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英語の否定疑問文と付加疑問文のニュアンスと使用頻度について教えて下さい
英語の否定疑問文のなかには,例えば Why don't we do? Why don't you do? のように日本語の直訳とは少しニュアンスの異なるものもがありますが,大体において否定疑問文を用いたときのニュアンスというのは,我々が日本語のなかで用いる否定疑問文のニュアンスと同じと考えてよいでしょうか・・・.「大体において・・・」と言われても困るかも分かりませんが,思うに我々日本人は(特に意図がない場合でも)単純に肯定型の疑問文の代わりに 否定疑問文を使う傾向があるような気がします.幾つか例を挙げますと, (事実を知らずに,事実を確認するぐらいの気持ちで) (1)「君は昨日魚釣りに行かなかったの?」 (「行ったの?」と聞く場合の単なる代用) (2) 「君は酒を飲まないんですか?」 (「飲みますか?」と聞く場合の単なる代用) (「魚釣りに行かなかった」という事実,「酒は飲まない」という事実を知っている上で) (3)「君は昨日魚釣りに行かなかったの?」 (4)「君は酒を飲まないんですか?」 ((1),(2) と比べると若干イントネーションは変わるでしょうが,事実を知っていても疑問文の形で発言.発言の意図は時と場合で様々でしょうが,付加疑問文の形で言ってもおかしくはない,いやむしろ自然な場合) 私の思い込みかも知れませんが,日本語では人に疑問を発する場合に,肯定形で尋ねるとちょっと角が立った感じがするが,否定形で尋ねるといくぶん角が取れるようなところがあって(勿論,話の内容によって大部変わります),私自信は日本語において,否定疑問文をよく用いている気がします.この辺りの事情は英語ではどうでしょうか? 欧米人は日本人ほど否定疑問文を多用しないという傾向はあるでしょうか?個別的に見れば日本語でも同様で,否定疑問にすることで「驚き」や「苛立ち」などの特別の感情が込められることは多々ありますが,一般的に否定疑問文にすることでニュアンスに微妙な差が出るというようなことはあるでしょうか.それとも,個別のケースではともかく,一般的に大して差はないので,ほぼ日本語と同じ感覚で使ってよいでしょうか. 同様に,日本人は日本語のなかで付加疑問文(この表現が適切かどうかは分かりません)を多用する傾向があります.英語の付加疑問文は「念を押す」「同意を求める」の意図で用いられる・・・とありますが,我々日本人が頻繁に用いる「・・・ですよね」は,たえず相手の同意を確認しながら,一方的な断定によって相手の気持ちを傷つけることがないように・・・との思いから使っているのではないでしょうか・・・.果たして欧米人はこれほどまでに付加疑問文を多用するのでしょうか. 実は,以上2点の疑問は,私がオンラインレッスンを受ける際に,日本語の感覚をそのまま持ち込んで,英文メールを送ったり,英語を話しているとき,やたら付加疑問文や否定疑問文が多いと気づいたなかから生まれた疑問です.どうぞ宜しく御教示をお願いします.
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付加疑問文と否定疑問文とは用法が異なります。 もっとも丁寧なグレードの依頼がWouldn't you ~であるように 否定型での発信は柔らか味を添えます。それは事実でしょう。 私は、日本語の環境において相手を考慮して否定表現で問いかけ るようなことを意識してすることはありませんが、日本語において も柔らか味を添えていると思います。 欧米人が付加疑問を相手に対する配慮で使用しているというのは ないでしょう。私の経験からいって、彼らは共感を求めているの だと思います。 Why don't we do? は否定による柔らげというよりは、反語的用法です。ですから、 積極的な勧誘の時にも用いられます。この用法は西洋の古典語の 時代からあるもので、特に英語限って存在するわけではありません。
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- tjhiroko
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#6ですが、書き込んですぐ自分の愚かさに気づきました。 インタビュー記事ならyouを使って検索した方がいいに決まってますね。 ということで、次のような結果になりました。 interview "don't you" 1,360,000 interview "didn't you" 1,020,000 interview "aren't you" 1,010,000 interview "weren't you" 227,000
お礼
早速のご回答および Google での再三の検索,有難うございます.確かに,ゲストに対するインタビューとなると,付加疑問文の出る幕は必然的に多くなるでしょうね.相手の話を一つ一つ確認しながら,同時に相手から視聴者が欲しがるような情報を如何に聞き出すかが問われますので・・・.有難うございました.
