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12音音階で古今東西の音階をすべてまかなえるのはなぜ
12に1オクターブを分ければ、すべての古今東西の音階があらわせるようです(もし違ったらすみません) 12に分けたのは、グローバルスタンダードを作れるという理由だったのでしょうか。
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いいえ、1オクターブを12に割るという概念は「西洋音楽」だけです。 これでは尺八や三味線の音階、演歌におけるピッチベンド(音程の調節)、厳密に言えばジャズのブルー・ノート、東南アジアの音階、アメリカン・インディアンの音楽、アフリカの民族音楽とか、そもそも西洋音楽以外の演奏は全て不可能なのです。 作曲家、武満徹がバーンスタインから「日本の楽器を取り入れたオーケストラ音楽を作って欲しい」と依頼を受けたとき、武満徹は一度断りました。尺八のピッチと西洋音楽のピッチが違うからです。そこで武満は考えました。尺八とバイオリンが一緒に演奏したら奇妙な音になってしまうので、ダイアログ(対話形式)として、互いの楽器が交互に演奏するようにしよう、と。そして生まれたのが「ノヴェンバー・ステップス」なのだそうです。(故武満氏から直接聞いた話です) 最近の尺八の名手はそのピッチを微妙に調節させ、西洋の音階と同じような演奏が可能だと最近聞きましたが。 西洋の理論をもっと世界にも通用するようにと考え出されたのが「セント」という概念です。セントとは半音(1/12オクターブ)をさらに100に分割した理論です。(参考URL) 民族音楽学の勉強をお勧めします。
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まかなえないので、そもそも質問の前提から覆ってしまいますね。 西洋音楽でも、まかなえるのは、平均率だけです。音律が平均率に収束していく歴史は、はじめ鍵盤楽器の世界主導で進み、アンサンブルが大規模になるに従って最大公約数的に決着したというような大まかな(大雑把すぎ?)流れです。(歴史的には、鍵盤楽器でも白鍵の間に2種類の黒鍵という楽器も存在したことがあります)。詳細は「純正律」をキーワードにして過去の質問を検索してみてください。 現代日本人の耳は平均率に馴らされているので、平均率からずれていても平均率の中の音として認識してしまうと思いますが、そもそも日本の伝統楽器でさえ、その音高は、平均率を前提とした五線譜で表わすことは「あくまでも近似値として」可能なのであって、「正確に」は不可能です。
お礼
純正率から平均率への押し込めというか、変容というか、応用は理屈としてはわかっているつもりです。しかし、白鍵の上野2種類の黒鍵とはすごい!歴史って言うのは結局淘汰の歴史ですよね。
質問者さんは、音楽には詳しい方のようですね。 なので、私のような素人的発言は笑い乍暇潰しに見て下さい。 -- 「12音階ですべてをまかなえる」と言う見方は、絶対音感の持ち主を自認する方達の発言と同じような気がします。 ↑ この人達は、世の中の総ての音が音符に成って頭の中へ飛び込んで来ると、発言しています。 例えば、「ポルタメント」←この連続的可変(変化)←こんなのがどのような♪←で頭の中に入って来るのでしょうか? なんだか、右も左も厳密な区別が付かない人達なのかな~? ---------- 表現は悪いですが、「ど近眼」の人が何かを見た時殆ど良く見えて無いのに、はっきり見えると、表現してるのに近いような気がします。
お礼
私は音楽にはほとんど暗いです。誤解を与えてしまいましたね。 私自身の感覚から感じた質問ではなく、スケール集というような楽譜を見て、結局日本音階も12音音階じゃないかという発見から疑問に至ったのです。 絶対音感は全く無縁です。
- okg00
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http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1843072 もともと12音階を利用した西洋音階に日本の音階や琉球音階などをむりやり当てはめて表現したことにすぎません。 12である理由はこちらを参考に http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87%E5%BE%8B
お礼
楽典で一番初めに出てくるここで結構苦労しました。身についてないですね。ご参考のサイトちらっと見ましたこれから勉強してみます。結局無理やり当てはめているんですね。
お礼
やはり、間に合わせということで、近似値なんですね。それで疑問は解けました。私レヴェルのということで。本格的に理屈をわかろうとするとかなりたいへんですね。