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「飽く迄」
仕事上の議事録にて、「飽く迄」という記述をする度に上長より指摘を食らいます。 今回指摘された理由は「間違いでは無いが、漢字表記は古めかしい印象を与 えるので、現在はかな表記するのが一般的」です。 これに個人的意見が含まれているのかどうか知りたいです。 私個人としては、普通に読めるし全然古めかしいとは感じない為、指摘される理由が分かりません。 それは正しくても、本当に古めかしくて使われない、というのが分かれば良いです。 納得いく説明や、そういった言葉についての背景などが記されているサイトなどを、ご教示下さい。
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(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2306467.htmlの質問でも答えさせていただきました。これを今回のことに当てはめたいと思います) 1) 既存の基準 文部省. (1981). 公用文における漢字使用等について. Retrieved January 24, 2007 from http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&id=1000005543&clc=1000000068&cmc=1000005514&cli=1000005532&cmi=1000005540 文化庁. (2001). 公用文の書き表し方の基準 (増補2版). 東京: 文化庁第一法規出版. http://www.amazon.co.jp/gp/product/4474016424/ ※文化庁(2001)のうち「文部省用語用字例」の抜萃がこちらにあります。 http://www.geocities.jp/tdm117/ これが一定の基準になると思います。これを基準にすると、「あくまで」は「飽くまで」になるようです。ただし、私は次の点で反対です。 2) 漢字のポップアップ機能 漢字は、ひらがなやカタカナよりも注意を引くと思います。 たとえば「飽く迄も闘え/あくまでも闘え」という文であれば、「あくまでも」が「闘う」を修飾する関係にあります。結局「闘え」ということが言いたいのに、「飽く迄も」と漢字で書いてしまうと、「闘」が「飽」や「迄」のなかに埋もれてしまいます。 同様に、「……は削除対象となってしまいます」では要するに「削除対象」だけが実質的な言葉であるのに、「……は削除対象と成って終います」と書けば、それが埋もれてしまいます。 漢字と仮名とをうまく使い分けることで、うまく読者の注意を誘導してやる読みやすい文章を書けると思います。 これを考慮すると、名詞、動詞は基本的に漢字で、副詞などは基本的にひらがなで、というルールができると思います(ただし形式名詞や形式動詞はひらがなで、漢語の副詞は漢字で書くことになると思いますが)。この基本ルールは、一般的な漢字表記法と一致すると思います。 3) 「憂鬱」と「ほとんど」 「憂鬱」についていえば、それは常用漢字の問題でしょう。上の 2) とは別問題と考えればよいと思います。「ほとんど」については、一般的にはひらがな表記だと思います。ただ、「ほとんど」は頻繁に使用される言葉です。その会社で慣習として「殆ど」と表記していれば、「殆ど」のほうが馴染み深いということは十分にあると思います。 4) 今後 これは質問内容にないので、蛇足にすぎませんが、ひとまずこのようにしてはどうでしょうか。 [1] 基本的には一般的な規則(おそらく上の 2) のような)に従っておく。常用漢字表外の漢字についてはひらがなにする。 [2] 「殆ど」のように、[1] に矛盾するようなことを指摘された場合のみ、それに従っておく。 [3] その際、過去の議事録を見て、社の慣習なのか、単なるその上司の趣味なのかをいちおうチェックしておく。
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- dainipponn
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まず,現在我が国で常用する漢字のおよその目安を示しているものに,「常用漢字表」(内閣告示)というものがあり,この「表」に掲げられている漢字を「常用漢字」といいます。 新聞や公文書などでは,“原則”としてなるべく常用漢字のみを使うべきであるとされています。 「飽く迄」という言葉の場合,「迄」は「非常用漢字」です。 次に,昨今の我が国の風潮として,「『副詞』『接続詞』などはなるべくひらがな表記にする」というものがあります。 「あくまで」は「副詞」に分類されるので,時代の趨勢に沿えばひらがなで書くべきでしょう。 なお,「憂鬱」の「鬱」も「非常用漢字」ですので,ある程度公的な文書の場合は使わないように指導されるでしょう。 まぁ,漢語というものは,漢字で表記して初めて意味が通ずるものですから,「憂うつ」「ら致」「流ちょう」(ひらがな部分は非常用漢字)の如き新聞的表記は,実に漢字文化を冒涜するものといわざるを得ないでしょう。 ちなみに,「ほとんど」も普通はひらがなで書くべきだとされていると思います。副詞ですので。 参考になりましたでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 結構色んな所で決まり事ってあるんですね~。 漢字の資格を持っている私としては、個人的に漢字表記を好んでしまいます・・・。 って、この文章でも漢字で書いてないトコ沢山ですが(笑)
