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藤原氏を世界でたとえると
中臣鎌足から始まって、天皇家に娘を嫁がせることで、権力を手にしてきた藤原氏。このような権力の握り方をするファミリーは世界あると思うのですが、たとえば、どのようなものがありますか? メディチ家とか?
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こんにちは。現代の皇族が結婚相手を探すのに苦労したり女帝問題などで悩んでいるのは、一つには日本人だけで血筋を保とうとしていることにありますね。 欧州にはイギリスやオランダを始めとして幾つかの王家がありますが、お互いに婚姻したり、あるいは貴族から嫁や婿をもらうのは昔も今もごく普通のことだそうです。 ダイアナ妃は例外的だったから、あれほどの大騒ぎになったわけですね。ですから、私たちがあまり実例を知らないだけで、貴族という階級にはそういう機能があると思ったほうがよいです。 前の回答者さんたちが挙げてみえるハプスブルク家は、別の観点からおもしろいです。確かに彼らはドイツの神聖ローマ皇帝になったり、スペインなどの王位にもついています。つまり、世俗権力の頂点に立っている。 一方で、ハプスブルクは常にバチカンのローマ教会を保護し、立てていましたから、その点、平安朝の貴族にしろ、武士の時代も民主主義の時代も、日本の政治・軍事の権力者が天皇家を奉じ続けてきたのとちょっと似ています。東方正教会とロマノフも似ている。 中世近世のヨーロッパの王家は、カトリックと離れて民族国家を強化しましたが、結局、ほとんどは市民革命で放逐されてしまいました。日本の皇族も天武天皇のころに政治軍事を手放して、おおむね例外なく神道と文芸に特化したから、こんなに長く続いているのかもしれませんね。
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- kigurumi
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ちょっと陰謀説っぽいですが、これは? http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts/textA3F/a3f2100.html 国境は無いです。
- Tacosan
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ん~, 「外祖父であり続けることによって権力を維持する」ってのは, 確かにレアですね.... まあ天皇の場合はどちらかというと「権力」ではなく「権威」を保持し続けたので, 他国とは状況が違う (強いて言えばキリスト教会が似てるか?) んですけど. 視点を変えると, 「天皇が保持するのが『支配を正当化するための権威』である以上, 天皇の地位を奪うよりも天皇を道具として利用する方が有利」という心理はあったんじゃないですかね. さておき, ヨーロッパの場合は「ヨーロッパ全体」で政略結婚をし続けたようなもの (戦国時代や江戸時代に大名同士が政略結婚するようなもの?) ですから, 当然王家や貴族の間で結婚してますね. ダイアナ妃も貴族の出身でした (しかもイギリスの王位継承権も持ってた) し, 現女王の夫君, フィリップ殿下はギリシャ王家でしたっけ.
- nacam
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特定の臣下の一族が、代々国王以上の権力を握る例は、あまり有りません。 あえてそのような例を探してみますと、 中国の魏における「司馬氏」 フランク王国の「カロリング家」あたりになります。 両家とも、司馬炎、ピピンが、主家を乗っ取っていますが。 ハプスブルク家の場合、婚姻で勢力が伸びたのは事実ですが、自分達が主家として乗り込んでいます。 アッバース朝の場合、各地の勢力が勝手に独立してしまい、実権を失いますので、日本に例えると、「室町幕府」に相当するとおもいます。
- tanuki4u
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藤原家のパターンは非常にレアです。 通常、外戚になって権力を握ると、本人あるいはその息子の代くらいで、簒奪が起こります。 似ている例としては、たぶんアッバス朝あたりが臭い(つまり、権威だけが残り、権力が無くなった)のですが、推測するだけで、裏取りはありません。
- a-koshino
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婚姻で力を増大させるのは、ハプスブルク家の得意技です。 一時はヨーロッパ最大の領域を支配する家となりました。
お礼
ハプスブルク家でしたか。ありがとうございます。
お礼
レアとは知りませんでした。 ありがとうございました。