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He is widely read. の解釈
He is widely read. は、次のうち、どちらの意味でしょうか。 1.彼はいろいろ多くの本を読んでいる。 2.彼の作品は多くの読者を持っている。 それとも、どちらも可能なのでしょうか。
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Gです。 こんにちは!! 直接回答させていただくのは久しぶりですね。 私は文章のフィーリングは単語や文章だけで表現するとは限らない、そして多くの場合TPOが影響してくるために前後するフィーリングの直接的な説明と間接的なフィーリングではっきりしてくる、と書いてきました。 つまり、この文章をいう人には「言いたい事があるはずだ」だけどこの人にはそのフィーリングを出せる表現力があるのか、あってもそれを理解できる読者・聞き手が読んで・聞いているのか、によってちゃんとフィーリングが伝わるかどうかが変わってきますね。 あくまでも、フィーリングとはいう人・書く人から始まっているのです。 つまり、読む人・聞く人はそれなりの読解力と言うものが必要だと言うことであるか、と言う事でもあるわけです。 さて本題ですが、He is widely read.のreadのもつ形容詞的フィーリングにはご質問でも指摘しておられるように「読んで知識を持っている」と言うフィーリングと「読まれている」というフィーリングがあります。 もちろんどちらの過去分詞から定着した形容詞のフィーリングなわけですが、ひとつはhave readと言う完了形から発展したフィーリングであり、もうひとつはis readと言う受動態のフィーリングを表現するために使う単語として使われているわけです。 ここで気が付いてもらいたいのは、完了形から来たreadのフィーリングが必ずしも「読んだ」のフィーリングではない、と言う事なのです。 日本語のカタカナ語の多くがもともとの英語のフィーリングが100%そのまま出されているとは限らない(メールのように)様に、今回のreadの形容詞的フィーリングが「読む」が間接的フィーリングに変わり「読んだために知識が増えた」つまり「(読んで)知識をたくさん持っている」knowledgeable through readingと言うフィーリングに変わって行ったわけです。 つまり、#1はreadと言う動詞の元々のフィーリングが出すぎてしまった訳とも言える訳になりがちなのです。 しかし、訳通りに理解されてもいいかもしれないけど、、、、と言わなくてはならないことがもうひとつあります。 それは、widelyと言う単語のフィーリングです。 多くの人に読まれているとフィーリングを出すためにwidelyと言う単語を使うことは問題ないですね。 しかし、knowledgeableの表現にwidelyを使って果たして多くの本、または、広い知識、と言うフィーリングが出せるだろうか、と考えると、私には違和感を感じさせるものがあるのです。 しかし、幅広く読む、と言うフィーリングを出すにはhave read widelyと言う表現はまったく問題ありません。 では、よく使うwellではどうか、と言う事になりますね。 well knowledgeable, is read well (by many).両方とも違和感を感じないですね。 つまり、widelyではなくwellだったらどうだろうか、とご質問を拡張する必要がでてきたと感じます。 He is well read.ならどうでしょう。 もちろん#2ですね。 じゃ#1のフィーリング(読んだ、ではなく、読んで知識を持っているというフィーリング)はどうでしょう。 非常によく使われている表現の一つとして、He is interested in xxxがありますが、中学の頃から「洗脳的に」xxxに興味があるという意味だ(私流に書くと、興味があるというフィーリングを伝えたい時に使う表現と説明するわけですが)といい聞かされているので問題のない(邪推を持たせない)表現ですね。 しかし、edが入ってくる以上どうしても「興味をそそられた」「何か・誰かによって興味を持つようになった」と言う受身的フィーリングを否定することは出来ません。事実よく考えればそうなんですから。 そうすると、He is well read.と表現すると、どうしてもこの受身的フィーリングが出てきて「よく読まれている(敬語の表現ではなく受身の表現として)」と言うフィーリングを受け取ってしまうわけです。 では本当にそうなのか、というと、逃げ道と言うか、裏わざと言うか<g>、多くに人に「読んで広い・深い知識を持っている」と言うフィーリングを受け取ってもらうために、ほかの人はどうやっているかと言う事を考えるわけですね。 ほかの人がやってそのフィーリングを出していると言うことが分かればその表現方法を使えば多くの人も分かってもらえる、と言う言葉の根本的性質を理解すると言うことなわけです。 ではどうしているか、というと、今回のご質問と直接関係してくる表現方法としては、well-readと言う形容詞、very knowledgeableのフィーリングをもつ定着中(wellreadになる前)の表現方法を使うことで表現できるわけです。 もうひとつの表現方法はもちろんどちらのフィーリングを出しているのかをもっとはっきり出すために前後する文章を「作る」と言う事になります。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- Chicago243
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この例のread のように、過去分詞で能動形の様な意味を持つ語はあるのでしょうか mistake (mistaken)とかでしょうか。 ・ You aren't mistaken, are you? 何かの間違いじゃないだろうね?
