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練習問題(ワンマンぶり、火事)
日本語を勉強中の中国人です。「下線部に適当な言葉を補って文を完成しなさい」という練習問題を完成してみたのですが、私の答えが正しいかどうかとても自信がないので、確認していただけないでしょうか。問題ごとに次の方面から答えていただければありがたく思います。 1。参考書の答えは、よろしくないと感じていらっしゃるなら、どうか教えてください。 2。私の答えでも正しいのでしょうか。 3。豊富な表現を身に付けたいので、ほかの答えがありましたら、教えていただけないでしょうか。 それでは、お願いいたします。 1.社長のワンマンぶりには参っている。助言を聞こうとしないばかりか、少しでも(G)__ものなら、(H)__かねない (G)自分の意見を言おう (G)自分の異なる意見を出そう (G)自分の異論を唱えよう 答え:反論しよう (H)白い目に遭い (H)かんしゃくだまが破裂され 答え:首になり 2.昨夜、大型スーパーが全焼する火事があったが、店の経営者は「出火時には店内に約150人の客がいたが、(I)__は不幸中の幸いだった。もし(J)__、大惨事になるところだった」と述べている。 (I)死亡者がなかったの (I)けが人がなかったの 答え:死傷者が出なかったの (J)出入り口の火も猛烈的に燃えているなら 答え:避難誘導が適切に行われなかったら 3.恐れ入りますが、問題2の中の「出火時」、「大惨事」、「不幸中」の読み方も教えていただけないでしょうか。特に、「時」、「大」、「中」の読み方には自信がありません。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それについてもご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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1、【ワンマンぶり】 (G) a.「反論しよう」(◎)がもっとも適切な表現でしょうね。 b.直前に「助言を聞こうとしない」という一節があるので、 「自分の意見を言おう」(×)は重複になり不適切です。 c.「自分の異なる意見を出そう」(×)や「自分の異論を唱えよう」(×)は、内容としては良いと思います。 ただ、「自分の」とあえて断わる以上は、 必ず「異なる」事柄であることが暗黙的に了解されているので、重複すると不自然に聞こえます。 『自分の意見を出そう』とすると「助言」と重複してしまいますから、直すとすれば、 『異なる意見を出そう』(○) 『異論を唱えよう』(◎) などとなるでしょう。 d.「機嫌を損ねよう」などもあるでしょう。 (H) a.「首になり」がもっとも一般的です。 b.「白い目に遭い」(×)とは言いません。 確かに、「目」には「境遇・体験」といったような意味もあります。 『ひどい目に遭った』などという使い方がされますね。 ただ、「白い目」の場合は、目そのものを指します。 人を憎んだり疑って見る場合、どうしても【上目遣い】になりますよね。 そうすると、結果的に目の白い部分が多くなりますから、それを「白い目」と表現しているわけです。 ですから、表現するとすれば『白い目で見られ(かねない)』です。 しかし、「白い目で見られる」のは、主に社会的な(または集団の)ルールに違反する反道徳的なことをした場合です。 【(一方的な)ワンマンぶり】の場面に登場させるのは、あまり適切とは言えないかもしれません。 c.「ひどい目に遭い」「怖ろしい目に遭い」「左遷され」「降格され」「蹴飛ばされ」 などもあるでしょう。 2、【火事】 (I) a.「死亡者がなかったの」(△)でも悪くはないと思います。 ただ、「死亡にまで至らなかったけが人」についての考慮がされていないので、仮にそういう人がいても「不幸中の幸いだった(死亡者が出なかったのだから)」と思っていることになってしまいます。 