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支那を「シナ」とカナで書くこと
「東シナ海」「南シナ海」と表記するときの「シナ」って「支那」ですよね。 カナで書く理由ってあるのでしょうか。 例えば、朝鮮をチョウセン、台湾をタイワンなどとカナを使って書いたとしても間違いではないと思いますが、元々漢字で書く言葉なのですからそのまま漢字で書くのが普通です。 支那っていう言葉がもともと当て字だからでしょうか。 例えば、インドを印度と漢字で書くことはあまりありません。 しかし、地名で普通に漢字を使って表記の行なわれているものって、語源まで遡れば当て字であるものがかなり多いのではないかと、私は思います。 「支那」という言葉は差別語とか侮蔑語とか、避けるべき言葉であるように思う人が多いようです。(このことについて私が意見を述べるのはやめておきます。)漢字で書くと差別・侮蔑の意味が薄れるということでしょうか。しかし、そのような理由なら、差別語と言われるものはみなカナで書けば問題ないことになってしまいます。そんなことはないですよね。 第一、「支那」を単独で使う場合はともかく、これらの海の名称としては問題ないと思われています。 検索エンジンで調べると「支那そば」というときは、みな漢字で書いているようです。 どうもカナで書く決定的な理由はないような気がします。しかし、マスコミでは「東シナ海」のように表記します。 この質問で私がお聞きしたいのは、「東支那海」「南支那海」の「支那」という言葉をカナで書く理由です。海の名称を議論したり、支那という言葉が差別語とかそれに類似するような言葉であるかを議論したりするつもりはありません。例えば、東支那海のことを日本の西にあるから「西日本海」と言うようにしましょう、などと主張されても困ります。 (議論好きな方、すみません。)
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私自身は、印度って字はとても面白く、戻って欲しいのですが、もう無理でしょうね。なるべく意味の薄い当て字や難しい漢字は使わないようにしようとする意志が働いているようです。 したがって、支那だけでなく他のも、特別な理由がない限り、カナになっていくと思われます。支那の起源については過去ログをどうぞ。
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- gootara
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おそらく、漢字をカナで書くと印象が違うからではないかと思います。 メディアというよりは、地図がそうですよね。 慣習として呼んでいるが、「支那」自体は使われていないのでカナにした。苦肉の策なのでは? 中国からきた留学生に聞いたことがあります。 「東シナ海」は、中国では何と呼んでいるのか、と。 「東海」だそうです。 ロシアとの関係を表記する時、今は「日露」とは書かず「日ロ」と書きますよね。 たぶん、昔と今の違いを表したいのだと思います。→誤解を生まないための工夫とでも申しましょうか。
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ご回答ありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。 >おそらく、漢字をカナで書くと印象が違うからではないかと思います。 そうですね。 朝鮮民主主義人民共和国を「チョーセンミンシュシュギジンミンキョーワコク」と書いたら、 「呼びたくないのにそう呼んでやっているんだ、どこが民主主義だ」という感じですね。 朝鮮人を「チョーセン人」、韓国を「カン国」と書けば、ばかにしているような印象がありますね。 日本人の名前にしても「漢字で書くのが丁寧だ」という考え方があろうと思います。 でもそれって逆ですね。支那の場合は「シナ」とカナで書くほうが印象がいいのでしょうか。 >慣習として呼んでいるが、 人は慣習はなかなか変えないですからね。 >「支那」自体は使われていないのでカナにした。苦肉の策なのでは? 確かに「支那」(シナ)という言葉は、単独で使うことはそんなになくて、 「支那そば」とか「シナチク」とか「インドシナ」とか、言葉の一部として使われることが多いですね。 「今度、シナに旅行に行くよ」という言い方は聞かないですし、私もしないですね。 「シナ」で間違ってはいないですけど、そのような言い方を広めようという主張を持っているわけではないですから。 