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古典文学の魅力について
- 古典文学の深い世界に感動した大学生が、周囲の理解を得られず困惑しています。
- 古文の嫌気から古典文学を漁っていたところ、その豊かなストーリーやリアリティに圧倒されました。
- 友人からは「古文は受験の時代の話」と言われ、自分が変わっているのではないかと悩んでいます。
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質問者が選んだベストアンサー
本当にそのように思います。筒井筒は感動しますよね。私は高校時代に教科書で筒井筒を読んで、感動のあまり文学部へ進学したほどです。筒井筒に出会っていなかったら理系に進んでいたと思いますので、貴方の感動がよくわかります。文学部に入って同じ中古でも違う作品になりましたし、院では史学に転じましたが、伊勢に対する思いは今も変わりません。 話は横道にそれますが、私は筒井筒の中で、「この女いとよう化粧じてうちながめ 風吹けば沖つ白波たつた山夜半にや君がひとりこゆらむ とよみかれをききて、限りなくかなしと思ひて」の部分が好きです。この女の気持ちには感動します。「女、親なくたよりなくなるままに」がポイントであることはその後分かりましたが、そのような知識ではなく、女の純情とそれに応える男の行動には感動を覚えます。理屈ではなく感覚・感情の世界だと思います。 さて、古典作品ではやはり中古を中心とした作品が良いように思いますが、具体的には今昔物語集などの説話物語、大鏡、枕草子、軍記物語の中の平家物語なども面白いと思います。また、伊勢物語も全文を読んでみることもよいのではと思います。これらの作品は短い話の集合体のような形式なので、面白くない場合には次の話に進むことができます。また、原文で読むことを勧めますが、現代語訳のついたものであればベストではないでしょうか。古典の良さの一つは韻文作品と同じように、言葉の響きの良さ、言葉の美しさにもあるように思います。ともかく、今上げたもの以外でも多くの古典作品があります。それらの中からあなたが感動を覚える新たな作品に出会えますことを祈念します。 同じような感動を覚えた方がいらっしゃたことに感謝します。
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- ukoygwonim
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古典文学は面白いし、質問者様は変じゃないですよ(笑) 中学時代に古事記や三島由紀夫にハマって赤川次郎に乗り切れなかった 私としては、質問者様の気持ちが痛いほど分かります… 源氏物語は当時バリバリの恋愛小説だったでしょうし、 竹取物語だってファンタジー小説の草分けと言えなくもありません。 その頃の人々と私達との間で、感情の数が増えた訳でもないのですから、 今でも当時の作品に感情移入できるのは当然の事です。 逆に言えば近代小説は、感情以外の要素が入り過ぎてるのかも。 最近【日本人なら知っておきたい日本文学】という本を読んで笑いました。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4344020375.html 文学作品そのものよりも、作者に照準を当てた本ですが… 激辛口バリキャリの清少納言、ビビりで根暗な紫式部、 夢見るオタク少女の菅原孝標女、フーテンの○さんのような吉田兼好… 古典作品の裏に見え隠れする独特のキャラクターが、 いつの世も変わらぬ千差万別の個性を表しています。 これを読んで古典原文を読み出した、なんてamazonのレビューもありますし、 古典は密かなブームになりつつあるかも… なんにせよ偉大な著者に 『祖先感』 が持てるようになりました。
お礼
お礼遅れてすいません。。 僕は変ではないですよねー。(笑) 安心しました、性格が原因で彼女にふられたばかりだったので!(泣)
- ysk26