実際にけが人も出なかった場合、このように言ってしまう可能性はあると思いますが、 死亡だけではなく、(もっと程度の軽い)怪我をすることも心配していた、という姿勢を示すのが周囲の感情に対する配慮ということになるでしょう。 b.「けが人がなかったの」(○)も特別不自然なわけではありません。 死亡より程度の軽い「怪我人」を想定して心配しているわけで、それより程度の重い「死亡者」が出なかったことは暗黙の了解事項として認められる構文と言えます。 ただ、【もし死者が出たら】という心配も大いにあった、という気持ちを明確にするためには、その両方の可能性に触れた『死傷者が出なかったの』(◎)がもっとも適切な表現ということになります。 c.「一人の怪我人も出なかったの」「死者も怪我人も出なかったの」 ということもできるでしょう。 (J) a.「出入り口の火も猛烈的に燃えているなら」(×)は誤った表現です。 ・「火事」の場合、燃えるのは火ではなく「火のついた物」です。 ・また、「燃えている」という現在形は不適当でしょう。 ・「猛烈【的】」という表現は不自然に感じられます。 「猛烈」は形容動詞と考えたほうが良いように思います。 また、燃えている状態を表わすのは「激しく」のほうが適切でしょう。 ・『出入り口も激しく燃えていたら』(△)となりますが、状況を考えると、 『出口が火で塞がれていたら』(◎)などとするほうが良いでしょう。 b.「来店のピーク時だったら」「消火器を備えていなかったら」「パニックが起きていれば」「有毒ガスが発生していたら」「非常口が塞がれていたら」 などと言うこともできるでしょう。
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- Nouble
- ベストアンサー率18% (330/1783)
勿論私はネイティブなのですが(敬語は苦手) よく人から「貴方の言い方はかたい」と言われます これは恐らく私が 影響の伝播範囲と効果の範囲・結果の範囲を明確にするよう 意識付けているからだと思います これには責任範囲を把握する狙いがあるのですが… 更にこれに併せ 言い回し的表現を多用する傾向にあることも 文章をかたく感じさせる要因だと考えております この様な私ですが 首題の件のご参考になればと 「私ならこう書く」をしたためてみましたので 上記のことを踏まえたうえ、お改め頂ければ幸いです 以下記載本文 つい先日とある日本語の参考書で下に示すような問題見掛けたのですが 日中間での言い回しの違いのせいでしょうか やや違和感を感じてしまいました そこで 表現の読みも併せて ネイティブな皆様のお知恵を お借りできればと思い立ちました 出題に対する問題提起や 私の回答に対するご指導など 御指南頂けますようお願い致します 出題文 1.社長のワンマンぶりには参っている。 助言を聞こうとしないばかりか、少しでも(G)__ものなら、(H)__かねない 2.昨夜、大型スーパーが全焼する火事があったが、店の経営者は 「出火時には店内に約150人の客がいたが、(I)__は不幸中の幸いだった。もし(J)__、大惨事になるところだった」と述べている。 それぞれに対する模範解答 問題文1 (G)反論しよう(ものなら) (H)首になり(かねない) 問題文2 (I)死傷者が出なかったの(は) (J)避難誘導が適切に行われなかったら これに対する私の回答 (G)自分の意見を言おう(ものなら) 自分の異なる意見を出そう(ものなら) 自分の異論を唱えよう(ものなら) (H)白い目に遭い かんしゃくだまが破裂され (I)死亡者がなかったの けが人がなかったの (J)出入り口の火も猛烈的に燃えているなら 併せて 如何でしょうか? あと、出題中の ・「出火時」、 ・「大惨事」、 ・「不幸中」 の読みもお教え頂けますよう宜しくお願い致します 以上 こんな感じかと思うのですが如何ですか? 