古今は「昔から今(そして未来)」でよいですよね。
東西は「地球上すべての世界」です。
昔は地球が丸いと思っていませんでしたので、南北というのはあまり意識されておらず、太陽の出る方向と沈む方向の広がりが人々の世界の意識の基本でした。
聖徳太子も「日出ずる国の太子、日没するところの太子に・・・」と東西を意識した文章を送っていますし、ヨーロッパから東洋を指す「オリエント」も「日が昇る方向」という意味から来ています。
どこを境にというと、ヨーロッパから見ると確かにトルコのボスポラス海峡になります。ここから先が明確にオリエントなのです。これは、古代ローマ時代より以前のそれこそトロイの木馬の話のある時代から、地中海世界と中近東の政治的な違い、民族的な違い、言語的な違いから、はっきり分かれており。特にローマ帝国の支配地域がオリエントに踏みこまない、ということではっきり区別されるようになりました。
ところがこれは西洋人の見方であって、しかもその先にあるインドとか中国はまったく考慮されていません。
大航海時代になって、日本まで航路が開拓されるようになると、
ボスポラス海峡から先は全部「イースト」
でもそれでは長すぎるので、
アラブ諸国(つまりヨーロッパの知っているオリエントまで)は近くて真ん中あたりのイースト→中近東(ミドルイースト)
インドあたりに来るとまた民族や風俗が違うので困ってしまって、もうぜんぜん知らない地域だから「アジア」にしようとインドから日本まではアジアになってしまいました。
ちなみにアジアも「東」という言葉を語源としています。
ですので日本は「スパーファーイースト・ファーイーストアジア」ですね。
ちなみにアジアから西欧に向けての呼称は確立されないままです。やはり植民地化された影響が大きいのでしょうか・・
私も子供5歳がおります。この調子で「なぜ?なんで?」に毎日バンバン答えているのですが、さすがに彼の能力を超える質問に回答するのは大変ですね。
「なんで地球は丸いのに誰も落っこちないの?」という最近の質問には参りました。論理的な答えは回答できますが、彼が理解できる範疇を超えていますので・・・
このような頭の体操はとても楽しいですし、子供との会話も弾みます。
yukuntaro様もがんばっていきましょう。。
お礼
これはまさしく、うちの子供と同じ疑問が・・・やはりおられるのですね、同じような疑問を持たれるお方が。 昔の人が、太陽をどれだけ重要に考えておられたのかがわかりますね。そのこともあわせて教えてやろうと思います。 適切なサイトまで誘導して下さり感謝です!