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古典の意義
高校生です。古典は嫌いではありません。むしろ勉強を始めてからは少し面白くなってきました。ただ、これは他の教科でも思うことですが、古典はなぜ教育で必須のものとして扱われているのでしょうか。 教師に聞いてみると、日本語の理解が深まるという風に言っていました。しかし、日本語とは大分異なっているので、いまいち納得できません。 どのような理由で古典が扱われているのでしょうか。 こういったことは友人達は興味がないようですが、わかっていたほうがやる気が出ます。
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古典、きらいじゃないのですね。よかった。 日本語の理解が深まる。まあそういう理由もないではないかもしれません。古典が必修になっている本当の理由は、私は文部科学省でないので正確なところは知りません。でも私が思いますに、昔の日本人が何を考え、物事をどう捉えてきたか、そういうことを知ることって、楽しくありませんか? これは外国語でも同じことです。外国の人が何を考えているのか、物事をどういうふうに見ているのか、そういうこと、知りたくありませんか? 文法とか辞書っていうのはそれを知るための手がかりにすぎないと思います。 知らないことを知る。その喜びを知る。それが教養ってやつなんでしょう。 でも実際古典って面白いですよ。落窪物語の継子いじめとか、とりかへばや物語の男女が入れ替わってしまう話(SF?)なんて、面白いです。 最近とてもいい本が出ましたのでお教えしますね。古典を眺める上でヒントになるかも。 『日本語の歴史』山口仲美、岩波新書 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0605/sin_k301.html 高校生がラクに読める内容だと思いますよ。とても楽しい語り口の先生です。ぜひ一読を。この先生のもう一つの著書『犬は「びよ」と鳴いていた』もおすすめです。
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- dmitori
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自分が日本人である、と自然に感じてほしいからであり、 自分はこのような古典を生み出した日本というものに愛着がある、 と思ってほしいからです。 自分の国の歴史、文化をより具体的に知らないと、 自分がその国の国民なのだと自然に感じることは難しいし、 ましてや愛国心を持つことはもっと難しいでしょう。 だからみんな古典を一度は読まされるのです。
お礼
ありがとうございます。単純ですが、最もしっくりくる答えだと思います。文化省も自国の文化を守るみたいな回答をしそうです。
最大の利点は「人は時代を経ても、馬鹿な侭だ」と言うことが良く分る点です。 そのために歴史があるのですが、歴史では誰が何をしたか、しか書いてありません。 歴史には起承転結があるはずですので、そこを読み解くのが古典であり漢文です。
お礼
ありがとうございます。温故知新ということですよね。広く捉えれば人の心理を学ぶことにもなるんでしょうか。 ただ、それなら口語訳された文献を読めばいいのでは、とも思ってしまいます。そうなるといずれ読める人がいなくなってしまうかもしれませんが…。
- hakobulu
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袋詰めの米を買ってきて炊けばごはんがいつでも食べられますから、 田植えや稲刈りを覚える必要はありませんし、脱穀する前は玄米といって固い殻に包まれていたなどということを知る必要もないでしょう。 しかし、そういうことを知っていたほうがごはんもおいしくなるし、 ごはん粒を残さず食べようという気になったり、ごはんを丁寧に扱うようになるような気がします。 それと似ているかもしれませんね。 そうでもないかな・・・。(^^;)
お礼
ありがとうございます。人間的にそういうことを知っていた方がいいし、役に立つかもしれないと思います。ただ、文部省はそんなことは考えないかなとも思います…。
お礼
ありがとうございます。自分もそう思います。いろいろな知識を持っていたほうがより視野が広がると思いますし。高校の教育は専門的なものより、そういう広い考え方で決められているのかもしれませんね。 日本語の歴史、探してみます。