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証明してもらいたいのですが・・・
ある多角形(五角形など)はある直線で分けられる。このとき周囲の長さも面積も2等分された。これを証明してください。 ちなみに高校生の授業で問われました。 自分なりに考えたのは連続性?よく分かりませんでしたが・・・ よろしくお願いします。
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>ある多角形(五角形など)はある直線で分けられる。このとき周囲の長さも面積も2等分された。.... とりあえず、凸多角形の場合だけ。 凸多角形の一頂点V を原点として、辺をたどった点P までの距離をX(P) であらわす。 まず、凸多角形の一点A を出発点として、辺をたどって中間点B を経由し、ふたたび点A に戻ってみる。 初めの出発点は頂点V としよう。 つまり、X(A)=0、X(B)=L/2 で、各辺を一巡して戻ったとき、X(A)=L…(凸多角形の全辺長) とする。 凸多角形は直線A-B で二分されるが、往路(A→B)側の面積をS1 とし、帰路(B→A)側の面積をS2 とすれば、 S1+S2=T …(凸多角形の全面積) S1=S2 とは限らない(可能性はあるが)。 そこで、出発点を V からプラス側に連続的にずらしていき、X(A)=L/2 (初期の B 点)に達したとき、 往路側の面積S1' と帰路側の面積S2'は、初期の S1 と S2 を逆転した値になる。 ややこしいので、まとめてみよう。 出発点A の座標をx とし、往路側の面積をS1(x) とすると、x[0 : L/2]の区間内にて、S1(x) は [S1 : S2]の値をとる連続関数である。 S1=S2 ならば、出発点はどこでもよい。 違う場合は、中間値の定理により S1(x)=T/2 となる x[0 : l/2] の点C が存在するので、その点Cを出発点として、辺をたどって中間 点B を求めれば、点のペア{C, B}が題意を満足する。
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私が思いついた証明法も、#1さんと全くと言っていいほど同じになりましたが…。 まず、多角形の周長をLとおきます。 ここで、多角形の辺上を移動する同点P、Qを考え、 これらは常にPからQまでの辺をつたっての距離L/2を 満たしながら動くものとします。 P、Qの移動距離をxとし、線分PQとPからQ(必ずPが先に来る) までの辺とで囲まれた図形をZとし、その部分の面積をS(x)とおきます。 また多角形の面積はSとおく。 ここで、S(0) < S/2 または S(0) = S/2またはS(0) > S/2 のどれかを満たしています。 S(0)=S/2ならばこの時点で条件を満たす線分PQとなります。 問題は、S(0) < S/2 または、S(0) > S/2のときです。 ここで、x = L/2まで移動した時、 S(0) < S/2ならば、S(L/2) > S/2 S(0) > S/2ならば、S(L/2) < S/2 になるのは気付くでしょうか? この時点ではPは出発点のQの位置、Qは出発点のPの位置にいる事に なります。すると、S(L/2) = S - S(0)を満たすからです。 つまり、これは、出発時の多角形の領域から図形Zを除いた部分に 相当し、その面積にあたります。 ここで、T(x) = S(x)-S/2とおくと、 S(0) < S/2ならば、T(0) < 0 かつ T(L/2) > 0となるので、 T(x)は連続であることから、 中間値の定理により、0 < x < L/2の範囲にT(x) = 0となるような xの値が存在するわけです。 ここで、そのxの値をcとおくと、T(c) = S(c)-S/2 = 0より、 S(c) = S/2であり、確かに条件を満たす線分PQが存在する事が言えます。
お礼
同じ解説ながらさらに詳しく解説していただいてうれしいです。 ありがとうございました!
お礼
ありがとうございます。 詳しく解説していただいてありがとうございます。