ただ、おっしゃっていることを私自身自分の言葉で書こうとすると、どうしても「単独で使う言葉でなければ漢字で書かないのか?」という点の説明ができなくなってしまいます。 >「東シナ海」は、中国では何と呼んでいるのか、と。 >「東海」だそうです。 中国から見れば、東の海であって、わざわざシナだとか言う必要はないですからね。 朝鮮から見れば日本海は「東海」だそうで、どこでも自分を中心に考えますね。 中国語では「シナ」とか「中国」とかを入れたら、長ったらしい言い方になってしまうのかもしれません。 >ロシアとの関係を表記する時、今は「日露」とは書かず「日ロ」と書きますよね。 >たぶん、昔と今の違いを表したいのだと思います。→誤解を生まないための工夫とでも申しましょうか。 おっしゃっているのは、「日露戦争」と書けば昔のことだとわかるし、「日ロ」と書けば今のことだとわかる、ということでしょう。 「日露」か「日ロ」かはマスコミによって違うようですが、「日ロ」と書くマスコミではおっしゃるとおりだと思います。 東支那海について言うと、「東支那海」と書くと昔の海で、「東シナ海」と書くと今の海だ、ということはないと思います。
- jein
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こちらのページの一番下をみてください。 筆者はわざわざNHK放送文化研究所や海上保安庁水路部に 問い合わせされたそうですからこの説で間違いないかと。
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ご回答ありがとうございました。
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ありがとうございます。 参考URL見ました。それによると、 海上保安庁水路部というところで、昭和37年に「支那の使用について」次のように定めた。 「行政区域としては「中国」を使い、地方としては「シナ」を用いる」 このように決めたときから、「東支那海」「南支那海」を「東シナ海」「南シナ海」と表記するようになった という内容でした。 「地名として」というのは、 「中国」というのは「国」のことを指しているんですから、地域名称として「支那」(ここではカナで書いていますけど。)という呼び方があっても問題ない、 ということだろうと思います。 台湾という地域に「中華民国」という国があってもよいし、朝鮮という地域に「韓国」という国があってもよいわけで、国名と地域名称は別ですね。 (もっとも、日本の国の立場として台湾は「中国」の一部だということになっているので、中華民国という言葉を聞く機会はほとんどないですけれども。) 「中国」と言えば日本の中国地方もあるし。 こんなに参考になるサイトを教えていただき、本当にありがとうございます。 海上保安庁って国の役所ですよね。 質問に戻ると、その「海上保安庁水路部」というところ(端的に言って国の立場)ではなぜ「シナ」とカナで書くことにしたのか、が問題となります。
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ご回答ありがとうございました。
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私が質問でも触れたのですが、「支那」がもともと当て字である、ということが影響しているんでしょうか。 >なるべく意味の薄い当て字や難しい漢字は使わないようにしようとする意志が働いているようです。 難しさという点では「支那」は難しい漢字でも読み方でもないです。 佛蘭西とか獨逸とか、今の国語表記ではしないですね。 こういうものは、そのまま音読みすれば、「ブツランセイ」「ドクイツ」となってしまいますので、「ふらんす」とか「どいつ」と読むのはもともと無理がありますね。 印度(インド)はどうでしょうか。 当て字だと思いますが、「いんど」と読むこと自体は無理はないですね。 しかし、音読みしてそのままだとしても、漢字はもともと表意文字であり、日本にはカナという表音文字があるから、やたらと漢字を当てはめて書くのは望ましくない、と考えられています。 それはそれでもっともです。 利点としてはせいぜい、「インド」と書けば3文字だが、印度と書けば2文字で済む、ということくらいでしょうか。 蒙古という言い方がありますね。読み方は「もうこ」ですね。 私、よく知らないんですが、「印度」とか「蒙古」とかそういう言い方って、日本で漢字を無理やり当てたわけではなくて、中国で漢字が当てられて、日本ではそれの音読みをしているだけなんじゃないでしょうか。