- mabomk
- ベストアンサー率40% (1414/3521)
一つの考え方として聞いて下さい。 パソコンで議事録を記述する際には、当然「漢字変換」をしますが、 この現代社会で「これ(漢字」)は使う」「使うけど一般的ではない」 と言った考え方が、「漢字変換ソフト」の中に反映されています。 「あくまで」を無理矢理「漢字変換」使用としても、「飽くまで」とは 「素直には」漢字変換出来ないわけです。 (備考:ATOKの場合です) もし、私が、上司なら「不断使われない漢字を、"知ったかぶり"して 無理矢理にでも漢字に直している」と感じます。 私は腹黒い人間ですが。(爆)(泣)、一応本心です、、、、、、、 と言うわけで、(どういう訳だ?)(爆)、私自身は、素直に漢字変換出来 ない用語は極力使用しないように努めております。 また、不用意に無理矢理漢字変換して、間違った漢字を当てる危険性 もありますので。 駄文失礼をしました。
お礼
> 不用意に無理矢理漢字変換して、間違った漢字を当てる危険性 確かにこんな可能性も有り得ますね~。 基本的に私が分からない漢字については変換はしないのですが。 ありがとございます。
- beubeu
- ベストアンサー率70% (7/10)
明確な出典が示せないのですが、 大きな会社などには、マニュアル規定、つまり一般大衆が読むようなマニュアルを記述する規範を定めているところが多く、そこでは和語からできている副詞や助詞などの漢字表記はなるべく避けるという項目があったように思います。 私が会社の教育で聞いたところによると、それらは次のような話でした。 (1) 一般的に漢字で記述しないことが多い。 (2) 文章の中に漢字が多すぎると読みづらくなる傾向がある。 それから、私個人の趣向として、もともと漢文で表現、漢文に出現するような語句は漢字で、そうでないものはかなで、という使い分け方にするとそれなりに読み易い気がします。 「あくまで」は「飽きるまで」という意味であることは明らかなのですが、たとえば「迄飽」のような漢文の言い回しがあるかというと、みつからなかったりします。
お礼
ありがとうございます。 (2)の事は大分前に書籍を読んだ時に知っているのですが、 どうも漢字にしないと気が済まなかったりする時があります^^;
- merlionXX
- ベストアンサー率48% (1930/4007)
古めかしいかどうかは個人的な主観でしょうが、一般的かどうかは、「""」で囲んで完全一致検索をしてみたらはっきりしますね。 "飽く迄" の検索結果 約 28,500 "あくまで" の検索結果 約 21,600,000 大幅なけた違いで、圧倒的に「あくまで」が多いですね。 「飽く迄」と書いたところで字数も1文字しか違いません。 わたしも、部下が個人的に書いた文書なら何も言いませんが、仕事上の議事録や対外文書に、「飽く迄」を使ったら「一般的でない」と指摘すると思います。
補足
私が問題ないと思った言葉について毎度毎度検索するのは面倒ですね・・・。 以前に憂鬱と書いたら憂うつと書け、ほとんどと書いたら殆どと書け、と 私は読めるし『一般的』だろうし、何の問題も無いと思っても指摘され、 憂鬱がダメで殆どがOKという観点から、常用漢字がどうたらという問題でもない。 ちょっと、使っていい漢字・単語群でも請求してみます。
- silence2000
- ベストアンサー率25% (2/8)
古めかしいから、という理由であるかどうかはわかりませんが、 参考URLによると、以下の書で仮名表記「あくまで」を推奨しているようです。 (s)日本速記協会「標準用字用例辞典」 (k)共同通信社「記者ハンドブック」 (j)時事通信社「最新用字用語ブック」 (a)朝日新聞社「朝日新聞の用語の手引」 (m)毎日新聞社「毎日新聞用語集」 (n)日本放送協会「NHK新用字用語辞典」
お礼
ありがとうございます。 ふむー、漢字表記は推奨されていないのですね。 今後は会社云々は関係なく言葉一つ一つに対して どう記した方がより良いとされるかご紹介頂いた サイトより調べてみます^^
- alama
- ベストアンサー率14% (7/47)
以下は、あくまで私の感想ですので、ご参考になれば幸いです。 さて、議事録に記載する表記方法ですが、多くの場合は、過去を踏襲することが必要だと思います。 過去の議事録にひらがなが多く使われているのなら、それに習うべきだと思います。 次に、会社の議事録は読みやすさが求められると思いますので、内容が専門的になるほど、接続語などを平易な表記にしたほうが、読んでいて疲れないと思います。 そうした意味でも、正誤の問題は別にして、表記について上司の方が指摘をされているのなら、それに従うべきだと思います。 また、今後のあなたのためにも、上司の意見に従ったほうが良いと思います。
お礼
ありがとうございます。 そういった言葉を、上長から聞きたいですね。 それであればとても納得でき、素直に従えます。 一般的にどうとかとか言われても、何を以って一般的かどうかが理解出来ません。 「以って」も、きっと「もって」にしろ、と言うでしょう。
お礼
> 漢字と仮名とをうまく使い分けることで、うまく読者の注意を誘導してやる > 読みやすい文章を書けると思います。 これを何かの書籍で読んだ事があります。 漢字3割平仮名7割(2:8だっけか?)くらいの比率が良いというお話を。 とりあえず、言われるがままに従っていますが、チェックはした事ありません。 いつもお客さんの所へ出向していますから、自社へ戻った時にでも見てみようかと思います。 何か、私だけ特に注意されているように感じてなりません^^;