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今年の低気圧について
今年は例年になく、新年以来、強力な低気圧が日本列島の東側に添って北上することがおおく、北海道方面で竜巻や強風による被害が多かったですね。昨日の低気圧も同じような経路をたどりました。 今回気が付いたのですが、この低気圧の中心から、時計の文字版で言いますと、6時から7時半方向に時計の長針状で左まわりに凸の寒冷前線が延びだしており、それに対して直角よりやや少ない角度で、文字版の3時から4時方向に、短針様の温暖前線または停滞前線が出ていましたが、これは気象学上の何らかの原理によるものでしょうか?また、低気圧にはかならずこのような前線が伴うものでしょうか。お教えください。
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http://onl.net/~taka1997/education/2003/geology/15/index.html 最近の中学の理科では気象について踏み込んだ授業を行っているようです。 上記のサイトをみて驚きました。 昭和30年ごろは気象観測の最前線でも不明な点が多かったことと思います。台風が日本に近づくとアメリカ軍の軍用機が観測機器を積んで小笠原付近の台風の中に飛来して測定していたようですし、その後富士山レーダーの観測が開始されるまで続けられていたようです。その富士山レーダーも気象衛星の画像の精度が向上したことと富士山レーダーの老朽化とを勘案して惜しまれながら姿を消しました。 参考URLの探し方ですが、 検索エンジンの画像イメージ検索で「低気圧 前線」を検索すると図やイラストから面白そうなサイトを探ることができて楽しめそうです。ご紹介したサイトはそのようにして探しました。当該ページは関連前線と温暖前線の進む速度について授業を進める先生のサブノートのようなもののようです。前頁をさかのぼって読むと興味深いことが多々出てきます。
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- Alpinia120
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「ある角度を持って、(低気圧の東側に)停滞前線をともなうのはどうしてでしょうか?」 「強力な低気圧が日本列島の東側に添って北上することがおおく」 の2点について私なりの思うところを述べます。 オホーツク海の高気圧の勢力が強い時は中国方面から移動してきた温帯低気圧は日本海または東北地方のあたりから進路を北に向けることが多いようです。 温帯低気圧の東側はモデル的には温暖前線がありますが、オホーツク海高気圧が強いために停滞前線になったのではないでしょうか。 尚、私は質問者さんのように注意深く天気図を記憶していませんでしたので今年このような傾向が強かったのかどうかはわかりません。観察眼には敬服いたします。 ただ、北上せずに西から東へ駆け抜けるように日本を通り過ぎていった低気圧も多数あったように思います。今年の傾向がこのようだと断言できるのかどうかについては私にはわかりません。 しかし上空のジェット気流が南北にうねって流れているときには質問者さんの言われるような低気圧の移動傾向になりますし、天気予報でもジェット気流が蛇行しているという報道が多かったようにも感じます。
- Kon1701
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”ある角度を持って、停滞前線をともなうのはどうしてでしょうか” 寒冷前線と温暖前線の角度、変わってゆきます。 低気圧が発生して間もないころは角度が比較的大きいのですが、この角度、どんどん狭くなってきます。寒冷前線の方が進みが速いですから。後には寒冷前線が温暖前線に追いついて閉塞前線となります。
お礼
なるほど・・。確かに天気図を連続してみていますと、そのようになって行きますね。おっしゃるとおりですが、私にはどうしてそうなるのかがよくわかりません。気象学の基礎の本でも探して勉強したいですが、何かよい本をご存じでしたらお教えください。 #1さんが、「中学校でならわなかったのか?」と言われましたが、私が中学校のころは昭和30年ころですが、そのような気象の話など一切講義にはありませんでした。興味のある科学関係のことは、自分で岩波新書などを読んでいました。 高校では化学と生物を選択しましたが、「地学」を選択していたら気象学についても教科書に出ていたのでしょうかね。 ところで、いまごろの中学校は昔にくらべて格段に高度なことまでカリキュラムに入っているんですね。驚きでした。
- Ichitsubo
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>これは気象学上の何らかの原理によるものでしょうか? 中学校で習いませんでしたか!!?? 前線は暖気と寒気のせめぎ合い、 低気圧では(北半球なら)反時計回りの渦が出来るので、"人"の字型の前線になります。 >低気圧にはかならずこのような前線が伴うものでしょうか。 いいえ。低気圧の成因によって違います。 日本付近で発生する温帯低気圧はこの寒暖の差をエネルギーとして発生するので、かならず前線を持ちます。 これに対して、台風などの熱帯低気圧は単純に熱気をエネルギーとしているので前線を持ちません。台風が北上し、「温帯低気圧」に成ることがあります。これは低気圧のエネルギーが熱気ではなく、寒暖の差をエネルギーとし前線を持つようになったからです。かならずしも台風が弱まったためではないのです。(洞爺丸台風のように、温帯低気圧になった後に(再発達し)甚大な被害をもたらすこともあります。)
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 補足の件についてもお教え願いませんか?よろしく。
補足
ある角度を持って、停滞前線をともなうのはどうしてでしょうか?これについてもお教えください。
お礼
ご回答ありがとうございます。私は気象に興味はありますが、基礎については何も知りません。特に観察が鋭い訳ではありません。 早速、ネットサイトで前線に関する記事を目下勉強しています。 なかなか面白いものですね。