そういう意味では素直ですね。蒙古はきっとそうだと思います。印度もそうなんじゃないかなあと推測します。 (「蒙古」は今は「モンゴル」という言い方が普通でしょうから、あまり問題にはならないでしょうけど。) 今回の質問は「支那」についてでした。 過去の質問も見たし、ネットでも調べたし、 もともとの起源が当て字であることは間違いないですね。 http://kan-chan.stbbs.net/word/pc/index.html “差別用語”と呼ばないで―個々の事例―人種・民族関連―支那 では 「中国語の「秦」が梵語(サンスクリット語、インドの言葉)に入り、その言葉が仏典によって中国に逆輸入された時、中国人自身が「支那」と音をあてた」 ということだそうです。 私は、差別用語かどうかの議論に巻き込まれるつもりもないので、いいだの悪いだのは述べませんが、当て字には違いないですね。 漢字は表意文字だから、当て字に使うのはやめましょう、というのはその通りですね。 しかし、北海道にあまたあるアイヌ語起源の地名に漢字を当てるのをやめましょう、という話はきかないですね。 だいたい、われわれが普通に漢字を使って表記している地名も、元々当て字だったものは多いはずで、現にこのサイトの過去の質問にも No.326634 質問:能登、阿蘇、富士、遠野はアイヌ語ですよね。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=326634 というのもあります。完全な日本語だと思われているものも、当て字である可能性のあるものが多いんじゃないかなあと思います。(日本語であっても別の意味の漢字を当てはめている可能性はあります。) ただ、質問の「支那」というのは日本ではないから違うのかもしれません。 話を広げるのはよくないですね。質問は日本の地名についてではないですね。 国外であって、「意味の薄い当て字」なのかどうか、それが問題なんですね。 「朝鮮」(チョウセン)とか「韓国」(カンコク)っていう言葉は、漢字語を音読みしているのでおっしゃるところの「意味の薄い当て字」には含まれないですから、そのままということでしょう。 けれども、中国の地名というのは、当て字のものはないのでしょうか。 中国(漢民族の地域に限ったとしても)って広いですし、漢字も多いですし、元はと言えば、適当に漢字をあてはめているんじゃないかな、と思います。 日本の地名と同じような事情はあると思います。想像ですけどね。 元々の起源が当て字かどうとかも大切ですが、ご回答をより正確に解釈すれば、さらに今の人の意識が問題なんですね。 そうですね、純粋にこの言葉「支那」をみても漢字に何か意味のあるようには思えませんね。 真の由来は知らないですが、「南京」というのは「南のみやこ」っていう感じですし、「香港」はとにかく「みなと」なんだろうと思えるし、「台北」というのは台湾の北なんだろうとかそういう感じがします。「支那」にはそういう感じがないですね。 私も「那」っていう漢字の意味、漢字字典などを見ないで、答えられないですね。 「南」という漢字には「みなみ」という意味がある、とかそういうのが「那」という字にはないんですよね。 「刹那」とか「旦那」とか、那って意味不明な字として認識されています。実際これらは、もともと梵語の音訳ですし。 ましてや、今やちょっとでも調べれば「支那」がもともと当て字であることはすぐ判明します。 そういうふうに考えていけば、おっしゃるとおり「意味の薄い当て字」に入りますね。 (「薄い」どころか「無い」わけです。) いずれにしても「東シナ海」「南シナ海」などで「シナ」と書く理由はわかってきました。 でもなぜか世の中にはシナを「支那」と漢字で書く人も多いように思えます。 「支那そば」は普通「シナそば」とは書かないようですね。 「支那」と漢字で書くのは単純な懐古趣味なんでしょうか。 もっと突っ込んで考えてもいいのですが、質問は「東シナ海」「南シナ海」という海の表記で、支那をカナ表記するマスコミ・地図の側の理由であって、漢字で書く人の理屈についてどうとか言うつもりもないです。 それについて知りたいときは、別に質問を立てます。 元々「シナ」という言葉を扱う質問を立てること自体なんだか差別語だとか議論が起こりそうで怖いし、 No.2の補足でも、この時期に朝鮮の東の海の名前がどうとか私は書いてしまったので、論争好きな方にいろいろ書き込まれて荒れる前に、締め切りたいと思います。 何か有力な情報がある方がいらっしゃったら、メールで回答掲載要求していただくということで、お願いします。