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形容詞の考え方
たとえば、「走っている人」を英訳すると (1)running man (2)man running (3)man of running (4)running of man など、種類がたくさんあるのですが、どれを使えばよいのかわかりません。また、どこで違いを見分けるのでしょうか。 「of」は同格の「of」があると勉強したのですが、形容詞が名詞の前後について修飾している時など、区別の方法がわかりません。 よろしくお願いします。
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基本的には・・・、 形容詞が1語で名詞を修飾するときには、形容詞はその名詞の前から 修飾します。 例:a beautiful flower (形容詞 beautiful + 名詞 flower)の順 a wooden desk (形容詞 wooden + 名詞 desk)の順 これらの形容詞が2語以上並んで修飾するときも名詞の前から修飾します。 例 a beautiful wooden desk ですから、歩いている犬 であれば、a walking dog となります。 (ご質問の 走っている人 も同じことです) 2語以上で形容詞句を作って名詞を修飾する場合は、後ろから名詞を修飾します。 例 a flower brought by him yesterday (brought by him が flower を修飾する形容詞句、2語以上でひとつの塊だから名詞 flower の後ろに置く) ご質問中の 同格の of は、「前置詞」です。 前置詞というのは「名詞の前に置く」のですから、その形は of + 名詞 になるので、 of + 形容詞 にはなりません。 of + runnning ならば、この running は形容詞ではなくて動名詞です。 of + 名詞 で形容詞を作るときは、その名詞そのもの のような意味になります。 例 a man of power 権力の象徴のような男 ですから、He is a man of running ならば、彼は走ることの神様だ のような意味になります。 また、man running と単独でなることはありませんが、 SVOCの構文で、OCの部分だけをみると、名詞 + 形容詞 の形になりますね。 例 I saw him walking. 私は彼が歩いているのを見た この場合、O(目的語)は him, C(補語)は walking ですから、 そこだけを見れば、him walking の形にはみえます。 形容詞 と一言でいっても、その説明はここで簡単にできるものでは ありませんが、基本的なことは上記のようなことになると思います。 もしお手元に文法書があれば、形容詞のところを何度もよく読んで見てください。 なければ、「英文法解説」や「ロイヤル英文法」など定番ものを お手元に置かれるといいと思います。
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- 06miyachan
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質問者は本当に「形容詞の意味」を知りたいのですか? 以前、これと似た質問があったので、細かく説明したら、わかりにくかったのか、無視(黙殺?)されたことがあるので。まあ、口当たりのいい解答だけ得ればよい、という人もいるのでしょうから、仕方がありませんが、ともかく、本当に英語を学びたいという人も多いと考えて、私なりの回答を投稿させていただきます。 質問者は、4個の例文を挙げていますが、(4)の例文だと、「走る」とは、別の意味になりかねないところがあります。詳しいことは後で述べます。 まず、「形容詞」とはなにや? となりますね。これは、うっかりしやすい点ですが、言葉というものは、独立に存在しているのでなく、人間側と一緒にあるということです。わかりにくいかな? これは、言葉とは、人間側の判断(感情)を表すためにある、と言うことです。あたりまえみたいですが、文法の説明を行うとき、この点を忘れている人があまりにも多いからです。 分かり易い例を挙げると、「痛い」という言葉は「形容詞」ですね。なぜ、名詞ではないでしょうか? なにしろ、「苦痛」は名詞ですから。どっちも同じ「いたみ」なのに? なのに、文法書はこの辺を説明してくれない。。。 さて、長い(?)前置きはさておいて、「形容詞」とは、話し手(言語主体)の対象との、その時点での判断を示すものなり、と覚えてください。たとえば、質問者が、画鋲を踏んで、「いたーい」と叫ぶ場面を思い浮かべて欲しいのです。その「痛み」は、その時点だけの感じ(判断)の筈です。ですから、「走っている人」とは、質問者が走者をみかけたときだけの「判断」であるといえます。