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>古典文学って面白いですよね??あと、別に僕は変じゃないですよね? おもしろいかどうかは個人の主観によるので,一概には言えません。 例えば,質問者さんには悪いのですが,私は『伊勢物語』も有名な段を中心に何度か読みましたが,一度もおもしろいと思ったことがありません。 しかし,『伊勢物語』が多くの人に愛され受け継がれてきたことは間違いないので,おもしろいと思う人が多い(多かった)のは確かで,たぶん私が変わり者なのでしょう。 それから,現代社会において客観的にみれば,質問者さんは,変とは言わないまでも,変わっているのは確かだと思います。 古典を読むには,古典の言葉や文法,約束事など,ある程度の知識が必要です。 また,作品にもよりますが,和漢の故事や典拠に通じていないと何がおもしろいのかさっぱりわからないような,読者に高い知的レベルを要求する作品もあります。 現代小説,マンガ,テレビ,映画,音楽などもっと手軽に感動できる材料があふれているのに,勉強ではなく自発的にわざわざそんな面倒なものを手に取ろうとするのは,普通の人には理解しがたいのだと思います。 私もそんな変わった人間の一人なのですが,おすすめの古典文学は,感動する作品といえばやはり『平家物語』でしょうか。 毎日の通勤電車の中で2度目の通読に挑戦していますが,一日一度は心に残る場面,人物,言葉,描写が出てきます。 人間の生き方と死に方,強さと弱さ,崇高な面と汚い面,男女の愛や主従の思い,日本の自然の美しさなど,いろいろな魅力が詰まった作品です。 平安女流文学にくらべて言葉もそれほど難しくないので,原文でリズムや格調を体感しながら読むことができるのもポイント。 同じ時代を女性の視点で描いた『建礼門院右京大夫集』をあわせて読むのもおすすめです。 個人的には単純素朴な庶民の喜怒哀楽を描いた話や下品な話が好きなので,『今昔物語集』『宇治拾遺物語』『古今著聞集』『今物語』などの説話集が好きです。 宮廷の乱交を描いた『とはずがたり』なんて,教科書には絶対載らないけど最高ですよ。 いくらおもしろさを訴えても妻にはいつも白い目で見られるんですが,このまえ『とはずがたり』のおもしろさについて同年代の女の子と意気投合して,ちょっと幸せでした。
お礼
お礼遅れてすみません。 女の子と意気投合なんていいですね! 大学にそういう子がいればいいのですが。。 回答ありがとうございました。
- WiredLogic
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#5です。 >日本の歴史背景も知ると尚面白いということですか! 例えば、知らなくても本そのものだけで面白いとは言え、 漱石・鴎外が、元々は、当代一流の漢学者で、 ※鴎外には、全集などにしか載ってないと思いますが、「帝諡考」「元號考」という、歴代天皇の「諡号」(~天皇の~、明治以前は、原則、崩御後に、その功績などを勘案して決めておくられるものですが、後醍醐天皇は、生前に自分で決めちゃったりしました^^)や「元号」の由来や出典(漢籍の古典)についての研究もあります。 ある意味、それを活かして、英語やドイツ語をマスターし、 ※漱石は、ロンドンの下宿のおばちゃんのロンドン訛りが聞き取れず、ストレスで胃弱になったり、ヒッキーになったりしましたが^^、その一方で、「英国の」英語学・文法の分野の研究で重要な位置を占める論文を書いたりもしています。 理系の分野でも才能を示し、 ※漱石は、「猫」の水島寒月くんのモデル・物理学者の寺田寅彦と親交があり、というか、文学上の弟子にしていて、本人も、物理学・博物学(今で言うなら生物など)に関心・造詣が深く(「猫」にも冗談半分ですが「首くくりの力学」なんてのが出てきます)、鴎外は後に軍医総監まで務める医学者でした(ただし、結構、権威主義で、同じ帝大でも、農学者・鈴木梅太郎が、脚気の原因は、今でいうビタミンB1不足であることを発見し、オリザニンという治療薬=ビタミンB1製剤を処方して、治療実績があり、軍の食生活改善を進言したのに、農学者の言うことなどアテになるかと思ったのか、拒否しちゃった、という困ったちゃん^^な一面もあります) みたいなことを知っていれば、また、別の面白さも味わえる、という面があります。 古典文学にも、そういう面があるのに加えて、 例えば、鴨長明の「方丈記」には、 安元の火災・治承の竜巻・養和の飢饉・元暦の地震 などの記述があり、それによって、歴史が見える面、 歴史の事実を知ることで、「方丈記」の無常感を、 より目の当りのものに感じられる面、 もっと突っ込んでいくと、桓武天皇が、坂上田村麻呂が蝦夷を降した後、何を血迷ったか、律令に規定してある常備軍を廃止するという、自衛隊違憲論者が聞いたら、泣いて喜びそうなことをしてしまい、当時の「軍」は、基本、治安維持軍で警察機能も兼ねていたため、全国に治安は悪化、京も周辺部はひどい状態に(芥川の「羅生門」や今昔物語のオリジナルを読めば明らかなように)、で、「軍」を復活させればいいのに、京についてだけ、検非違使という令外官(りょうげのかん、文字通り、律令の枠外の非常措置だよ、ということで、今の自衛隊の立場に似ていなくもない、何故に役人は千年以上隔たっていても同じことを?)