更に赤ペンです 出題文1ですが これは表現の横並びの連なりに対する理解を促そうとしたものと思います 文中で挙げられている対人関係での対応ですが これは 最悪は敵対行為から始まり無視や悪戯・妨害行為などを経て 正当性のある一般的な対応・理性的対応・好意的対応・全面協力へと 漠然とした連なりを持ちます この問題をひもとくポイントは この連なりへの正しい理解とその応用にあると思います 問題を振り返ると 「助言」と言うフレーズが出てきますが これをどう捉えるかによって ・好意的に振る舞っても無視するのに不利益を及ぼしたら何をしでかすか判らない ・善行に対し拒否をしているのだから何をしでかすか判らない と言う方向性が出てきます このことに対する理解が求められているのでしょう なので 割愛…、少しでも粗相しようものなら、かんしゃくを起こしかねない 割愛…、少しでも気を許そうものなら、悪巧みを起こしかねない 割愛…、少しでも意を挟もうものなら、逆鱗に触れかねない 割愛…、少しでも甘く接しようものなら、醜行を起こしかねない は良いと思います また 逆鱗に触れかねないというのは (NIFTY辞書による逆鱗に触れるの語彙:天子の怒りをかう。目上の人を激しくおこらせる) なので怒りをかいかねない・怒らせかねないという意訳になり また、「あんな無謀なことして、彼奴きっと部長の逆鱗に触れるよ」とも言いますので 私は適切だと思います 次の問題文2ですが これは「大型スーパー」と「店内に約150人の客」との兼ね合いに対する感覚の違いで 2通りに分かれると思います この人数が多いものと捉えると 「この大人数の中、被害者が出なかったのが幸い」 と言うニュアンスとなり パニックでも起きようものなら大惨事に繋がりかねない 火の手が避難を妨げようものなら大惨事に繋がりかねない 等の集団心理下での「人の挙動」や「人に影響を及ぼすもの」を想定して 回答すればいいとなるでしょう 逆に この人数が少ないものと捉えると 「災害発生時に当事者が少なかったのが幸い」 と言うニュアンスとなり この人数が少ないと言うことの反対の 「もし来店数が多かったなら大惨事に繋がりかねない」 「もしピーク時だったなら大惨事に繋がりかねない」 と回答すればいいとなるでしょう 因みに「150人」に対し韻を踏んだ感じも出るので 此方の捉え方の方が私は好きですよ 因みに中国語では「~的~」と言う表記が多いように感じますが 日本では「的」は形容副詞としてしか使わないのでは? と思います(自信なし躍動などの例外もあり)
お礼
再びありがとうございます。出題主旨の捉え方を教えていただき大変助かりました。「逆鱗に触れる」の使い方が分かりました。「部長の逆鱗に触れる」という言い方もあるのですね。とても参考になりました。また、質問文までもすばらしい例文を書いていただき心より感謝いたします。 本当にありがとうございました。
- unemerdedechien
- ベストアンサー率24% (31/129)
#2です。横着かもしれませんが、補足を全部引用して、《》の中にお返事をします。【】はついでなので添削部分。 >ぜんぜん駄目。「白眼視」の意味が日中でそれほど違うんですかね。 中国語【で】は「白眼」と言います。日本語は「白眼視」【な】のですね。【】勉強になりました。 《「白い眼で見る」という日本の慣用句は晋の阮籍の故事から出たものだろうと思います。で、あれはわざわざ黒目を思いきり吊り上げて、白目だけで客に対面したというふうに理解しています。奇人の奇行ですね。この語の由来はまあ常識に属する事柄なので、常に「白眼視」という形を取るということはなく、「白眼をもって迎える」とか「青眼の客」とか、多少の展開形があります。》 >と言って「破裂しかねない」としたとてダメ。 「癇癪玉」はなんとなく分かります。中国でも同じ感じの遊ぶものがありますので。よろしければ、なぜ「破裂しかねない」としてもだめな【のか、】理由を教えていただけないでしょうか。 《この社長は社員が持て余すほど自分勝手なのだから、「しかねない」では筋が通らないでしょう。「すぐに癇癪を起こす」とでもするべきところで。また癇癪玉というのは大変ちっぽけなものです。