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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ゲノムDNAの質の検定の為の、アルカリアガロースゲル電気泳動)
ゲノムDNAの質の検定におけるアルカリアガロースゲル電気泳動の意義とは?
このQ&Aのポイント
- ゲノムDNAの質の検定を行うために、アルカリアガロースゲル電気泳動が使用されます。DNAの変性条件下での電気泳動により、ニックの有無や平均鎖長を調べることができます。
- アルカリアガロースゲル電気泳動を行うことで、高品位のゲノムライブラリーの作製など特殊な用途に必要な、ニックのないDNAを検定することができます。
- アルカリアガロースゲル電気泳動は、アガロースゲル電気泳動と比較して、中性条件下での再結合を阻害し、一本鎖DNAの泳動を効果的に行うことができます。
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熱変性しただけでは、露出した水素結合する部分が不安定なので、適当な相手と水素結合しようとします。適当な条件で、時間をかけて再会合すれば、相補鎖同士完全な二重鎖に戻ることができますが、そうでなくても短い範囲でも、不完全でも、相補性がある部分で水素結合を作るので、 1.部分的に自己二重鎖を作り、ヘアピン構造をとる。結果として移動度が大きくなる。 2. 異なるDNA鎖同士で部分的に二重鎖を作る。結果として、見かけの分子量が大きくなり移動度が小さなる。 ということが起こります。 アルカリ条件ではDNAは二重鎖を作らないので、鎖長と移動度の関係が正しく反映されます。RNAを泳動するときはアルカリでは分解してしまうので、フォルマリンなどで変性状態を保つのです。DNAシークエンスでは尿素を使いますね。 >(中略)高品位のゲノムライブラリーの作製などの特殊な用途には、調製したDNAにできるだけニックが入っていない事が望ましい。 これは、同意しかねます。そりゃニックが入っていないに越したことないですが、ニックが入っていてもligation stepで、あるいは宿主に導入したところで修復されますから、気にしなくて良いと思います。
お礼
有難うございました。とても勉強になりました。