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合意の上・下の使い分け
「合意の上」「合意の下」という言い方を聞きますが、 両者に使い方の違いはあるのでしょうか。 全く個人的な印象ですが、 上は個人レベル、下は組織間などで使うのかな?と いう印象があります。本当はいかがでしょうか。 詳しい方、ご教示下さい。
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「合意の上~」の「上」は 「~してから」「~した後」「~の条件で」と言い換えることができます。 行動の順序をあらわすと共に、「上」の後にくる行動の条件もあらわします。 例 「熟慮の上離婚した」 「検査の上診断を下した」 「検討の上でご連絡いたします」 「合意の下~」の「下」は 「影響が及ぶ範囲で」「影響下で」と言い換えられると思います。 例 「法の下での平等」 「監視の下にある」 「両親の下で育つ」 「監督の指導の下、県大会で優勝した」 「上」と完全に違うのは、行動の順序はあらわさないところです。 ですから、「合意の上」「合意の下」で例文を作りますと 合意の上 「彼らは合意の上離婚した」 「女性はセクハラだと言ったが、男性は合意の上だと主張した」 「そのプロジェクトは両社が合意の上で進められた」 合意の下 「彼らは両親の合意の下、結婚前に同居を始めた」 「そのプロジェクトは両社の合意の下で進められた」 「そのプロジェクトは~」の二つの例文、意味の違いはおわかりいただけますよね? こんなところでしょうか。
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- luune21
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「合意の上」の場合の「上(うえ)」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%B8%8A&stype=1&dtype=0 この辞書の項番6.(2)の意味です。 --上記辞書からの引用-- (2)…したのち。…した結果。「相談した―で返事する」「知的探検家の努力の―に現代科学は築かれている」 -- つまり、「合意が形成されて、そののち」とか「合意の結果」といいうような時間の移動が含まれた語感になります。 「合意の下」の場合の「下(もと)」は、 本来「本」で、↓参考URLの辞書の項番3.の意味です。 --上記辞書からの引用-- 3 その規則や支配力の及ぶところ。「厳しい規律の―で生活する」「監視の―におかれる」 -- つまり、合意に関係している話題の状態をさしていることになります。
お礼
上・下で辞書を引けばよかったのですね。 基本的なことに考えが至りませんでした(汗 分かりやすいご説明をいただきありがとうございました。
お礼
例文を用いての分かりやすいご説明をいただき ありがとうございました。