例えばここに「雷が落ちる」という比喩表現を使うのは可でしょう。落雷が適正ならこれと癇癪玉と、大小の懸隔がはなはだ大きいことが、後者を不可とする理由です。社長と社員の力関係の勾配を思ってください。》 >逆鱗はもちろん駄目。 よろしければ【】「逆鱗に触れる」としたら【駄目】な理由を教えていただけないでしょうか。 《「逆鱗に触れる」というのは「怒らせる」ことの比喩ではありません。「怒らせるようなことをする」の比喩です。だからです。》 >>(I)死亡者がなかったの >>(I)けが人がなかったの >>答え:死傷者が出なかったの >どれも正解です。自明でしょう。 名詞ではなく、動詞のほう【が】不安でした。「いなかった」でもなく、「出なかった」でもなく、「なかった」が適切かどうか【に迷いがありました】。 《ああそうでしたか。「なかった」で問題ありません。》 >>(J)出入り口の火も猛烈的に燃えているなら >「燃えている」は論外。どうして「いる」なんてものがここで必要と思いましたか? あと、えーっと、火事ってものは下から燃えます。さらに、非常時に脱出口および経路となるところが燃えやすくならないように、日本では法的に規制されています。「出入り口で火が猛烈に燃えたなら」とするなら、一応は可でしょう。 火事を経験したことがないので、どのように燃えるのかよく分かりません。ドラマ、映画などのシーンを見て、なんだか出入り口で火が猛烈に燃えているなら、主人公がほとんど死んでしまいます。 「いる」を使った理由は、ぼうぼうと燃え盛っている火という一場面がまるで一瞬私の目の前に浮かび出したように感じたからです。 《「いる」はどう考えても使えないでしょう。「いた」なら可ですが。》 《あと質問文の「とても自信がない」の「とても」は不要です。よくあなたは「とても困っています」もお使いになるようだが、この「とても」も要りません。ないほうが良いのです。あると変。いかにも外国人の日本語という感じが漂います。》
お礼
再びありがとうございます。 恥ずかしいことに、阮籍の「青白眼」の故事は知りませんでした。勉強になりました。 中国語の「大発雷霆」(たぶん「雷が落ちる」に近い)のつもりで、「かんしゃく玉が破裂する」を使ったのです。手元の中日辞典によると、「大発雷霆」にあたる日本語は確かに「かんしゃく玉が破裂する。かんかんに怒る」となっています。ご説明を拝見して、「大発雷霆」と「かんしゃく玉が破裂する」との程度の違いに気づきました。 「逆鱗に触れる」のだめな理由が分かりました。ここの「逆鱗」は一種の比喩とも言えますね。 「なかった」で問題ないと確認していただき安心できました。 「いる」がだめな理由もよく分かりました。「いた」にするべきなのですね。 「とても」の件は了解いたしました。これから改善します。 補足文までも添削していただき心より感謝いたします。二度と間違えないように気をつけます。 心より厚くお礼申し上げます。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
#3です。ご返事ありがとうございます。 1、「蹴飛ばす」 :(ボールなどを足で)「蹴る」と殆んど同じです。 「飛ばす」がつくので、それほど勢い良く蹴るというニュアンスです。 2、「なかった」 :実際にこの漢字を使うわけではありませんが、意味的には「無かった」とお考えになることが可能です。 全く問題はないと思います。 念のためにネットで検索してみましたが、 「死亡者がなかった」3490件 「死亡者はなかった」10,300件 「死亡者が出なかった」656件 「死亡者は出なかった」650件 でした。 「人」というよりは、「そういう不幸な状況」という捉え方をするのかもしれません。 どちらが適当か、という点は微妙で正直申し上げて良くわかりません。 3、おっしゃるとおり、「ピーク時(じ)」です。
お礼
hakobuluさん、早速のご返事ありがとうございます。とてもすっきりいたしました。大変助かりました。 心よりお礼申し上げます。
- shigure136
