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陣笠のあごひも
よく陣笠をかぶった代官とか奉行がテレビでチャンバラをすると陣笠のキャップが取れてあご紐だけになったりしてますがあの陣笠のキャップは取れやすいものなのですか?すると修理もしやすいものなのでしょうか。
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お久し振りです。 陣笠は、古くは室町時代中期あたりから主に足軽用として鉄製陣笠が出現し、江戸時代になってから役人用の物や平陣笠等のバリエーションが広がった陣笠が出現します。これらの物は主に革に漆塗り製ですが、幕末期には韮山傘のようなコヨリ編みに漆塗り製が出現します。 さて一般に陣笠には、あご紐を付ける装置として笠本体に小さな金属製の突起が4個程取り付けてあります。 形状は、女性が髪を止める昔ながらのピンをご存知ですよね・・・極端に表現すれば針金を2つ折にしたような形^^。 あのような形のピンを笠の内側から刺し、表で足を開いて固定しています。ですのでピン自体はなかなか外れません。 このピンに、紙製コヨリ、細い麻紐、細い革紐等を通し、それを太いあご紐に結び付けあご紐を固定しています。ですからピンは壊れにくいものの、ピンとあご紐を連結している細い紐は、古くなると切れやすいです。ですが、連結紐を取り替えるだけで修理は容易に行なえますよ。
お礼
お世話様です。マイナーな質問に回答いただきましてありがとうございます。参考になりました。Ok webは回答者に直メ出来ないようで残念です。m(._.)m