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太宰治について
太宰治を卒論で取り扱っている人いますか?どの作品?あと、太宰について思うこととか、何でもいいんで、返事ください。
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学生時代よく読みました。素人なりの意見ですが、太宰の本質は一般的に思われているほどそんなに暗いものではないと思っています。太宰の作品は「人間失格」とか「斜陽」が有名ですが、彼の本質を知るのには故郷のことを題材にした「津軽」がお勧めです。あと中期の短、中篇も佳作が多く個人的に作家としての才能が一番輝いていた時期ではないかと思っています。「富嶽百景」とか「女性徒」とか・・・恩師の井伏鱒二や作家仲間だった坂口安吾や壇一雄も色々と太宰のことを書いているので参考になるのでは?後期(晩年)の作品は本人の精神状態や健康状態が色濃く出て病的で一人の作家の研究対象としてはあまりお勧めはできません。文章はさすがですが・・・太宰の文章を評して「悲しい落語」と言っていた人がいます。
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- mujinkun
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何でもいいとおっしゃるので一言。 よく「人間失格」を読んだら死にたくなるから思春期は読むなとか言いますけど、私高校時代に読んで大笑いし、太宰のことを、こいつふざけきってるオモロイやつ、と思いました。 だから自殺したっていうことが、意外な感じだったのですが、面白い、ふざけた生活が、なんだかできなくなっちゃった自分に飽きて、死んでみちゃったんじゃないかなぁなんて思いました。 太宰のこと、全然調べたりしたことないので、作品から私が勝手に思い描いた印象ですので、怒らないでください・・・
お礼
お返事ありがとうございます。全然怒りませんよ笑!そんなー、意見を頂いて、嬉しいかぎりっすよ。そうですよね、確かに、そんな感はありますよね。猪瀬直樹がテレビで言ってたんですけど、太宰は死ぬ気は毛頭なかった って。私は今まで、太宰は、人間が内面に抱えている、すごくドロドロした孤独感とか劣等感、(その他もろももろ)が強く、それに押しつぶされそうになって、自殺(心中)未遂を何度も繰り返し、果てには死んでしまった、うーん、なんつーんだろう、そういうすごくダークな人間だった、と思っていたんですよね。確かにそれもあると思うんです。けど、太宰は猪瀬が言うように、死ぬ気はなく、お茶らけの部分があって、人生をお茶らけて、もてあそんでたって感じがします。だから、mujinkunさんの意見、私も分かります。どうも有難う。
お礼
お返事有難うございます!実は卒論で太宰を扱っているんですが、(作品論なんですけど)何故か作家論の方向にいっちゃった感じで、『この作品は太宰が表現したいことが本当に表れているんですか?そう思えないけど』みたいに先生にも言われちゃって、はぁ・・・ってな感じで、落ち込み中なのです笑。もうどうしたらいいんでしょって感じです。やっぱ、作家論になっちゃうと、それこそ何年もかかりますよね。それに、太宰の本質にせまるっ!ってかっこよく言ったって、そんなのは太宰自身に聞かなきゃ分からないことであり、太宰に聞いてみても、分かんないのかもしれないし、まぁ、研究ってそんなものなんでしょうけど。。。ってな感じで、もうぐちゃぐちゃです笑。誰かに、意見を聞きたかったんです。そして、この胸のうちも聞いてもらいたかったのです。どうも有難うございました。