではありません。勉強する・出発する・早起きするだけではなく、合コンする・ハイジャックする等「する」の付く語は全て(たぶん)昔からひとつの単語だったはずです。 >2単語、という理解をせざるを得ない状況が有りまして・・・ その状況をお聞きしたい気がします。
補足
(1)状況というのは、学習上の問題の扱いで、 一方は、全体、 一方は、する だけ を対象として、活用形を問う形になっていたからです。 (2)ちなみに、私の新明解国語辞典では、早起きの見出しに、-する、はついていません。つまり、するをつけた形がサ変動詞扱いとなっていないです。これは、勉強する、出発する、とは扱いが違っています。 こんなところです。早起きする は、今の新明解では、同じ扱いになっているそうですから、版を重ねるにあたって=時代の変化により=ひとつの単語扱いと変更された、と、理解しています。
- sanori
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私の持っている辞書(新明解)では、「早起き」にも「-する」の表記がありますよ。 それと同じページだけを見ても、ほかに「-する」の表記がある単語が沢山あります。 早送り 早帰り 早合点 速変わり 早死に 早仕舞 早立ち 早とちり 早寝 早呑み込み これらは全部、「○○する」を「○○をする」に書き換えることができます。 (○○: 動作・言動を表す名詞) このような場合は、全て「○○する」を1単語と見なしてよいはずです。
お礼
sanori様、 早々の御回答、ありがとうございます。 わたしの新明解には無かったので、時代が変わったのでしょう。 としますと、現在は、 早起きする は 一つの動詞ですか--- ある場所で、2単語、という理解をせざるを得ない状況が有りまして・・・ と、申しますか、早起きする と 出発する の扱いが違っている場面がありましてね。参考になりました。統一すべきでしょうね。
お礼
わざわざのお出かけを含めて、ご丁寧な回答をいただき、感謝しています。ありがとうございました。 >それに比べて「早起きする」の方は少なくともこの50年の間に大きく変わったことはないと思います。「新明解」が変わったのは、言葉の変化ではなく、編纂者の「ミスを訂正する」という変化によるものではないでしょうか? >質問者さんの最初の問題は結局、出題者のカッコの付け方のミスと辞書編纂者の表示ミスが偶然にも重なったための誤解だったということではないでしょうか? よく分かりました。仰るとおりと存じます。 【わたしなりのまとめ】 ●●する (●●が名詞) という 語 は、ひとつの単語。 その名詞がサ変動詞になるかどうかのひとつのガイドとして、辞典では、表示がなされている。 ただし、表示されていないものについては、その辞典では認めていない=広く認識されていない、歴史が浅いなど=というだけであり、その語がないことにはならない。 表記されていない語であっても、●●する と誰かが使えば、それは使い方云々は別として、ひとつの単語であることには間違いない。 (例) A「で、そのお客には、デモしたの?」 B「いや、まだパンフしただけ。」 ---- C「Dさん、Bさんの言ってた『パンフした』ってなんすか?」 D「ああ、うちでは、実機でのプレゼンは普通にデモする、って言って、実機無しで、カタログベースのプレゼンだと、パンフする って昔から言うんだよ。」 まあ、パンフする、は今作った言葉ですが、例えば、上記のパンフするはひとつの単語ってことですかね。 すると ふと また、疑問が・・・ 長い長い語でもひとつの単語なんですかね。 超必殺高速ダブル空中ブランコエックスチェンジパートスリーしたあとにタイムスリップムーンサルトスペシャルするなんて、神業だ。
補足
【お礼の続きです。】 一般に使われていない言葉でない場合には、 ルールは厳密に当てられないのかな、と思い始めました。 タロウ君のお父さんは、定時できちんと帰宅するお父さんでした。 ハナコさんのお父さんは、残業で、遅く帰ることが多いお父さんでした。 ある日ハナコさんのお父さんが、外出先から直帰して、5時過ぎにお家に帰ってきたとき、ハナコさんは、「お父さん早いね!タロウ君のお父さんみたい。」と言いました。 それから、ハナコさんのお父さんとハナコさんは、お父さんが早く帰宅することを「タロウ君のお父さんする」という風に言うようになりました。 まあ、身近な逸話から作った話ですが、この タロウ君のお父さんする という造語は、一単語 って訳にはいかないでしょうね・・・ 「ねえ、ユウコ、あなた、ちゃんと母の日したの?」 「カーネーション3本買って帰って『ありがと』って渡しただけ。」 「気持ちよ。気持ち。いいんじゃない?それで。私なんて・・・」 母の日する とは一単語でしょうか。 母の日は そもそも一単語でしょうか。 話が少しそれてきました。すみません。