を定めたものの、これは純粋に警察側の組織なので、天皇と上皇の対立や上皇と藤原氏の対立のときには役に立たない、それで、武士を傭兵として使うことに… のような歴史があって、天災が、天災で終わらず、治安維持能力のない政府のせいで、さらにひどい状態に…、ちょっと、いつの時代の話をしているのか解らなくなってきました^^(今は、自衛隊や警察・消防など、末端の組織がしっかりしているので、当時に比べれば、ず~っとマシですが、構造的には似ていなくもないなぁ)。 そういうことが、さらに、鴨長明の無常感を強めていったのではないかと。 (平安文学は面白いと思いつつ、ツッコミを入れたくなるのは、主にそういう部分) >世界史をとったのがやや悔やまれます。 なので、学校日本史に毒されずに^^、古典文学を読むことで、 または、読みながら、日本史を学べるのは、逆にラッキーかも^^ (上に書いたようなことは、日本史の教科書などに、ちゃんとは 書いてない部分も多いので) 山川の世界史教科書は、私なんか、世界の世界史教科書の中で、 一番公平で、記述に偏りがなく、あらゆる文化圏についての 目配りがきいたものじゃないかと(全部比較して言っている 訳じゃありませんが^^)思っています。(教えている先生は、 そこ解っていない人が多い気がするのが、残念^^。 息子の授業参観に行って、とてもいい先生もいましたが、 世界史の先生は東洋史教えるなら、もっと漢文の知識を 持っててよ、漢文の先生はもっと東洋史の知識を持って いてよ、と、宗教や科学技術史の話になると、体感的な 理解はしてないよなぁ、と感じる先生も多いので) 日本史の教科書も悪くはないけど、日本史の専門家は、 日本史の中でも、時代だとかテーマだとかで、細分化 されていて、全体への目配りが不足しているのは、と 思う人が多く、ましてや、世界史的視点で日本史を見る なんてところでは、日本史の教科書に書いてあるようには、 日本史なんて、そんなに自己完結してないぞ~、と感じる ことも多いです。古典に興味を持てば、ある程度は背景の 日本史も自然に身に付いていく、必要に迫られて学んでいく ことになると思いますが、そのときに、世界史を選択した こと、それで得られた知識、日本史選択の子が持っていない タイプの物の見方の切り口が、古典そのものや日本史の理解 の助けになるといいな、と、願っています。
お礼
お礼遅れて申し訳ないです。。 こんなに丁寧に答えていただけて嬉しいです。 回答してくださる方がいるかどうかさえ、疑問だったので。
- WiredLogic
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たくさんの「質問」を目にしてきましたが、 この「質問」ほど、感動した「質問」は他にありません。 ちょっと、ウルッときたくらいです^^。 >古典文学って面白いですよね??あと、別に僕は変じゃないですよね? 私はへそ曲がりなので、「ツッコミどころ満載なのが面白い」などと言いたくなりますが^^、本当に根っ子から面白くないと思っていれば、読む訳はないので、質問者さんに比べると、素直に感動するのでなく、色々とひねくれた見方で読んでますが、やはり基本は「面白い」からです。 (東野圭吾でも、一般の読者は、素直に騙されて?^^面白いのが、ちょっと、マニア・オタク寄りになると、面白がりながら、トリックやプロットの分析やら、伏線の張り方の公正さやらにも目が行くみたいなもので…^^) 「変」かどうかですが、数学や物理が好きな人を「変」と呼ぶようなくくりでなら、立派に「変」です^^。 私も、そういうものが「変」でなく、「普通」の一部である世の中であってほしい、敬遠含みでいいけど、尊敬されるようなら、もっといいと思いますが(例えば、アメリカだと、数学・自然科学については、日本では信じられないほど、無知な層がいる反面で、インテリ層というか、本がちゃんと読める層についてなら、やはり日本では信じられないほど、かなり敬遠含み^^ですが、尊敬されます。実は、「歴史」や、アメリカにとっての「古典文学」・アメリカ・イギリスの古めの文学だけでなく、ギリシャ・ローマ神話・聖書などの知識についても、同じようなことが言え、日本のように、理系・文系というのでなく、偏った教養しか持たないと、ちゃんとした知識人、少なくとも一流とは認めてもらえないところがあります。