こんにちは。
質問者さんのレベルがわからないので失礼に当たるかも知れませんが、私が現在でも仕事の英文を読む際に使っている次の方法はいかがでしょう。
ポイントは、「まず、主語と述語だけ色を塗ってみる」
長文の読解は大変ですよね。単語だけでもわからないのに構造も複雑。本当にどこから手をつけたらよいか。その点、質問者さんの、「文を区切ってみる」方法は間違いではありませんし、むしろ良い方法のひとつでしょう。しかし、どうやら壁にぶつかっておられる様子。
その点、「わかることから埋めてみる」ことは有意義です。
まず最初に、何とか、文の中の主語と述語だけを、すべての文章について色塗りし、お話の全容を把握することをお勧めします。
それも、一つずつの文章を理解しながら塗るのでなく、一気に全部の文章の主語述語(修飾に使われている小文の主語述語は無視)を何とか探し、勝手なお話を想像してみます。それだけで、途中の主語述語の選択が間違っている(修飾の小文の動詞を選んでしまったような)場合には結構発見できます。
例を上げると、
おじいさんおばあさん住む 桃来る 彼女帰る切る 赤ん坊いる おじいさん名付ける 彼成長する・・・
もとの文章が、「昔々ある山奥の村の川のほとりに子供のないおじいさんとおばあさんが仲良く住んでおりました」であっても、関係ありません。
なお、この場合に、「There was a baby・・・」のような文章の場合は、目的語(赤ん坊)を主語として扱うと良いでしょう。
その上で、次には目的語(切ったのは「大きな桃」など)を全部発見し、さらに主語の修飾語(どんな赤ちゃんか)の確認をします。途中に全文理解しやすい文章がある場合にははまじめに読んでおくのも良いでしょう。
いずれにしても、一つの文章をしっかり理解する(訳す)ことにこだわらず、全部の主語、全部の述語、全部の目的語・・・とお話全体を常に(勝手に)推定するようにし、その後、各文章の読解に進むと、私の場合は読みやすい気がしています。
ちなみに、次の文章(日本国憲法の前文の一部です)の場合は、これまた気が遠くなりますが・・・
We, the Japanese people, acting through our duly elected representatives in the National Diet, determined that we shall secure for ourselves and our posterity the fruits of peaceful cooperation with all nations and the blessings of liberty throughout this land, and resolved that never again shall we be visited with the horrors of war through the action of government, do proclaim that sovereign power resides with the people and do firmly establish this Constitution.
結局「人々は決定し、決意し、行い(宣言し)、行う(設立する)」です。
その後、どんな人々が、何を決意したのか・・・をまたくっつけていきますが、あくまでも、この後に続く他の文章の主語述語の確認を終わってからにしましょう(前文だけでも本当は結構長い)。
いずれにしても、その作業を通じて、「これは、少なくとも誰かがスポーツで勝った話ではなく、何かを振り返り、何かを作り上げる話らしい」ことはわかり、どの目的語がひとつでもわかれば話の目的がわかる・・・という「優先順位の高い重要そうな文」の発見につながります。
さてさて、いかがでしょうか。
いろいろな考え方があり、すべての解決にはならないかも知れませんが、お役に立てば幸いです。
(余談ですが、もし、上位の英検を受験されうなら、日本国憲法前文の暗唱をお勧めします。元々が英文で作られたことを嫌う人もおり、あまり使わない単語や言い回しもありますが、美しい高らかな文章で、長い割にリズムも良く、誰もいない海で大きな声で練習をすると英語としてのリズムに慣れるのにもうってつけで、長文の苦手な方にとっては長文を一息に口にすることで長文を区切りながら理解する意識の練習にもなります。政治的他意はありません・・・)
お礼
またまたコメント頂きましてありがとうございます。 また返信が遅くなり失礼致しました。 重複させて訳す・・というのは、かなり使えそうですね。 また単語の意味を間違って覚えている、というのも長文読解が 苦手な原因になっております(恥) 私事ですが年末年始の休みを利用して「英語は絶対勉強するな(サンマーク出版)」という本を読みました。 今の私が疑問に思っていることが明確に書かれておりました。 英文法や解法テクニックを学ぶことは試験の合格には近道かも しれませんが、英語を第2母国語にするにはふさわしくない(あるいは 遠回り)ということがわかりました。 私の目標は試験に合格することではなく、英語で意思の疎通をはかりたい、情報収集したいことなので 時間がかかってもこの本に書かれている方法を実践して いきたいと思います。 (簡潔に言えば赤ちゃんが言語を習得するのと同じ手順をたどる、、ってことです) いろいろとご意見頂き、大変参考になりました。 心より感謝です!m(__)m