- ベストアンサー率37% (278/744)
1つご質問を見落としました。 「冷たい腰掛けに座る」 私はこの表現は初めてです。 このような状況を表す言葉をいくつか。 ★ベンチを暖める(レギュラーではなく控え選手としてベンチに座っているので、冷たいベンチが暖まる) ★閑職に追いやられる ★下積みに戻らされる ★奈落の底に落とされる まだまだあるのでしょうが思い出せません。
お礼
たぶん日本語の「ベンチを暖める」と中国語の「冷たいベンチに座る」は一緒です! よく控え選手に使うのですね。ほかの表現も覚えておきます。大変助かりました。 本当にありがとうございました。
- shigure136
- ベストアンサー率37% (278/744)
飛ばされかねない ⇒日本ではどこか遠くに転勤されること(左遷されること)を、「飛ばされる」という表現を使います。 ⇒「おい、あいつ飛ばされちゃったよ」 ⇒「彼は遠くにある暇な支店に飛ばされました」 冷や飯を食われかねない ⇒これは入力ミスでした。 ⇒正しくは「冷や飯を食わされかねない」です。ごめんなさい。 拳骨が飛んできかねない ⇒ご指摘の通り、拳骨(げんこつ)で殴られることをさします。 黒板消しが飛んできかねない その辺にあるコップの水が飛んできかねない ⇒この二つは慣用句ではないのですが、慣用句のように、「黒板消しやコップの水」を引き合いに出して使われます。 もちろん「黒板消し」と「水」に限らなくても良いでしょうね。「手元の書類」、「履いている靴」とかでも。 夕方の混雑時だったら ⇒「混雑時」の「時」の読み方は「じ」です。 「こんざつじ」です。 最後にもう1つ。 (J)出入り口の火も猛烈的に燃えているなら ⇒「猛烈的」とは言いません。 ここは、「猛烈に」です。 ⇒「出入り口の火も燃えている」は、厳密に言うと火は燃えないとか、物が燃えるとかになりますけど、このような表現は十分に通用します。 ⇒ただ、「燃えているなら」ではなく、「燃えていたなら」です。 ⇒「出入り口の火が猛烈に燃えていたなら」 ⇒「出入り口辺りで火が燃え盛っていたなら」 ⇒「出入り口付近にあるものに火が付いていたなら」 ⇒「出入り口辺りで火の手が上がっていたなら」 ⇒「出入り口付近の火が行く手を阻んでいたなら」 ⇒「出入り口で燃える火が逃げ場を奪っていたなら」 などなど、火事の状況を形容する表現は様々です。
お礼
shigure136さん、早々とご返事をいただき誠にありがとうございます。とてもすっきりいたしました。「冷や飯を食われかねない」は「冷や飯を食わされかねない」にするべきなのでしたね。了解いたしました。火事の状況を形容する表現をたくさん教えていただき非常に助かりました。機会がありましたら、使ってみます。 本当にありがとうございました。
- shigure136
- ベストアンサー率37% (278/744)
1.社長のワンマンぶりには参っている。助言を聞こうとしないばかりか、少しでも(G)__ものなら、(H)__かねない 【1-G】 *反論しようものなら *反対意見を言おうものなら *異論を唱えようものなら 【1-H】 *首になりかねない *飛ばされかねない *左遷されかねない *降格されかねない *冷や飯を食われかねない *拳骨が飛んできかねない *悪口雑言雨あられとなりかねない *黒板消しが飛んできかねない *その辺にあるコップの水が飛んできかねない この類(たぐい)の言葉は枚挙に暇がありません。 2.昨夜、大型スーパーが全焼する火事があったが、店の経営者は「出火時には店内に約150人の客がいたが、(I)__は不幸中の幸いだった。もし(J)__、大惨事になるところだった」と述べている。 【2-I】 *死傷者が出なかったのは *死者が出なかったのは *怪我人が出なかったのは 【2-J】 *避難誘導が適切に行われなかったら *夕方の混雑時だったら *日曜日だったら *おとといのお祭りの時だったら 【3ー読み方】 「出火時」ーー「しゅっかじ」 「大惨事」ーー「だいさんじ」 「不幸中」ーー「ふこうちゅう」 *これは「ふこうちゅうのさいわい」までを一まとめに覚える方がよいです。 