ただ、そこらへんの教養は、日本では、階層が違えば、いきなり分断というのでなく、ある程度連続的につながっているところもありますが、アメリカでは、かなり途中でバサッと切れている面もあり、それはそれで困るよなぁという面も)、 何昔か前には、パソコンに強い、なんてのは、ハッキリと、一般的にいう、モテない条件の筆頭クラスでしたが、今では、ある程度強くないと、頼りなくてモテない、に変わってしまった。こういう具合に、世間は移り気でアテにならないものですから、期待するより、 (ウン十年前、セダンこそがまっとうな車、2ドアのスポーツカーっぽい車がかっこいい車の時代に、個人的な趣味で、当時少なかった、5ドアワゴンや、家族が増えてからは1ボックスやミニバンのハシリのような車を愛用しており、知り合いの荷物運びや、結婚式・葬式の送迎をよくやっていて、こういうとき便利だよ、おたくの商売や家族構成考えたら、こういう車がいいんじゃない、と、勧めたら、所詮商用車の仲間でカッコ悪いからなぁ、と言ってた、当の本人が、ブームが来ると、そういう車に買い替えて、いやぁ、これ便利だぞ、と、私にまで勧めにくる、十年前そう言って勧めたのは、それで、断ったのは誰だっけ?^^ 世間とはそういうものなので、合わせていかなきゃいけない面は勿論ありますが、趣味や好き嫌いレベルのことなら、合わせる必要はありません。迷惑をかけるというのなら別ですが、古典文学を電車の中で読むのは、外に漏れるような音で音楽聞くより、遥かに人畜無害ですから^^) 「変」であることが気になって「古典文学」を読むに抵抗を感じたりするくらいなら、むしろ「変」であることが「まっとう」な証拠!くらいの誇りを持つかと思います。 >それを、友人に話したら「いまさら古文とかウケル、受験終わったろ」みたいなことをいわれ、 英語などなら、まだ苦しめられることは多いので、勉強の呪縛を振り切れないことも多いかと思いますが、「文系」の子にとっての数学や理科、「理系」の子にとっての歴史など、完全に趣味と見て、場合によっては、小学生向き読み物あたりから読み返してみると、あぁ、何だ、実は結構面白いじゃん、ということに気付いて、このくらいの時点では、まだ受験勉強して溜めた知識も、完全にはなくなっていないので、むしろ、チャンス、だと思うんですけどね。私も、中高時代、落ちこぼれに近かった「歴史」と、選択してなかった「生物」が、このタイミングで、「歴史」はかなり好き、「生物」も割と好きなジャンルに変わりました(ついでに、古文はまぁまぁですが、漢文の方は元々好きでした) そういう意味で、質問者さんは、ドンピシャのタイミングで、実にいい「出会い」をなさったと思います。おめでとうございます、と、お祝いしたいくらいです。(もう少し年をとると、覚えなおさないといけないことが増えて、今ほど気軽には、楽しめないことも) >もしよければ、この古典文学が面白いよというのがあれば教えてください。 余談の方が、ず~っと長くなってしまいました。 とりあえず、お勧めは、超定番モノになってしまいますが、 漢文で、諸葛孔明「出師の表」、私なんかは、これが漢文の頂点だと思う、泣ける名文です。 白文でなく、訓点付でいいのですが、それで泣けるようになったら、漢文の世界の、中学校か高校卒業、というか、まずは一人立ち、くらいのことが言える(ということは、そこまで文自体は難しくはない、ただ、背後の歴史・事情は知らないと泣けない、という意味で、漢文学習の絶好の対象です) 古文では、平家物語と太平記は、どこかで、全部通し読み、それも、音読で、をやってほしいと思います。 平家物語は、琵琶法師たちが、全国津々浦々に広めていった、庶民も含めて、誰もが耳にしたことがあり、ある程度暗唱ができる人が多かった、という意味で、最初の国民文学みたいな存在だと思います(万葉集は、庶民の歌も集められたと言う意味では、国民文学のハシリですが、皆が知っていたというものではなかった)。 そのために、日本人全体の、死生観や倫理観を形作った元とも言えますし、何故、日本の特に庶民レベルの識字率が、かなりの長い期間、諸外国に比べ、高かったのか、を説明するのに、平家物語が既に耳になじんでいた、字を読めると、これが自分で読めるとことが強い動機になり、そのまま教科書になった、ということを挙げるひともいるくらいです。 太平記も、太平記読みという、講談という話芸を生む元にもなった大きな存在であり、特に、大楠公・楠正成が登場する回は、庶民に愛されていました。落語にも、床屋で、おれは字を読めると自慢する男が、じゃこれ読んでみな、と、床屋にある太平記の一冊(今なら待合スペースに置いてある、マンガ雑誌や単行本みたいなもの)を渡され、往生する、という噺があります。