お礼
ありがとうございます。 mistaken も、能動形の意味になりますね。This book sells well. のような表現もあり、英語での能動、受動の捕らえ方は、面白いものがあると、改めて思います。
- asakiyume
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初めて「教えて!」板にうpさせていただくasakiyumeです。ヨロシク。 Gさんの深くて頭のよさそうな回答にさらに何も加える必要はないかもしれないが、一応質問者さんのため、もう少し簡潔(っていうか、簡単)な一言の助言をさせてくいただきます。 tsutom06さんも教えてくださったが、ここで「文脈」がkeyだと思います。 というのは、He is widely read に一般的に使われる意味が、以上の回答にも書かれた2つあること。つまり、文脈は無いと、ネイティブだって分かるまいということですね。性格・趣味など、本人の人柄の話ですか、それとも作家である本人の'仕事柄'の話なのか確かめたら意味が分かるじゃないでしょうか。 でも確かにこの文は特に面白いですな。それは、「あ、やっぱり趣味などを述べているのだけです」と、文脈から読んでも、もし本人は作家にしたら.. もう、本当の意味が永遠に謎のままで.. 例えば: Mr Smith, the famous author, is a charming man. He enjoys golf on weekends. He is very widely read. His new book has been especially popular in the UK. こうなったら、もう笑って、書いた人のせいにするほかありませんね。
お礼
ありがとうございます。 やはり文脈依存なのですね。 be widely read の他に、be widely ....の似た表現ってあるのでしょうか。
- Chicago243
- ベストアンサー率38% (401/1043)
read adjective having knowledge gained by reading (usually used in combination): a well-read person. read adj. Informed by reading; learned: only sparsely read in fields outside my profession. readを形容詞とみると本で知識を得ているという感じになるので、1の解釈に近いですが少し違いますね。 2の解釈もあり得ると思いますが確信はありません。
お礼
ありがとうございます。 read の形容詞用法でこういう意味が定義されているのですね。知りませんでした。 他にも、この例のread のように、過去分詞で能動形の様な意味を持つ語はあるのでしょうか。
- tsutom06
- ベストアンサー率20% (18/86)
No. 1 の回答を訂正します。 調べてみると, 文脈によってはどちらも可能のようです。 しかし, 誤解を避ける意味もあってか, 1. の意味の場合には, 具体的にどんな分野なのかを説明する文が続く場合が多いようです。
お礼
ありがとうございます。 He is read. では、「彼は本を読んでいる。」と言う意味にはならないですよね。ですから、widelyが鍵だと思うのですが、 be+widely+過去分詞 で、「いろいろなことをしてきている、広範囲でやってきている」のように能動形の意味を持つことが出来る動詞は、read の他に何があるのでしょうか。
- tsutom06
- ベストアンサー率20% (18/86)
2.彼の作品は多くの読者を持っている。です。受動態です。 1.は be 動詞と過去分詞で, 現在完了形を考えてるのでしょうが, この文章の形ではその意味では使いません。
お礼
ありがとうございます。いつも、生きている英語の感覚で答えていただき、とても感謝しています。 >knowledgeableの表現にwidelyを使って果たして多くの本、または、広い知識、と言うフィーリングが出せるだろうか、と考えると、私には違和感を感じさせるものがあるのです。 そうなのですか。自分は、read よりも、widely のほうに「いろいろ読んで知識がある」のような意味を作り出す役割があったのかと思っていたのですが、違うのですか。実を言うと、widely の使い方がちょっと気になり、辞書を読んでいたら、be widely read の用例が出てきていて、それが、「いろいろな本を読んで知識がある」のような意味だったのです。それで、あれ、「よく読まれている」で普通使うのではと感じ、質問させていただいたのです。 >edが入ってくる以上どうしても「興味をそそられた」「何か・誰かによって興味を持つようになった」と言う受身的フィーリングを否定することは出来ません。 確かにそうですね。感情表現というか、そういうものの難しさを感じます。 >質問と直接関係してくる表現方法としては、well-readと言う形容詞、very knowledgeableのフィーリングをもつ定着中(wellreadになる前)の表現方法を使うことで表現できるわけです。 そうですね。こう表現すれば、混乱することはありませんね。 ありがとうございました。