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ブラックボックス戦略とは?
カテゴリー違いであれば、申し訳ございません。 ある新セキュリティシステムを製作している企業が、特許を取らずにブラックボックス戦略に徹するという記事を新聞で拝見したのですが、ブラックボックス戦略とはどういうものでしょうか? 確かに、セキュリティ分野は技術を公開できないのは理解できるのですが、素人考えでは特許を取得して技術を盗まれないようにするのが一番だと思うのですが、どのような利点があるのでしょうか? どうも納得できません。 教えて下さい。宜しくお願い致します。
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>特許を取得して技術を盗まれないようにするのが一番だと思うのですが、どのような利点があるのでしょうか? 特許をとるということは、その技術や仕組みを公開することになります。 公開はするけど勝手にその仕組みを使わないように法律で縛るわけです。 ただしセキュリティシステムの場合、仕組みを公開してしまったらそのセキュリティを突破する方法を教えてしまうようなものです。 悪い人たちはその公開情報を見てセキュリティをすり抜ける方法を考えて悪いことをするようになります。 悪い人たちがわざわざ特許料を払うわけありませんし、そもそも特許料を払ったとしてもセキュリティを突破する方法がばれてしまった時点で意味がありません。 よって完全に秘密にしてしまうのが得策となります。 またセキュリティ分野でなくてもあえてブラックボックス化することはあると思います。 日本の特許をとっても海外の企業が真似をすることができてしまいます。 海外の特許をとっても悪い企業は堂々と真似てしまいます。 例えば中国の企業は特許を無視して模倣することが多くて国際的にも問題になってます。 また特許自体は20年で消滅してしまうので、20年たったら忌みがありません。 このようなことを防ぐためにもブラックボックス化は有効でしょう。
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- coffeebar
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近年技術進歩のスピードが加速しているため、現在の遅々とした特許審査制度が追いついていないことも一因に挙げられると思います。 特許が取れたときには もうその技術は陳腐化していて守っても意味のないものになってしまうこともしばしばです。陳腐化していないとしても、それは公開されてしまうので他社はそれを次の技術開発のヒントにしてしまうかもしれません。 ならば特許出願なんてめんどくさい事をせずに、隠すだけ隠して先駆者利益を享受し、他社が技術を盗んだときにはもう次の技術開発がすんでいる状態にすればいいという戦略だと思います。