- tjhiroko
- ベストアンサー率52% (2281/4352)
#4ですが、昨日BBCラジオを意識して聞いていたら、DJとゲストとの会話で頻繁に付加疑問文が登場しているように感じられました。 で、試しにGoogle.com の方で検索してみたのですが(日本のグーグルですと最初に日本のものが多く出てきますしヒット数も若干異なりますので)キーワードとヒット数についてこのようになりました。 interview "isn't it" 1,260,000 interview "doesn't it" 1,020,000 interview "wasn't it" 755,000 interview "didn't it" 354,000 キーワードにinterview を入れることによってインタビュー記事などが多く引っかかるかと思ってこうやってみたのですが、上に挙げた4つの例の語順は全て否定疑問文か付加疑問文になると思いますが、interview という語を入れてもこれだけの数がヒットするわけです。 これなら、少なくとも会話では普通に使われていると考えられるのではないでしょうか。
- komimasaH
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付加疑問文はいちいち相手に同意を求めているように聴こえると 思います。かえって、失礼になるのではないでしょうか。 丁寧という意味はまったくないと思います。(日本語でもないとおもいますが) isn't it?なんていうと、何?という顔をされます。 かつて出向で、アメリカの会社に2年間いたとき、一回も聴きませんでした。男同士の会話ではですが。 ちなみに、日本人は相手の話を聞くときアタマをこっくりしますがこれもありません。日本人は聴いていると示しているだけで、同意を しめしてはいないのですが、同意を示すと思うのでは。
お礼
早速のご回答有難うございます.#2様からも御指摘頂いた様に,英語の付加疑問文では,話相手に対する配慮や丁寧さというものはほとんど意図されていないのですね.多用するとかえって誤解を招くとは・・・.やはり日本語を文字通り英語に置き換えることの危うさを勉強させて頂きました.有難うございました.
- tjhiroko
- ベストアンサー率52% (2281/4352)
付加疑問文についてはこちらにも詳しく載っています。 http://en.wikipedia.org/wiki/Tag_questions これによると付加疑問文の使われ方はかなり幅広いようですね。意味としても、politenessもあるようですよ。確かにここで例文としてあげられているOpen the window, will you? というのは丁寧を表す付加疑問文ですね。 ここでは Easier said than done, eh? というのも付加疑問文として載せていますが、文末に...,right? なんていうのはしょっちゅう聞く気がしますので、そういう形でも可なら付加疑問文というのは会話では頻繁に使われるのではないでしょうか。
お礼
早速のご回答有難うございます.ご紹介頂いたサイトも覗いてみました.付加疑問文と言っても,実に様々な形,意味合いがあるのですね.非常に参考になりました.
- yoohoo_7
- ベストアンサー率55% (255/460)
>この辺りの事情は英語ではどうでしょうか? 日本語で否定疑問を用いるのは、大きく分けて、次のA、Bがあります。 A: 実態どおりである場合。つまり、実際の状態も否定疑問のようであると話し手が思っているあるいは否定疑問のようであることを話し手が期待している場合。 B: 上品に言う場合。つまり、肯定疑問で言うより否定疑問で言った方が上品であると話し手が思う場合。 例えば、次のようです。 A-1: トルコはヨーロッパじゃないの?(実態どおり) A-2: 明日、学校は休みじゃないの?(実態どおり) B-1: お昼ご飯食べない?(上品) B-2: 疲れてない?(上品) しかし、英米人は、「実態どおり」の場合の用い方は日本人と同じですが、「上品」のために否定疑問を用いることはまずしません。というか、B-1、B-2のようなことに関しては、上品、下品という感覚がないと言った方が正確と思います。したがって、B-1、B-2のような否定疑問は用いず、このような場合は肯定文で次のように言います。 B-3: お昼ご飯食べる? B-4: 疲れてる? >果たして欧米人はこれほどまでに付加疑問文を多用するのでしょうか. 英米人は、日本人に比べ、付加疑問文を用いることはずっと少ないようです。付加疑問文を用いるのは、そのような意味を確実に相手に伝えたい場合に限られ、通常は付加疑問文無しで言い切る形を用います。 一般に、英米人は日本人が用いる「なんだよね」「なのよね」などに限らず、「からね」「でしょうよ」などニュアンスを表すために文末に付ける文字群を「不要」「一体あれは何?」と感じているようです。
お礼
早速のご回答有難うございます.この質問を投稿する段階では,正直に申しまして yoohoo_7 様が挙げられたような例までは,私の頭にはありませんでした.例えば B-1 にあるような「~しませんか」(提案,推奨)などの類も,言われてみると確かに否定疑問と言われれば言えなくはないですね・・・(日本語文法のことはよく分からないですが).こうして見ていくと,日本語って,否定疑問のオンパレードですよね. 日本語表現で多用される付加疑問文的(?)な言い回しは,やはり欧米人には奇妙に感じるのですか・・・.実は今回この点が一番気になっていたのですが,これから注意したいと思います.有難うございました.
- sanori
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だいぶ前の、私自身の質問です。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa983642.html 何を言いたいかと申しますと、 日本語の否定疑問文に対する返答方法がまちまちであるのですから、 その否定疑問文自体のニュアンスもまちまちなのではないかと考えられる、 ということです。 回答になっていないかもしれませんが、とりあえず。
お礼
早速のご回答有難うございます.紹介していただいたURLも拝見し,改めて日本語の難しさを痛感し,同時に,日本語ってけったいな言語だな・・・と感じた次第です.
お礼
否定型の発信というのは,日本語に限らず英語においても柔らか味が添えられるというのは興味深いですね・・・. 付加疑問については,相手への配慮というより共感の要求ですか・・・.これはある意味で自己主張の強さと言い換えることもできるのでしょうか・・・.もしそうだとしたら(間違っていたらスミマセン),我々が配慮のつもり頻繁に使う「・・・ですよね」を再三,英語の付加疑問文に置き換えていると,日本人の多くが美徳としている奥ゆかしさが台無しになってしまう可能性もありますね・・・.とにかく大変参考になりました.有難うございました.