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日本語の動詞を英語で説明すると
私が外人に日本語を教えていた時、日本語の動詞について次のように説明していました。 未然形 infinitive mode 連体形 attributive mode 連用形 adverbal mode 仮定形 conditional mode 命令形 imaperative mode 終止形 predicative mode 五段活用 vowel-inflexion form 上一段活用 i-form 下一段活用 e-form か行変格活用、さ行変格活用 irregular form まあ、この他 上一段活用と下一段活用の命令形につく 「ろ」は suffixとして扱ったり、必ずしも私たちが 学ぶ国文法に則ってはいません。 そこで質問です。英語圏の人に日本語を教えるのは、 日本語と英語自体 文法構造がまるっきり違うので 難しいですね。文法用語の解説で自分でも少し頭を 傾げるのは 未然形と仮定形の部分です。 私のように 英語圏の人に日本語を教えたことのある方、ここの部分はどのように説明していますか?
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- Ganbatteruyo
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Gです。 こんにちは、cherry77さん。 補足質問させてください. 日本語を教えるのに、このような難しい事を教える必要があるのか少し疑問に思ったのですが、いかがでしょうか. これらの専門用語を習うと言う事は日本語学を教えると言うレベルなのではないでしょうか. 私には、新しい動詞を教える時に、その動詞の「よく使われる」言い方をその人の興味のある行動範囲で教えたほうがいいのではないかと思うのですが。 辞書を使って勉強したい人には、辞書に載っている終止形を教えても、辞書を使いたくない人には、殆んど必要のない活用ではないでしょうか. 読むという単語を教える時に、「良く使われる言いKた」として、 読みました. 読みませんでした. 読もうと思っています. 読みたいです. 読みたくありません. 読んだ事があります. 読んでください. くらいしかないのではないでしょうか. 文法用語を教え、活用を教えても、日本語がどんなに複雑かということを教えるだけのことになってしまうのではないかと懸念しています. それよりも、良く使う言い回しを教えた方が、習うほうも覚え易いし、文法は文法としてではなく、単に、使う時に高変化する、と言うことだけでいいのではないでしょうか. 遊ぶと言う単語しても、終止形の遊ぶ、は日本人でも殆んど使わないでしょうし、遊べ!と言う命令形も使わないでしょう. でも、へ遊びに行こう、をして遊びたいです、と遊びたくないです、遊びませんでした.遊びました. 行くであれば、へ行きました、と行きました.行きませんでした.行くつもりです. へ行きませんか、行きたいです、行きたくないです.くらいしか頻繁には使わないのでは. 使い慣れてきたら、単語力をつけさすか、違う活用形を日常に使える例文で教えると覚えやすいと思います. 使える日本語、と言う視点で、回答にはなっていないと思いますが、自己主張させていただきました. これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
- big_barn
- ベストアンサー率40% (31/77)
こんばんは。 >文法用語の解説で自分でも少し頭を >傾げるのは 未然形と仮定形の部分です。 具体的にどのような点について首を傾げるのでしょうか? 私は、それほど英語に詳しくないので、英語圏の人に日本語を教える上で特に注意する点は詳しくわかりませんが、一般に(英語圏、アジア語圏に関係なく)日本語教育は、学校文法とは異なった活用形の立て方をしています。 今さら、言うほどのことではありませんが、「読む」を例に、学校文法での活用形について挙げると、 【未然形】「読ま」 「読まない」・・・否定形を作る 「読まれる」・・・受動形を作る 「読ませる」・・・使役形を作る 「読ませられる」・・・使役受動形 【連用形】「読み」 「読みます」・・・・丁寧形を作る 「読みに行く」・・・目的を表す助詞の前で使う 「読みたい」・・・・欲求を表す「-たい」の前で使う 「読みやすい」・・・行為の遂行程度を表す「-やすい」の前で使う 「お読みになる」・・敬語表現の中で使う 「読みすぎる」・・・複合動詞の前項動詞として使う 【終止形】「読む」 文の終止として使うのみ 【連体形】「読む」 名詞の前で使うのみ。現代語では終止形と同じ形 【仮定形】「読め」 「読めば」・・・・条件を表す助詞「-ば」の前で使う 「読める」・・・・可能形の一部で使う(注1) 【命令形】「読め」 文の終止として使うのみ といった感じです。しかし、日本語教育では、 【辞書形】「読む」・・・終止形と同じ。普通形の非過去の肯定形 【語基】「読み」・・・連用形と同じ 【否定形】「読まない」 【条件形】「読めば」 【意志形】「読もう」 【命令形】「読め」 【-て形】「読んで」 【-た形】「読んだ」 【可能形】「読める」(注1) 【受動形】「読まれる」 以上が代表的な活用形です。学校文法は単語にこだわって細かく分類しているのに対し、教育文法では、用法・意味に着目した大まかなとらえ方をしています。 特に、五段動詞の【-て形】や【-た形】のように音便化するものは、連用形に「て」や「た」が接続する際に、『イ音便化』するか、『促音便化』するか、『撥音便化』するかは特にルールがないので、覚えるしかなく相当困難であると考えられます。 というわけで、未然形とか仮定形という概念を捨てて教えられた方がよいと思います。 (注1)ここでの【可能形】は五段動詞の場合で、学校文法では一段活用の『可能動詞』として扱っております。本来の可能の形は「読まれる」です。 直接の回答にはなっていませんが、参考になればと思います。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 >日本語を教えるのに、このような難しい事を教える必要があるのか少し疑問に思ったのですが、 日本人が、英語を覚えるとき 不定詞の名詞的用法とか分詞構文の云々と覚えるのと同じになりますよね。 しかし、英語圏の人が日本語を覚えるときも 何でこうなるのかと文法的な疑問を抱いたりするものですね。 どうりで、やはり母国語より外国語の方が文法が詳しくなるものです。日本人が日本語を話すときだって、 いちいち未然形だの連用形だの意識していませんよね。