まさか、ずっと走っているわけではないはずですから。 ですから、「走る」ことを職業とするプロなどの人は、「走者」と呼ばれるわけです。ここに、「形容詞」と「名詞」との違いがあるわけです。念のために、説明させていただくと、ずっと「性質・属性」を変化しないものには、「名詞」という概念が使われ、対象の一部だけを説明するときには、「形容詞」を使うと。 この辺を理解してもらった上で、質問者が提供した例文の解説をさせていただきます。 (1)running man 解説: これは、「形容詞+名詞」という組み合わせであることはわかりますね。これは、英語にとっては、普通の言い方です。(ちなみに、フランス語では、「名詞+形容詞」というのが普通の言い方です。) これは、普遍的な言い方で、単に、「走る人」であれば誰でも同じという意味です。つまり、「sleeping man」でなければよい、という意味です。わかりにくいかな? たとえば、「flying birds」というのは、同じ鳥でも、「ダチョウ」は含まれないのです。なにしろ、「飛べない」鳥ですから。つまり、同じ「鳥類」でも、「飛ぶ」という「形容詞」という「属性・性格」で分類していると考えるわけです。 だから、「running man」といえば、同じ「man」でも、「走れるか? それとも走れないか?(足が不自由のため)」という区分を示すためと言えるわけです。このように、「形容詞」とは、同じ「名詞」を区分するための品詞(用語)であると考えても良いわけです。たとえば、「わるい・食べ物、おいしい・食べ物、まずい・食べ物」というように、話し手と対象との判断(その時点の)」を表すのが、「形容詞」の役目というわけです。さて、次の例文に移りましょう。 (2)man running 解説: これは、「名詞+形容詞」という組み合わせですね。もっとも、厳密にいえば、「名詞+動名詞」であると言わないといけないという専門家からの批判が飛んできそうですが、まあ、詳しいことは後で述べるとしましょう。 まず、「名詞+形容詞」という組み合わせは、もともとフランス式の言い方で、たいていは、難しい語句の場合は、これがそうです。どういうときに使われるのかと言えば、対象の名詞の、その時点で在り方を述べるときに使われます。たとえば、「flying birds」とは、「飛べる鳥」の全てを意味してますが、「cat flying」といえば、犬に追われて川へ飛び込むという、その時点での「飛ぶ」猫の在り方を取り上げているのです。 まさか、「猫」は飛べませんね。しかし、「空中を飛ぶ」という視点からみれば、その時点での猫の状態を述べるために、「名詞+形容詞」という組み合わせを使っているのです。もし、「形容詞+名詞:flying cat」だと、本当に、「飛べる猫」がいることになって、大変な(?)事になります。 まとめていえば、 ● 形容詞+名詞: 普遍的な、いつでも同じような行為をするような対象に使われる。たとえば、「氷」はいつでも、「冷たい」ものであるように。 ● 名詞+形容詞: その時点だけの状況、状態だけの在り方を述べるときに使われる。しかし、フランス語系の熟語などには、名詞+形容詞という言い方が決まっていることが多いので、気をつけてください。 (3)man of running 解説: まず、質問者は、「同格」の意味をご存じでしょうか? それを理解できなければ、「of」の意味も理解できないのです。ちょっと話がそれますが、我慢してください。 a ring of gold これは、「金製のリング」という意味ですが、リングという形を残したまま、金だけを抜き去ることは可能でしょうか? 無理の筈です。金という基体があってリングがあるわけです。つまり、リングと金とは、同じもので出来ている(同格)という意味です。 さて、「of」の意味は、「それから分かれたもの、それを起因とする、それを原因とする」フランス語の「ab-」から来たものです。英語辞典を引いて確かめてください。ですから、「a ring of gold」を解析すると、下記の通りになります。 a ring <<<< (of) gold = 金から(金を原因とする)できたリング これと同じように言えば、「man of running 」という文も、 man <<<< (of) running = 「走る」から(走ること原因とする)人間 という意味になることがわかるはずです。 どういう意味になるかと言えば、「人間は、『走る』ことから人間になった」といえましょうか。分かり易く言えば、「人間は、道具を使う動物だ」という意味と考えてみてください。この例文だと、少し不自然な言い方となりますが、まあ、あくまでも参考のためと考えてください。 (4)running of man 解説: (3)の説明を読んでいただけば、「running of man」の意味は、「人間を原因とする走力、運営、流出物、流出量」という意味になりかねないことがわかると思います。