x^3=2のガロア拡大体の元
x^3=2の係数体は有理数体Q 、また1の3乗根をωとすると、この方程式のガロア拡大体をEとすれば、E=Q{³√2 ,³√2ω ,³√2(ω^2)} ここで基礎体として有理数体に1のn乗根を必要なだけ添加した体を考え、これをKとするK=Q(ω)。するとE=K{³√2 ,³√2ω ,³√2(ω^2)}となる。
ここからがわからないところです。
K(³√2 )の元は、³√2,ωと有理数を加減乗除したすべての数になり、³√2 について整理すれば、qやpのmやnは右下につく添え字として、
{qm(³√2)^m + qm-1(³√2)^(m-1)+qm-2(³√2)^(m-2)・・・+q0}
/{pn(³√2)^n + pn-1(³√2)^(n-1)+pn-2(³√2)^(n-2)・・・+p0}・・・(1)
となる。
自分でK(³√2 )の元を具体的に計算してみても、a,b,c,d整数として、
(³√2-ω+b/a)÷(d/c)={³√2c-ωc+bc/a}/dと(1)式と似てもにつきません。
一つ目の疑問として、(1)式ではなぜωがでてこないのか。
次はpやqは有理数なのか、そして最後に(1)式の分母や分子だけでもK(³√2 )の元なのだが、厄介な形の割り算になっているのかということです。
どなたか疑問に答えてください。お願いします。