アメリカに36年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。
訳としてはありえますね。 しかし、そのどちらかの意味をもたせて使う、意味として受ける、と言うと話は変わってきます。
言葉は使うものです。 そして使うと言うことは、まずその文章だけを使うと言うことは殆どありません。
つまり、私たちは言葉を使うときは頭の中で次に言おうとすることに意味をもたせるために布石的なことを言います。 それが話であり、説明であり、また、すなわち、言葉なのです。 フィーリングをあらわしているわけですね。
この二つの解釈はまったく意味が違うものですね。 つまり、このどちらかの意味(フィーリング)を伝えるために前後する文章や状況と言うものがあるはずなわけです。
もう少しこの理解を拡張すると、本来の意味でない表現でももっているフィーリングを状況によっては表せますね。 学校から帰ってきた子供が母親に、「おなかがすいたよ」と言った場合、その子は本当におなかがすいたと言うことを言っているのでしょうか。 そうだったらお母さんは「あそう、教えてくれてうれしいわ」で終わってしまうかもしれませんね。 でも、子供としてはおなかが減った、と言う表現を使って、「何か食べるもの無い?」と言うフィーリングを伝えているわけですね。だからこそ「冷蔵庫に~があるわよ」と言う返事をするわけです。 こういう言い方にみんな慣れていくわけです。
逆に「何か食べるもの無い?」と言ったら、お母さんは、「この子はおなかが減っているんだ、何か作ってあげなきゃ」と言う理解をするわけです。
英語でも同じですね。 Do you have a watch?と聞かれ自分の持っている腕時計を示して、You see, I have a Seiko。なんていわないですね。 Let me see. It's 5 O'clock.と言う返事をするわけです。
ですから、いま、この文章の意味をどちらにするか、と言うことはそんなに気にする必要は無い、と言うことになります。 なぜって、それを聞く・読むときに状況が分かっているわけですからおのずからしてフィーリングも分かるわけです。
では、これを使うときに、もっているフィーリングを伝えようとするとき、違いを出さなくてはいけない、出そうとするフィーリングもあります。 ですから、使える英語を習うためにはもうひとつの知識も必要となります。 (ネイティブは知識としてではなく自分の言葉として知っている、と言うことですが)
何を言っているかと言うと、この文章の言い方なんです。
「私たちはビーチで写真を撮ってもらった。」We had our pictures taken / on the beach.
「私たちはビーチで撮って貰った写真を持っていた。」We had our pictures / taken on the beach.
と/のところでちょっとした間を空けるわけです。 つまり、撮ってもらったhad our pictures takenと持っていたhad our picturesと言うフィーリングをひとつにまとめた言い方をするわけです。
では文字にするときはどうかと言うと、文章の構造を変えて意味合いをはっきり出すようにするわけです。 On the beach, we had our pictures taken. We asked somebody and had our pictures taken when we were at the beach.と言うように「誤解」をおこす可能性の存在を知ることで違う表現をしなくてはならないと言う「表現力」が文字を使うときは必要となるわけですね。
持っている、の方はWe had our picutres taken on the beach when were there before. とかWe had our pictures that were taken at the beach. (過去完了の形を使ってもいいです)
また、ourと言う所有格がキーワードになるときもあります。 a putureやa few m[icturesなど所有格の無いものはどちらにも取れますが、had our pictures taken on the beachとすると「自分たちの持ち物になった写真」「私たちの写真と言える写真」と言うフィーリングが出て「撮ってもらった(ったので自分たちの写真が出来た)」と言うフィーリングになる可能性が高くなるわけです。 「ビーチでとった私たちの写真」を持っていた、とすると、私たちの?、となる可能性もでてくるわけです。 これは文脈から分かることなので大きなポイントにはならないでしょう、ただ、使役動詞を使ったとき所有格を使うことが多いのですね。I had my hair cut. I had my car washed by a pro.などですね。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
丁寧な解説をしていただき本当にありがとうございました。間の取り方や所有格のことなど大変勉強になりました。