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形容詞

図書館で「みんなの日本語英語版」に日本語には、「い形容詞」と「な形容詞」があると書いてありましたが。「な形容詞」は連体詞ではないでしょうか。日本語学習者を混乱させないためわざと両方形容詞としているのでしょうか。

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回答No.2

以下、「日本語教育(日本語文法)=外国人に日本語を教えること(その文法)」、「国語教育(国文法)=日本の学校で生徒に教えている国語のこと(その文法)」。 英語では形容詞は連体修飾語、副詞は連用修飾語ですが(英語に国文法の用語を用いるのは問題ですが、まずはご容赦を)、国文法の形容詞は活用形に連用形があることからもわかるように、連用修飾語にもなります。これは形容動詞も同じです。(一方、国文法でも副詞の方は一部の例外を除いて連用修飾語にしかなりません。)よって、日本語教育において修飾語の働きから品詞を考え、覚えさせるのはなかなか困難です。(国文法に準じて活用の種類、活用形などを理屈によってすべて覚えさせるのは難しい)。 そこで便宜的に、日本語の形容詞(ここでは連体修飾語のこと)には、「~い」型と「~な」型がある、と教えるわけです。 「い形容詞」は(国文法でいう)形容詞(の連体形)、「な形容詞」は(国文法=学校文法でいう)形容動詞の連体形と連体詞のうちの「~な」型の語、つまり「大きな」「小さな」「おかしな」などのことを言います。 こうすれば、日本語の連体修飾関係を「~い+名詞」「~な+名詞」というように整理、単純化して教えられるわけです。(現実には格助詞「の」でつなぐ方法、助動詞「だ」「た」でつなぐ方法など、ほかにも連体修飾関係はいくらもありますが。) なお、形容詞、形容動詞、連体詞といった品詞の識別にうるさいのは数ある文法のうちの学校文法(規範文法。厳密に定義された言葉ではありませんが、国語教育で教えられる、橋本文法を基本にした文法体系を一般にこう言います)ですが、ほかの国文法や日本語文法、言語学などの立場に立って日本語にアプローチする人たちは、日本語教育以外の場面でも、「い形容詞」「な形容詞」といった言葉を用いることもあるようです。

noname#69788
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ありがとうございます。

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  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.1

>日本語学習者を混乱させないためわざと・・・ そうではありません。 連体詞と形容詞は体言を修飾する点で重なる部分がありますが イコールではありません。たとえば、 「あらゆる品詞」の「あらゆる」は連体詞ですが、形容詞では ありません。

noname#69788
質問者

お礼

ありがとうございます。

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