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『~させる』について
「実現させる」 「成功させる」 このような言い回しを品詞で考えたとき、 一つの動詞と考えていいのでしょうか? それとも名詞と動詞にわけるのでしょうか?? 辞書には「実現させる」について 『サ行変格活用の動詞「実現する」の未然形である「実現さ」に、使役の助動詞「させる」が付いた形』のように記載されております。 (「実現さ」に「させる」が付いたとき「さ」はどうなるのか疑問。) 今更ですが気になりまして…
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「実現させる」「成功させる」 これらは 動詞「実現する」の未然形「実現さ」+使役助動詞「(さ)せる」 動詞「実現する」の未然形「実現さ」+使役助動詞「(さ)せる」 と分析できます。 まず使役の助動詞「(さ)せる」ですが、五段活用の動詞(「走る」とか「泳ぐ」とか)とサ変動詞(スル)には「せる」がつき、それ以外の動詞(上一段活用の「着る」や下一段活用の「食べる」など)には「させる」となります。 「走る」+「せる」=「走らせる」 「食べる」+「させる」=「食べさせる」 「実現する」「成功する」はサ変動詞ですから、「させる」ではなく、「せる」がつきます。 さて、「実現する」「成功する」はサ変動詞です。 名詞+動詞には分解できません。 英語の nationalize を形容詞 national と動詞 ize とは分析できないようなものです。 もし「実現する」が名詞+動詞だとすると、「実現」は動詞「する」の目的語ということになります。 しかしそうなると、「夢を実現する」では、「夢を」も「実現」も「する」の目的語になってしまいます。 また、「夢を実現をする」とも言えません。 「実現する」で一語であり、他動詞なのです。 「夢を」は他動詞「実現する」の目的語なのです。 漢語動作名詞+「する」は単純に名詞の「を」が省略されたものと思われがちですが、そうではありません。 「を」がつけられないことも多いのです。 ×この病院では今日、五人の赤ちゃんが誕生をした。 ○この病院では今日、五人の赤ちゃんが誕生した。 ×この病院では今日、五人の患者が死亡をした。 ○この病院では今日、五人の患者が死亡した。 ×この病院では今日、五件の事故が発生をした。 ○この病院では今日、五件の事故が発生した。 「を」がつけられるかどうかは決してでたらめではなく、あるルールがあるのですが、専門的に過ぎるので、省略させて下さい。 そのほかにも「愛する」「涙する」「びっくりする」「ひやひやする」なども「×愛をする」「×涙をする」「×びっくりをする」「×ひやひやをする」とは言えませんから、これで一語で、全体でひとつの動詞です。 ともかく、このように「動作名詞+する」はこれで一語であり、これ全体でひとつの動詞なのです。
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- 夕紀(@yuki0421)
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勉強する、って言葉は元々ありませんでした。勉強をする、が正しいのです。 しかし、 日本語はおおらかで、今では勉強する、を認めています。動詞です。 とんでもございません、は全く変なんです。本来は、とんでも無い事でございます、が正解。 これだって、現代語では前者の方がよく使われますよね。 日本語はファジーなんですね。
- ゆのじ(@u-jk49)
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名詞「実現」+使役の助動詞「させる」は、「せ・せ・せる・せる・せれ・せよ」と変化します。下一段活用ですし、サ行変格活用とは関係ありません。名詞と動詞でもありません。以上の通り、名詞と助動詞です。
お礼
回答ありがとうごさいます。