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Это что? と Что это? の違い
Это что? と Что это? では微妙なニュアンスが違うと入門書に書いてあったのですが(多分白水社の「かたち」か「しくみ」)、そこで解説がおわっていました。 どのようなことで違うのでしょうか?
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ロシア語の語順には普通の順序(прямой порядок)と逆の順序(обратный порядок)があります。ご質問の例で言うと、Что это?が普通の順序でЭто что?が逆の順序になります。 倒置はイントネーションの変化も伴いますが、その際、通常と異なる位置にある語は強調されます。 Что это? よりもЭто что?の方が、疑問が強調されているように感じられます。うまく説明できませんが、日本語で言うなら、「これは何ですか?」と「これは一体何ですか?」のような感じでしょうか。 Что это?の方がニュートラルなニュアンスで使われます。一方、Это что?は聞き返しのとき、例えばЧто это?―Это ручка.― А это что?といったように、話の流れの中で使われます。これら二つの疑問文ではイントネーションも違いますし、Это что?は前に何か同様の質問があって、その関連でさらに質問するときによく使われます。 ほかにはЖизнь-это что?(人生とは何ぞや)など、○○―это что?といった形でよく見られます。この場合も、通常の語順であるЧто это?よりも疑問をより強調するニュアンスです。 いずれにしても、Это что?の語順では単独に使われることは稀で、何らかの関連の質問の後、あるいは特に強い疑問を表現するときに使われるような感覚があります。