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「静かな海」、「静かの海」はどう違うのでしょうか。
「静かな海」、「静かの海」はどう違うのでしょうか。 外国の人が日本語を勉強する手伝いをしています。 日本語教育文法では「ナ形容詞」という変な品詞の種類があります。名詞を修飾する時、形容詞(もしくは名詞)と修飾される名詞の間に「な」を使う時は「ナ形容詞」、「の」を使うときは名詞と分類しています。国語文法では形容動詞がほぼこれに該当します。定義はいいとして実際面で困っています。 「静かな海、静かの海」はどう違うのでしょうか。 また「上手の手、上手な人」「小食な人、大食の人」などの言い方をしますが、「な」がつくのか「の」がつくのか外国の人にどのようにして説明したらよいのでしょうか。 何かいい方法をご存じありませんか。
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- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
>「の」を使うときは名詞 :という文法の分類で、「名詞の定義」を分析してみると面白いのではないでしょうか。 「〇〇の△」というのは、「〇〇という評価(認識)が定着している(定着した)△」 「〇〇な△」の場合は、「〇〇という状態にあると判断される△」 という感じでしょうか。 「定着」の定義がネックになるかもしれませんが、汎用性はあるように思います。
- cxe28284
- ベストアンサー率21% (932/4336)
多分回答にはなっていないと思いますが、な形容詞よばれるものは 連体形はなで統一して覚えてもらう方が、間違いが少ないと思います。 特に中国の人は~的=の、だそうで、例えば、するの時 帰るの時とか動詞の連体形 にも、のをつけたがります。 静かの海は現代文でつかわれていないとおもいます。 「ここは昔から静かの海と呼ばれています」などと云うのなら固有名詞になると思います。 「母は料理が上手な人です。」「あの歌の上手な人は○○さんです。」上手だ、上手な、 の方が現代文ではずっと多く使われています。 「上手の手」は上手の手から水が漏る。などごく少ない用法です。 「小食な人、大食の人」も表現として使う場合を考えると あの人は少食だ・大食だの方が使いやすいと思います。 わたしはYWCAの講座に通いましたが、講師は常に教える場合は優先順位を決め 利用度の高いもの、必要度の高い言葉から教えなさい。 日本人でも戸惑うような言葉は削除しなさいと言われてきました。
お礼
ナ形容詞か名詞かいずれもすべて「な」で統一したい気分です。 少なくとも、共通な点・共通の問題、いろいろな人・いろいろの事、特別な部屋・特別の人などは「な」で統一してしまう必要がありますね。 確かに日本人が迷うようなことを教えてもかえって混乱させるだけです。 ナ形容詞はあまり単語の事例がたくさん出さないことが必要かもしれません。 教えるときに利用頻度を考えることは大事な観点でした。 ありがとうございました。
- sotom
- ベストアンサー率15% (698/4465)
「な」や「の」を別々に考えるからややこしいかもしれません。 文節ごとに考えましょう。 「静かの海」に関しては、月面の事を書く人間が出てくると思いましたが、 まさに!って感じですな( ̄ー ̄)ニヤリ
お礼
確かに文章にすると迷いなく出てくるのです。 あの人は失礼な人だ。 失礼の段どうかお許しください。 偶然の一致にしては出来すぎだ。 あれは偶然な珍しい出来事です。 理由は分からなくても咄嗟に文にしてしまう時、日本人は「な」か「の」か決してぶれませんね。 それぞれに「の」にとどまった理由、「な」に変わったいきさつがあるのでしょうね。 どうして「な」や「の」なのかと別個に考えていると日本語に迷いが出てきます。 はっきりしないのが日本語の特徴なのでしょうか。 ありがとうございました。
- M_Sato
- ベストアンサー率54% (550/1003)
「静かの海」は固有名詞です。 月面の海の名前で、ラテン語名のMare Tranquillitatisを日本語にしたものです。 特殊な例で、ほかの場合には使いません。
お礼
確かに固有名詞の場合は日本語無視の例外と考えたほうがいいのかもしれませんね。 月面には静かの海、豊かの海、柔軟の湖と名付けたかと思うと悲しみの湖、贅沢な湖とまともな名前もつけているのですね。 月の地名の付け方は形容詞の使い方がいろいろです。 そういえば不思議の国のアリスも固有名詞ですね。 ありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
「静かな海」は、正しい日本語だと思います。 「静かの海」は、日本語ではないと思います。
お礼
確かに固有名詞の場合は日本語無視の例外と考えたほうがいいのかもしれませんね。 月面には静かの海、豊かの海、柔軟の湖と名付けたかと思うと悲しみの湖、贅沢な湖とまともな名前もつけているのですね。 そういえば不思議の国のアリスも固有名詞ですね。 ありがとうございました。
- aokii
- ベストアンサー率23% (5210/22062)
習慣と言っておくしかないのでは。
お礼
「〇〇の△」というのは、「〇〇という評価が定着した△」 「〇〇な△」の場合は、「〇〇という状態にある△」 という定義は興味のある定義ですね。ほとんどは当てはまりそうな気がします。 一方で日本語は定義するとなると、簡単にはいかないのが日本語の特徴ですね。 高温の部屋 高額な鞄 は数少ない例外になりそうです。 特にいくつかの漢語は「の」から「な」の遷移過程の中にあるように感じています。近代に入ってから造られた漢語や使用頻度の少ない漢語ではその傾向があるのではないかと。 逆に和語のいわゆる形容動詞は「な」から「の」への遷移過程にあるいくつかの単語の兆候を感じます。「いろいろのこと」や「静かの海」などはその例のような気もします。これらはあくまでも私の勝手な憶測ですが。 上の定義はルールを考えるのに一つの糸口になるかもしれません。 ありがとうございました。