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線形独立について

C^nに属するベクトルa,b,cをn次正方行列Aの固有ベクトルとし、p,q,r(それぞれ複素数、3数はすべて異なる)をそれぞれの固有値とします。このとき、a,b,cが線形独立であることの証明。 0=xa+yb+zcと仮定すれば、x=y=z=0を示せばいいことはわかっています。しかし、Aa=pa,Ab=qb,Ac=rcをどう活用していいのかがわかりません。両辺に1、A、A^2をすればいいとのアドバイスをもらえたのですが、式変形ができません・・。 よろしくお願いします。

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  • ONB
  • ベストアンサー率38% (8/21)
回答No.3

すでに題意を汲んだ答えが出ているので補足として。 私の知る範囲でいちばんエレガントな証明法は、 (A-q)(A-r) を 0=xa+yb+zc に作用させてみると言う方法です。 するとbとcの項が消え、(p-q)(p-r)xaだけが残りますが、p-q,p-r,aがゼロでないのでx=0が結論されます。y,zも同様に0であることがいえます。 この論法は固有ベクトルが3個でなくてもそのまま使えますし、帰納法を使うわけでもないので便利ではあります。

akira909
質問者

お礼

みなさんありがとうございました。 3さんのエレガントさに感動した感じです。

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その他の回答 (2)

  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.2

0 = xa + yb + zc・・・(1) これはそのまま. 次,Aを(1)に左から作用させる 0 = A(xa+yb+zc)より 0 = xpa + yqb + zrc・・・(2) 次,Aを(2)に左から作用させる 0=A(xpa+ypb+zpc)より 0 = x p^2 a + y q^2 b + z r^2 c・・・(3) (1)(2)(3)を並べる 0 = x a + y b + z c・・・(1) 0 = x p a + y q b + z r c・・・(2) 0 = x p^2 a + y q^2 b + z r^2 c・・・(3) これをx,y,zに関する連立方程式のようなものとみなす (1) x p - (2) y(p-q) b + z(p-r) c = 0 ・・・(4) (1) x p^2 - (3) y(p^2-q^2) b + z(p^2-r^2) c = 0・・・(5) (4) x (p+q) - (5) z(p-r)(q-r) c = 0 c は0ベクトルではないので z(p-r)(q-r) = 0 p,q,rは相異なるので (p-r)(q-r)は0ではない. よって z = 0 (1)(2)にz=0を代入して 0 = x a + y b ・・・(6) 0 = x p a + y q b ・・・(7) (6)(7)でも同様に (6) x p - (7) y(p-q) b = 0 bは0ベクトルではなく p,qは異なるので y=0 (6)より x a = 0 aは0ベクトルではないので x =0 ===================== 1,A,A^2を作用させるのであれば こういう証明が意図されているかもしれませんが, この証明から明らかなように これは「帰納法」を使って解く問題でしょう. すなわち,一般化して 「異なるk個の固有値に対応する固有ベクトルは一次独立である」 として, 最初はk=2のときを証明します(これは容易) k-1のときを仮定します 0 = x1 a1 + x2 a2 + ・・・+ xk ak ・・・(A) これにAを左から作用させて 0 = x1 p1 a1 + x2 p2 a2 + ・・・ + xk pk xk ・・・(B) (A) x p1 -(B) 0 = x2 (p1-p2) a2 + ・・・+ xk (p1-pk) ak a2からakは異なるk-1個の固有値に対応する固有ベクトルであるので 帰納法の仮定より x2(p1-p2)=・・・=xk(p1-pk)=0 p1,・・・pkは異なるので x2=・・・=xk=0 これを(A)に代入して x1=0 よって一次独立 この方が見通しもよく結果も強いです

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  • koko_u
  • ベストアンサー率12% (14/116)
回答No.1

単純に 0 = xa + yb + zc の両辺に A を作用させて、(元の式) × p から引けばいいんじゃない?

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