侍と違い、庶民にとっては、朱子学の尊王思想なんて無縁のものでしたが、楠正成はカッコいいが、楠正成の尊王ぶりがカッコいいになって、明治維新の、将軍様の世から天子様の世になる変動の中で、庶民レベルの意識改革がスムーズに進んだ源の一つにはなっていそうです。 日本人は、どういうものに涙し、どういうことをカッコいいと思うか、などで、時代ごとに変わっていく部分と余り変わらない部分がありますが、変わらない部分の原形の多くがこの二つの書には含まれているような気がします。 ついでに、その流れで、古典文学という枠をちょいと外れますが、 「御成敗式目」などは、原文で読むと、日本人の倫理観の原形が見えてくるので、これもお勧めしたいものの一つです。
お礼
まさかウルっとさせてしまうとは(笑) 回答ありがとうございます。 確かに、かぐや姫などの超現実性のある話もあるので、一概にリアルとは言えないかもしれませんが、そういう中にも人間らしさが内包されていると思ったのです。 漢文もまた面白いですよね、普段使ってる慣用句の本来の意味や状況がわかる話が沢山あるので。 日本の歴史背景も知ると尚面白いということですか!世界史をとったのがやや悔やまれます。
私は近代・現代文学は苦手なくらいですが、古典は好きです。歴史が好きなので、歴史と絡めると余計面白いです。歴史の資料になるものもありますし。 私が好きなのは、ベタですが「源氏物語」「徒然草」、あとは和歌ですね。日本書紀なども、最近は古典の一種として見ても面白いかな…と思います。 人の好みはそれぞれです。ただ古典もですし、私が好きな歴史も、多くの人にとっては「学校の勉強」でしかないんでしょうね。でも、学校で習うことって、ほんの上辺だけです。だから面白さも、その時は理解できないことが多いんだと思います。しかも、学校で嫌々勉強したり、テストで大変な思いをしたりしたので、「嫌」という感情が先に立つんでしょう。 でも、学校の勉強レベルよりもっと深く知れば、本当はすごく面白いと思うんですよね。それはきっと、古典や歴史に限らないと思います。 あと日本の古典って、本当にすばらしいと最近思うようになりました。世界最古の長編小説と言われる「源氏物語」もそうですし、「万葉集」なども、その頃の世界の歴史を考えると、日本の文化レベルの高さがうかがえます。だから1000年以上経っても、色あせないんでしょうしね。
お礼
回答ありがとうございます。 僕は近代文学、評論、英文など文字媒体は何でも読むので、今まで古典文学を読まなかったのが不思議なくらいです。よほど古文の授業が嫌いだったみたいです。(笑) 確かに、文化レベルの高さが見てとれますよね!
そりゃ、何百年も読みつがれてきているのですから、面白いに決まっています。 私はこの本を紹介します。 田辺聖子「文車日記-私の古典散歩」新潮文庫 田辺聖子って国文科をでてるんですね。それで自分の好きな古典文学を、その作品の何が面白かったのか、と数ページずつにエッセーにしたものをまとめた本です。 古事記、万葉集、平家物語、といったオーソドックスなものから、偽紫田舎源氏とか、国語の教科書ではまずお目にかからなそうなものまで幅広く網羅しています。 ここに書いてあるものみんな読みたくなりますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 >そりゃ、何百年も読みつがれてきているのですから、面白いに決まっています。 何百年も昔の話でも現代に通じる箇所があるのがすごいです。 国語の教科書に載らない話というものには興味が湧きますね。
- ginkuro814
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全く変じゃないですよ。 私が好きな話は『今昔物語集』と『とりかえばや物語』など。 また、原文でも結構読める『雨月物語』もかなり好きです。 ついでに、星新一さんが訳した『竹取物語』も楽しかったです。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4041303257.html
お礼
回答ありがとうございます。リンクまでつけていただいて。 「今昔物語集」は読んでみたいなと思ってるんですよ。 訳者が違うと雰囲気もまた違ったものになりそうですね。
お礼
回答ありがとうございます。「筒井筒」が文学部進学のきっかけですか!なんだかこっちまで嬉しく思います。僕は美術学部ですが、文学部で書物の研究というのも興味深いですね。 感覚、感情の世界というのには頷きです。理屈じゃないですよね。 感謝だなんて、とてもとても。