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1,3,5!!  和音分析?

今管楽器でソロを練習しています。 それでピアノ伴奏とソロの重要な和音部分を抜き出してその和音にあわせて吹くと綺麗に聞こえる・・・というものなんです。。。 どうやらオーケストラの曲での音程を合わせるときに利用するみたいなんですがピアノと合わしても成功するらしいんです。 たとえば抜き出した和音が ドミソの和音で ドが1音、ミが3音、ソが5音・・・ と言うことになります。 それで 1音(ド)は442。 5音(ソ)は442+10~セント ・・・1と5それぞれの音をきちんと上のとおり合わせると3音のミは少し低めに響く・・・という原理らしいです。 あっているか分かりません。でもそんな感じでした・・・ また短調の和音と長調の和音でも変わるみたいなんです。 いったいどういうことなんでしょうか??

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  • Ta595
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回答No.2

こんにちは。 こちらはアマチュアのトロンボーン経験者のおじさんです(笑) セント値についてはご存知のようなので,理屈は後回しにして,いきなり具体的に言いますと,  ド:+/-0  ミ:-14セント  ソ:+2セント とすると,ドミソの和音は濁りなく綺麗に響きます。ソの+2セントはよほど絶対音感の鋭い人でない限りは無視してもよいレベルなので(100セントで半音なので,2セントは半音の50分の1です^^;),一言で言ってしまえば,  【長三和音では第三音を低めにすると綺麗に響く】 となります。 短三和音の場合は,  ラ:+/-0  ド:+6セント  ミ:+2セント です。つまり,  【短三和音では第三音を少し高めにすると綺麗に響く】 となります。 ただし,以下の点について注意が必要です。 (1)旋律ラインの自然さ 第三音を上げ下げすると,旋律として音痴に聴こえてしまう場合がありますので,無条件にいつも変えるのは避けた方がよいかもしれません。 特に,ドに解決する直前のシの音(「導音」と言います)は長三和音の第三音である(ソシレの和音になっている)場合が非常に多く,和音の響きを考えると低めに取らなければなりませんが,旋律ラインとしては高めにとった方が収まりがよいとされていて,矛盾してしまいます。 楽譜を横方向に見た旋律ラインの自然さと楽譜を縦方向に見ての和音の響きの美しさ,どちらを優先するかはひとつずつ個別に判断していく必要があります。 (2)ピアノの音とのバランス また,ピアノが第三音を同時に弾いているのに自分だけ音程を変えると響きが濁りますので,ピアノの音とのバランスを考える必要があります。(慣れたピアノ奏者さんならば,第三音を弱めに弾くなどして調節してくれているはずですが) その他,細かく言い出すとキリがないですが,管楽器のソロでしたら,平均律(ピアノに合わせる)を基準にして,導音は高めに,和音の響きが大切な所で自分が第三音を演奏している場合は調整,というのが基本型ではないかと思います。ただし,聴いた感じの自然さが最も重要である事は言うまでもありませんので,和音がこうだから高く(低く)するべき,という理屈にあまり縛られすぎないようご注意ください。 (アンサンブルや吹奏楽・オーケストラの内声パートの場合はまた別で,自分が何の和音の第何音を演奏しているのか,可能な限り注意深く気にする必要がありますが) --- 以下,第三音を上げ下げすると響きがきれいになる理由について。 *なお,振動についての基本的な知識と若干の数学知識が必要ですが,分からなくても実用上は特に困らないので,ややこしければ飛ばしてもらってもかまいません(笑) 私たちが普段なじんでいる一般的な音階(平均律といいます)では,ドミソの周波数比は1:約1.260:約1.498ですが,人間が聴いて濁りなく感じるドミソの和音は,周波数比が1:1.25:1.5(4:5:6)になっています。(こういった比較的キリのいい周波数比をきれいだと感じるように人間の耳はできています) つまり,ミを1.260から1.25に下げないと,濁りのない響きが出せません。 短三和音(ラドミのような)も同様で,平均律では1:約1.189:約1.498であるのに対し,きれいに響くのは1:1.2:1.5であり,第三音を1.189から1.2に少し上げる必要があります。 では,なぜ1.2,1.25,1.5といったキリのいい値ではなくて,1.189だの1.260だの1.498といった中途半端な周波数比が一般的になっているのかという事ですが,それは,こうすると半音の間隔が全て等しくなり,和音の響きは若干濁るものの,その他の面でいろいろと都合がよくなるからです。 一応計算してみましょう。 ドから1オクターヴ上のドまでに,半音の間隔が12個ありますから,これを等間隔にするには,1オクターヴを12等分しなければなりません。 人間の耳は,周波数が2倍になると音が1オクターヴ上がったと感じるようにできており,という事は,半音上がるごとに周波数を「2の12乗根倍(2の12分の1乗倍)=約1.0595倍」にすれば,等間隔になります。 (1.0595の12乗≒2.00,つまり,1.0595倍を12回繰り返すと2倍になる) ドからミは半音の間隔が4個なので(ド-ド#,ド#-レ,レ-レ#,レ#-ミ),1.0595倍を4回(1.0595の4乗)で約1.260倍。ドからソは7回(7乗)で約1.498倍です。 --- 長文回答,失礼いたしました。ご参考になれば幸いです。

yu-honeo219
質問者

お礼

わぁ~~!!こんなに長い文章!!ありがとうございます!! オマケに理屈まで・・・とても分かりやすいです!! でも【長三和音では第三音を低めにすると綺麗に響く】というのが未だに疑問です・・・ドミソのミが低めだったら長調と言うかなんか暗い長調になりそうなんです・・・ ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • hewon517
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回答No.3

#1です #2の方が詳しく書いていらっしゃいますね。 私も勉強になりました! 感覚的に実践した為、このような理論は初めて読まさせていただきました。ありがとうございました。 私は逆に書いてしまったようです。すみません。 #2 【短三和音では第三音を少し高めにすると綺麗に響く】

  • hewon517
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回答No.1

弦出身のおばさんです。 >1音(ド)は442。 >5音(ソ)は442+10~セント 442って音の高さのことですよね? 「+10~セント」←この意味がよくわかりませんが。 聞こうとしていることは、なんとなくわかります。 同じドミソでも長3度だと「ミの音」を高め、 短3度だと「ミを低め」に弾くと“しっくり”きます。 弦楽器でもカルテットなどで合わせる時に 同じ「ドミソ」でも、短調だとミを低めに弾くとか 無意識にやっています。 (そうすると、和音が綺麗だからです) ↑無意識と書きましたが、合わせの段階ではその部分だけ 取り出して、「ミ」の音を高めに弾いたり低めに弾いたりして しっくりする音を探すこともします。 この感覚は弦や菅の人だと慣れればわかると思いますが、 ピアノ専攻の友達はわかりにくいと言ってました。 私も上手く説明出来ないんですが・・・ 次の方の回答を待ちましょう。

yu-honeo219
質問者

お礼

ありがとうございます。 やっぱりカルテットのときも実践するんですね!! なるほど^^ 「+10~セント」と言うのはチューナーであわせた時高めにと言う事です。 確かに慣れればわかるみたいですね。 でも自分はまだ全然なので楽譜に書いて練習しよっかなぁ・・・て思っているんです。 貴重な回答ありがとうございました!!

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