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将来のフリーキャッシュフロー

企業価値を評価する際に、将来のフリーキャッシュフローはどうやって予測するのでしょうか。

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回答No.1

非常に難しい問題です。 まず、フリーキャシュフローは、純営業キャシュフロープラス減価償却費マイナス設備投資金額で出てきます。つまり、減価償却費と本業から得た利益の現金ベースで割り出せると言う事です。問題は、現金ベースでの利益水準を割り出せるのかと言う事ですが、これは難しいですよね。色んな予測をしますが、なかなか予測できない。ですから、予測するのは難しいく答えは出ないと言う事ですが、いくつか言える事を書いてみましょう。もし、フリーキャシュフローが厚く、っということは、本業から上がった現金ベースでの利益と減価償却費よりも相当低い設備投資をしているということになります。そうすると、自然に、フリーキャシュフローが厚くなり現金が積み上がることになります。そうすると、競争力が必然的に将来下がることになりかねませんので、将来のキャシュフローが、営業力の低下から、下がるかもしれません。では、フリーキャシュフロー内で設備投資をしている場合は、本業から上がるキャッシュフローと現金が出て行かない減価償却費内で設備投資するわけですから、財務的には健全に設備投資計画が立てられっていると思います。もし、それ以上の設備投資をする場合、資金を借りてこなければならず、財務キャッシュフローはプラスになります。 答えになっていないかもしれませんが、もし会計学の答案を書くならば、フリーキャッシュフローの構成要素は、現金ベースでの営業キャッシュフロー(本業から上がる営業キャッシュフロー)プラス減価償却費マイナス設備投資資金と書く。そして、最重要の営業キャッシュフローの期待値は、短期的には予測可能かもしれないが、将来中長期的に見ると、予測は困難と指摘する。これだけ経済の変化が激しい時代ですから、下方修正や上方修正してくる企業もたくさんいる訳ですから、やっぱり、将来キャッシュフローの予測は難しいと再度指摘。 ただ、問題がもっと簡単で、キャッシュフローの予測値が所与で与えられている場合、キャシュフローの予測値が%表示されます。伝統的アプローチを使うと、単に所与で与えられている%の一番高いやつを選びます。もうひとつのやり方もあり、期待キャッシュフローアプローチと言うのもありますが、これは加重平均で出します。伝統的アプローチも期待キャッシュフローアプローチも米国会計学で出てくる概念ですから、tellさんがほしい答えではないかもしれません。もし会計学の問題で、期待キャッシュフローの予測値の出し方を教えろ!と来た場合、実際のビジネスでは、こんなやり方は使わないと思いますが、先ほど指摘した、2つのアプローチがあることはあります。ただそれを書いても得点になるかどうかまでは、責任を負えません。米国会計には、Statement of Financial Conceptsという会計の概念規定をしている概念指針を記述した本があるのですが、そこに期待キャッシュフローの記述があり、先ほど述べた2つの記述があります。 もし、キャッシュフローについて勉強したいのでしたら、信越化学の財務担当の常務さんが書いた、非常に分りやすい本があります。一読すると、キャッシュフローについて分ると思います。常務さんの名前は、金児昭さんです。

tellmepls
質問者

お礼

いつも教えていただいて本当にありがとうございました。今のご回答は、初心者の私にもう少し吟味させてください。ちなみに、私の質問は、じつは会計問題ではなく、コーポレート・ファイナンスの問題でした。

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回答No.2

私はいつもDCFを用いているのですが、FCFの算出は 過去の業績分析→財務諸表の再構成を経て 1、将来予測の期間と詳細の決定 2、シナリオの策定 3、シナリオの業績予測への転換 4、複数業績予想シナリオの作成 5、一貫性と整合性のチェック というプロセスを踏んでいます。

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