別の例をあげると、 ● the running of a business (事業運営) ● the 113th running of the Kentucky Derby (第113回ケンタッキーダービー競馬) (ランダムハウス英和辞典より引用) 「of」の意味(規定)は、左項から右項へと流れるのが本来用法でしたが、近世時代にフランス式用法が流れたために、下記に挙げるように、紛らわしくなったのです。 ● Is this some kind of joke? (これでも冗談(のつもり)ですか。) ● You look kind of tired. (あなたはちょっと疲れているようだ=《口語》 ) 上記の例文を見ればわかるように、本来の「左項から右項へと流れ(規定)」になっていません。英語が、フランス式用法をも採り入れたために、ややこしくなってしまったのです。 「形容詞」の使い方だけ絞って説明してきましたが、動名詞との違いも取り上げるべきでしょうが、私の他の回答欄を見ていただけばと思います。現在分詞の-ing と動名詞の-ingも、本来は、古英語では、別のものだったのですが、近代英語では、同じ形になってしまいました。この辺の事情は、他の回答者に説明してもらうとして、これで終わりとしたいと思います。
お礼
ありがとうございました。 特に(1)と(2)がわかりやすくはっきりしました。 ふつうに見ているだけだと、同じ意味に取ってしまうのですが、意味の区別が理解できました。 もっと勉強してみます。 とても参考になりました。
- go_urn
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こんにちは! (1)動詞に ing をつけますと、3つ可能性があります。1)動名詞(名詞として機能)、2)現在分詞(形容詞として機能)、3)分詞構文(副詞として機能) (2)同格の前置詞の of は、前後とも名詞になります。例)the old city of Edinburgh (エディンバラという古い都市:the old city=Edinburgh) (3)お示しの(3) man of running (4) running of man は、同格とするなら、動名詞としか取れず、しかも man = running は無理です。the running of the man とすれば、「その男の走り」という別の意味になってしまいます。 (4)したがって、(1) running man (2) man running かになりますが、どちらもある形です。特に running が他の語句を伴っているときは、(2) のように後置でなければなりません。例)a man running in the park (5)また補語的に用いられる場合は、単独でも後置されます。例)I was struck by the sight of the man running. (6)それ以外は、名詞の前におかれるのが原則です。例)The running man panted and panted as if he were dying. 以上、御参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございました。 (4)は知りませんでした。 もっと勉強してみます。 ありがとうございました。
- port123
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こんにちは どういう文書で「走っている人」を書くのかで変わります。 (1)は 厳密には現在分詞ですが、使用頻度が高い為、形容詞として 扱われています。なので、(1)で問題ありません。 (2)は man who is runningの関係代名詞の省略です。 (3)(4)は頻度が低いので省略しますが、たいていの場合、 1つの形容詞で名詞を修飾する場合は前につけます。 ただし、ここでいう1つは単語という意味です。 文としての修飾の場合は後ろにつけます。 tall beautiful girl この場合は修飾は2つですが、 前で問題ないです。もちろん後ろにしても可です。 文としての修飾とは、girlに対しての修飾が、 「最近街で噂になっている girl」、「会社で一番仕事の出来る girl」 などの場合は後ろになります。 形容詞の勉強なら、同時に関係代名詞も並行して勉強された方が良いかと思います。大きな意味で形容詞と捉えてください。 日本語で言うなら、形容詞ではなく形容句になります。 回答内容が違っていたら、また書き込みしてください
お礼
ありがとうございました。 やはり部分的に考えていて全体像から考えていなかったと思います。 もっと勉強してみます。 とても参考になりました。
お礼
ありがとうございました。 形容詞の部分のみで考えすぎていたかもしれません。 もっと勉強してみます。 とても参考になりました。