【4-awayuki_ch さんの解答文の添削】 「自分の意見を言おう」は正しいです。 「自分の異なる意見を出そう」は間違えています。 ⇒「自分の」は不要です。「異なる意見を出そう」 ⇒「自分の異なる意見」という言い方が不自然なのです。「自分の意見」が「相手(社長)と異なる」わけです。 ⇒主語を入れたいのであれば、「私が」「部下が」「社員が」「他人が」などが入ります。 「自分の異論を唱えよう」も同様の理由で間違いです。 ⇒「社長の論旨とは異なる意見」を言うことが「異論を唱えること」です。もちろん自分の唱える、社長に対する異論なのですが、「自分の異論」とは言いません。 ⇒「私が異論を唱えようものなら」のように、「部下が」「社員が」「他人が」などを入れて使うことは出来ます。 「白い目に遭い」という言葉はありません。 ⇒「白い目」を使うのであれば「白い目で見られる」となり、「冷たい目つきで見られる」という意味になります。 「かんしゃくだまが破裂され」は「かねない」とは続きません。 ⇒「かんしゃく球が破裂しかねない」とすれば大丈夫です。 【5-最後に質問文の添削】 問題ごとに次の方面から答えていただければありがたく思います。 ⇒「次の方面」は使いません。 ⇒「次のポイント」 ⇒「次の側面」 ⇒「問題ごとに次のような側面から教えていただければありがたく思います」など。 「参考書の答えは、よろしくないと感じていらっしゃるなら」 ⇒「よろしくない」も使いません。 ⇒正しくない ⇒ふさわしくない 「ほかの答えがありましたら」 この問題は問題自体がおかしいと思います。 様々な状況があって初めて「死傷者」という言葉が出てきたり「死者」だったり、「避難誘導のあり方」が出てきたり、「混雑状況」が出てきたりするのだと思います。 したがって、この問題に「答え」は無いのです。様々な状況をご自分が設定して( )を埋め、その意味が正しく通じるのであれば、どのような言い回しでも「正解」なのです。 ⇒「答え」というより「言い方」とするほうが良いと思います。
お礼
いつもお世話になります。 ご親切に説明していただき誠にありがとうございます。たくさんの言い方を勉強になりました。また、私の回答文のどこがおかしいのか説明していただきとても助かりました。質問文の不自然なところに、今後気をつけます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
補足
>飛ばされかねない 「飛ばす」はここでどういう意味でしょうか。 >冷や飯を食われかねない 日本語の場合は、「冷や飯を食う」というのですね。面白いです。ちなみに、「冷たい腰掛けに座る」という言い方もあるのでしょうか。中国語はこのように表現するので、興味を持っております。 >拳骨が飛んできかねない これは暴力に訴えることを指すでしょうか。 >黒板消しが飛んできかねない >その辺にあるコップの水が飛んできかねない この二つは慣用句ではないですよね。「黒板消し」と「水」に限らなくても良いでしょうか。たとえば、「手元の書類」、「履いている靴」とか。 >夕方の混雑時だったら 「混雑時」の「時」の読み方は「じ」でしょうか。
- he-goshite-
- ベストアンサー率23% (189/802)
こんにちは。いつもながら,日本語学習に対する熱意に敬服です。 質問文に関して… 全体に,かなりすっきりと洗練された日本語表現になっています。日本人でもなかなか書けないくらいのできです。 が,あえて指摘するなら, ・わたしなら,こう書く という程度ですが… >練習問題を完成してみたのですが、 「練習問題に解答してみたのですが、 」 ※「文」を完成するように,という問題でしたので,完成したのは「練習問題」ではなく「文」で,そういう練習問題に解答したのだ思います。 ・間違いではないですが, >問題ごとに次の方面から わたしなら,「次の観点から 」とでも書きそうです。 ・これも間違いとはいえませんが, >参考書の答えは、よろしくないと感じていらっしゃるなら、 これも,わたしなら「参考書の答えが不適切と感じられるなら、 」などと書きそうです。 ※ご質問をいまはじめてこの場で読んだばかりなので,「(前々から)感じていらっしゃる 」ということはありません。「(いま)感じた 」のです。 ・これも書き方の流儀ですから,いけないということではありませんが, 「 日本語を」から「ありがたく思います。」までが地の文(awayuki_chさんご自身の言っている言葉=質問の文)で,その下の1~3は箇条書きですから,その中の文は「丁寧体(ですます体)」ではなく「普通体(である体)」で書くほうが一般的だと思います。例えば, 1.参考書の答えが、不適切だと感じられるなら、どうか教えて欲しい。 2.私の答えで正しいか。 3.豊富な表現を身に付けたいので、ほかの答えがあったら、教えて欲しい。 というような書き方です。
お礼
いつもお世話になります。 質問文について貴重なアドバイスをいただきまして誠にありがとうございます。間違えた表現にこれから気をつけます。また、場合によって、「丁寧体(ですます体)」と「普通体(である体)」の混入でも良いのですね。私にとってとても重要な知識です。大変勉強になりました。 本当にありがとうございました。
- unemerdedechien
- ベストアンサー率24% (31/129)
1.社長のワンマンぶりには参っている。助言を聞こうとしないばかりか、少しでも(G)__ものなら、(H)__かねない (G)自分の意見を言おう 《助言と「自分の意見」はほとんど同じなので駄目です。》 (G)自分の異なる意見を出そう 《「自分の異なる意見」は文法的には可能ですが、かかる語の配列が現実に使われることはごく少ないでしょう。「異見」はもともとは意見と同義だったらしき形跡もあるし。》 (G)自分の異論を唱えよう 《「異論」を「自分」で限定する必要がない。無駄ですね。》 答え:反論しよう 《結構です。これが模範回答なんでしょうね。》 (H)白い目に遭い 《ぜんぜん駄目。「白眼視」の意味が日中でそれほど違うんですかね。》 (H)かんしゃくだまが破裂され 《これも全然ダメ。「破裂され」という受身は絶対に取りません。慣用句だからでしょう。と言って「破裂しかねない」としたとてダメ。癇癪玉ってオモチャっつうか花火っつうか、いや花火じゃないんだけど、て言うのは光じゃなくて音を楽しむ、火薬を使うけど爆竹とも違って火じゃなくて、叩きつけることで発火させる、うーん、そういうものあるのはご存知? それと相互に比喩する関係にあって、うん、どっちがどっちの喩えなのか私にはわからんのです。》 答え:首になり 《ごもっとも。逆鱗はもちろん駄目。》 2.昨夜、大型スーパーが全焼する火事があったが、店の経営者は「出火時には店内に約150人の客がいたが、(I)__は不幸中の幸いだった。もし(J)__、大惨事になるところだった」と述べている。 (I)死亡者がなかったの (I)けが人がなかったの 答え:死傷者が出なかったの 《どれも正解です。自明でしょう。》 (J)出入り口の火も猛烈的に燃えているなら 《「猛烈的」という言い方はありません。「猛烈に燃えた」なら結構。「燃えている」は論外。どうして「いる」なんてものがここで必要と思いましたか? あと、えーっと、火事ってものは下から燃えます。さらに、非常時に脱出口および経路となるところが燃えやすくならないように、日本では法的に規制されています。「出入り口で火が猛烈に燃えたなら」とするなら、一応は可でしょう。》 答え:避難誘導が適切に行われなかったら 《まともな答です。》
お礼
毎度お世話になります。 私の答えを一つ一つご親切に説明していただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
補足
