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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:今昔物語集・平定文仮借本院侍従語第一は平中の、実際のスープという妄想、それとも実弾だったの?)
今昔物語集・平定文仮借本院侍従語第一の真実は?
このQ&Aのポイント
- 今昔物語集・平定文仮借本院侍従語第一は日本の古典文学のエロ・変態・スカトロ・幻想・猟奇な一面を描いた作品です。
- 平中が侍従の君の屋敷で強奪した尿筥の中身は、尿とみせかけた丁子を煮た汁と野老と練香を甘葛で調合した固形物でした。
- 実際に平中がわざとソレらしくみせていたか、それとも妄想で実際は大と小の実物だったのか、本文からは判断できません。
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この話は、「宇治拾遺物語集」にも同じ話が、「今昔物語集」より詳細に載っているので、一度読み比べてください。「今昔物語集」は、文章が十分でなく、意味不明の部分がありますが、「宇治拾遺物語」のほうはより明確に書かれています。 本文を要約すると、平仲(平貞文)は、本院侍従に何度もすげなくされて、恋心に打ちしおれて、終にはいっそ侍従の人に見られたくないもの(すなわち下のもの)を見て、「あのような美人でもこのような汚いものを出す普通の人間であったのだ」と、自らを納得させるため何度か侍従の使っている下女が箱を洗うところを奪い去ろうとしますが失敗します。 侍従は、下女からその話を聞き、貞文の下心を読んで、それならば逆にえもいわれぬように芳醇な香りと甘いもので、汚物らしくわざと作り上げ、箱に入れてわざと奪われたように見せかけます。このあたりの説明が「今昔物語集」には省かれています。 そうとは知らない貞文は、何度か失敗の後ようやく目指す汚物の入った箱を奪い(実際は奪われたように見せかけられたもの)、中身を見て侍従のことをようやくあきらめようとしますが、本文に書かれているように、甘づるで仕上げたものを見せ付けられ、侍従は常人とは違うのだとさまざまと見せ付けられ、平仲もこれには一本取られて、侍従に対する恋心が更に高まるのであった、と言う筋です。