- ベストアンサー
紙幣の歴史
先日TVでチンギス・ハンの番組で紙幣の発明がその時代の商業を発達させたとありました。 しかしかれの時代はまだ物々交換と金銀銅の硬貨くらいであったと思います。 紙幣は紙と印刷の技術が必要で、しかも絶大な権力と信用がなければ通用しない筈でチンギスハンはモンゴル帝国をきづきましたが紙幣の発明は早すぎるとおもいます。 調べた結果も元の時代に中国で紙幣が発行されたようです。 マルコポーロの時代ヨーロッパはまだ羊皮紙の時代でヴェネティアの繁栄は小切手の発明によるとききます。 小切手も羊皮紙ではなかったでしょうか? ヨーロッパにおける紙幣の発行はいつ頃で地方はどこでしょうか? ご教示下さい。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一般的には、17世紀半ばにイギリスの金匠が金貨の預かり証として発行していた「金匠手形(Goldsmith Note)」が、紙幣として流通するようになったのが、ヨーロッパの紙幣の始まり、と言われています。(参考URLの最後の方)ヨーロッパで紙が羊皮紙に変わるのは、13~15世紀ぐらいです。 13世紀ぐらいの北イタリアで、主に貨幣運搬のリスクの軽減の為、小切手や為替(と同じ効果を持つ)取引が行われたましたが、基本的には取引相手が限定されているもので、紙幣のように、幅広く流通する事が可能、という意味で、金匠手形が最初と考えられています。 (ヨーロッパでは、国家の強制力ではなく、民間の金融機関の信用をベースにして、紙幣が生まれ、それが国家の管理下に入った、という経緯をとったので、起源というとこういう事になります。その名残で、スコットランドなんかでは、発行自体は民間銀行が行う紙幣も今も流通しています。ヨーロッパでの政府の管理下での最初の発行がいつなのかは、私は知りません。) 尚、モンゴルによる紙幣の発行は、元になる前の、チンギスカーンの子、オゴテイカーンが最初で、それ以前の宋・金による紙幣発行の影響を受けてのものです。
その他の回答 (3)
- tiuhti
- ベストアンサー率66% (447/668)
>これは羊皮紙が紙に変わると解しますが・・ その通りです。単なる書き間違いです。 >時代的には羊皮紙を使用していたとおもいますがどうでしょうか? 元々、羊皮紙から紙に変わるのは、重要性の低いものから変わった(今でも、儀礼に使う紙は羊皮紙を使ったりする。)から、紙が普及する時期からすれば、仰るとおりだとは思いますが、私の場合は、単なる憶測にすぎません。 >情報のソースをご教示頂けると有り難いのですが・・・ 私のソースは、手元にある、一般人向けの中国史概説書である「中国文明の歴史 7大モンゴル帝国」(中公文庫)のP227に「元朝にさきだつモンゴル帝国時代の交鈔は、オゴデイ・カーン八年(1236)にはじめて印造された」という記述ですが、オゴデイハーンの治世に、紙幣があった、というのは、わりと知られた話です。(例えば参考URL)
お礼
貴重な情報有り難うございます。 モンゴル帝国の情報はあるようでないと思っていました。 オゴディハンは既にかなり中国の情報を利用しうる所にいましたから交紗の発行はあり得たと納得いたしました。
- mataoyu
- ベストアンサー率40% (82/204)
No.1さんの教えてくれた歴史を確認してみてくださいね。 「元」というのは、チンギスハンらの蒙古であることはご存じですよね。 宋は元よりも前の時代です。 現存する紙への日本最古の印刷物は、すでに西暦で770年の http://www7.wind.ne.jp/hiraide/basic/history2.html 百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」です。 100万個もつくられました。 活字印刷の前に、印刷技術は古くからあったのです。 中国から伝わった、現在では和紙といわれる紙も古くからありました。 その前にパピルスもありましたね。 わたしは、紙幣については、番組を見なかったし、歴史を知らないので、よく分かりませんが、以上の事実から、認識を新たにして、確認してみてはいかがでしょうか。
お礼
ご教示有り難うございます。 印刷技術が古くからあった事は承知しています。 紙があっても紙幣とするには色々な条件が必要と思います。 パピルスはエジプト時代にありましたし、記録用として賞用されましたが今日の定義では「紙」と認められないようです。 パピルスは草の繊維をパルプ状にせず草を薄く伸ばしただけで貼り付けたので。 元は確かにチンギスハンの子孫が建国しましたが、遊牧民国家ではありませんでしたし時代も少しながら後世になります。 ご教示に従いもう少し調べてみるつもりです。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
ヨーロッパは スウェーデンだそうです
お礼
私は「紙幣の歴史」で検索した為、このURLを見逃したようです。 早速のご教示有り難うございます。 やはりかなり後年ですね。 それにしてもスエーデンとは驚きました。 なぜでしょう?
お礼
貴重なご教示有り難うございました。 >ヨーロッパで紙が羊皮紙に変わるのは・・・ これは羊皮紙が紙に変わると解しますが・・ やはり紙幣はヨーロッパでは商取引の便宜上民間より始まったのですね。 ヴェネティアの繁栄は銀行業務と為替、小切手の発明によると承知していますが、時代的には羊皮紙を使用していたとおもいますがどうでしょうか? モンゴルでの紙幣発行がチンギスハンの子の時代が最初とは知りませんでした。 オゴディハンについて調べてみます。 情報のソースをご教示頂けると有り難いのですが・・・