>ぜんぜん駄目。「白眼視」の意味が日中でそれほど違うんですかね。 中国語は「白眼」と言います。日本語は「白眼視」と言うのですね。大変勉強になりました。 >と言って「破裂しかねない」としたとてダメ。 「癇癪玉」はなんとなく分かります。中国でも同じ感じの遊ぶものがありますので。よろしければ、なぜ「破裂しかねない」としてもだめな理由を教えていただけないでしょうか。 >逆鱗はもちろん駄目。 よろしければ、なぜ「逆鱗に触れる」としたら、だめな理由を教えていただけないでしょうか。 >>(I)死亡者がなかったの >>(I)けが人がなかったの >>答え:死傷者が出なかったの >どれも正解です。自明でしょう。 名詞ではなく、動詞のほうは不安でした。「いなかった」でもなく、「出なかった」でもなく、「なかった」が適切かどうか困っていました。 >>(J)出入り口の火も猛烈的に燃えているなら >「燃えている」は論外。どうして「いる」なんてものがここで必要と思いましたか? あと、えーっと、火事ってものは下から燃えます。さらに、非常時に脱出口および経路となるところが燃えやすくならないように、日本では法的に規制されています。「出入り口で火が猛烈に燃えたなら」とするなら、一応は可でしょう。 火事を経験したことがないので、どのように燃えるのかよく分かりません。ドラマ、映画などのシーンを見て、なんだか出入り口で火が猛烈に燃えているなら、主人公がほとんど死んでしまいます。 「いる」を使った理由は、ぼうぼうと燃え盛っている火という一場面がまるで一瞬私の目の前に浮かび出したように感じたからです。
- Nouble
- ベストアンサー率18% (330/1783)
1.社長のワンマンぶりには参っている。助言を聞こうとしないばかりか、 少しでも逆らおうものなら、逆鱗に触れかねない 2.昨夜、大型スーパーが全焼する火事があったが、 店の経営者は「出火時には店内に約150人の客がいたが、 火の手の回りが早くなかったのは不幸中の幸いだった。 もし、混雑時だったなら大惨事になるところだった」と述べている。 2.昨夜、大型スーパーが全焼する火事があったが、 店の経営者は「出火時には店内に約150人の客がいたが、 比較的空いている時間帯だったので不幸中の幸いだった。 もし、混雑時だったなら大惨事になるところだった」と述べている。 問題文は自然なものと思いますよ 「出火時」 しゅっかじ 火事の起こっている間 「大惨事」 だいさんじ 惨事の大規模なもの 「惨事」 さんじ 惨たらしい出来事・悲惨な事件 「不幸中」 ふこうちゅう 不幸な出来事が起こっている状態 (H)の「白い目に」は「酷い目に」の間違いでしょう 「自分の異なる意見を出そう」とは普通言わずに 「異を唱えよう」 「意を挟もう」 (特に「誰が」と記述がない場合「唱える」のは自らとされる) が普通でしょう 自らの行動を表すときの「自分」は 他人が自らの行動を物理的に司るとは余り考えられないので 省略されるケースが多いですね
お礼
早々とご回答いただき誠にありがとうございます。「逆鱗に触れる」、「火の手の回りが早い」はいいですね。私にとって知らない新しい表現です。読み方もよく分かりました。とても参考になりました。 本当にありがとうございました。
補足
>「白い目に」は「酷い目に」の間違いでしょう いいえ、違います。『「冷淡な目つき。白い目」に遭遇する』という意味を表したかったのです。
お礼
いつもお世話になります。 ご丁寧に説明していただき誠にありがとうございます。「白い目」の使う通常のシチュエーションがよく分かりました。私の回答を一々説明していただき心より感謝いたします。豊富な言い方も大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
補足
>「蹴飛ばされ」 「蹴飛ばす」はここでどういう意味でしょうか。おそらく暴力に訴えることを指すのではないでしょう。 >「死亡者がなかったの」(△) >「けが人がなかったの」(○) 動詞のほうは不安でした。「いなかった」でもなく、「出なかった」でもなく、「なかった」は適切なのでしょうか。 >来店のピーク時だったら 「ピーク時」の「時」は「じ」と読むのでしょうか。